荒馬のつれづれ日記

好きなことを、好きな時に徒然と綴る日記です。

『ちはやふる』上の句・下の句

みなさん、こんばんは。

この後、映画を観る予定で、とってもワクワクしている荒馬です。

 

今月は映画鑑賞を多くしています。

映画は一度見始めると、約2時間の縛りがあるので、

なかなかゆっくり腰を据えられない荒馬。

それでも、自宅で観るときには、一時停止ボタンを使いながら、

集中が途切れる時間をおかずに観られます。

 

以前も書きましたが、

百人一首】に異様に、過敏に反応してしまう荒馬。 

fuku-fukuro.hatenablog.com

 漫画では読んでいるのですが、

映画で観たことがなかったので、

ちはやふる』上下2巻同時にレンタルしてきました。  

 

 

競技カルタは、やはり映像で観た方が、

迫力が違うのだろうと思うのですが、

これから観るので、どのくらいの迫力なのか…。

 

北海道で親しまれている競技カルタとは、

ルールや競技スタイルも違うと思うのですが、

それでも、百人一首百人一首

あの面白さは、やったことのある人なら言わずもがな。

観たことのある人も、やらないまでも伝わるかも…。

 

この映画や漫画を通して、どのくらいの人が興味を持ち、

実際にやり始めたのだろう…と思ったりもしますが、

実際に行動に移すほど、心揺さぶられる人は、

案外、少ないのかも知れません。

身近で手軽でというモノなら、すぐに始められますが、

稽古場や教室などを探すとか、

練習動画が多くアップロードされているとか、

教本などが充足にあるとか、

複数人が必要だとか、

そんな壁に阻まれる人が、圧倒的な気がします。

 

荒馬がやっていた、下の句競技カルタの場合、

市内全域の各地区で稽古ができ、

住んでいた地区の町内会(自治会というのかな)も

当時は強かったので、指導者も人数も恵まれていました。

お陰で、市内大会のみならず、

上の大会へ出場することもできたくらいです。

 

何かを始めたいと思っても、

金銭的・時間的余裕の有無。

通える環境の有無。

それが第1の関門。

 

その後は、近場でやっている場所があるのかということ。

北海道で言うと、

そのほとんどが【札幌】なら開催されている率は上がります。

しかし、

北海道は広い。

荒馬の住む地域からは、車で5時間かかります。

飛行機を使えば早いですが、LCCなんて存在しないので、

とにかく高い。

 

あの講座を受けたい。

あの勉強会に出たい。

〇〇のライブに行きたい。

あのイベントに参加したい。

 

個人の条件が揃っても、距離で諦める人も多くいます。

だって、必ず宿泊が伴うから…。

荒馬も、宿泊が伴うものに関しては、

かなり色々な準備が必要です。

凡師さんの仕事の都合をつけてもらわねばならず、

そこには、必ず、そこをカバーする人が生まれます。

さらに、

凡師家の場合は、訪問看護師さんの手を借りねばならぬ時も。

 

自分が思ったように行動できる人は、

「理由ばかり並べてないで、行動しなよ」

「そこまで強い意志じゃないんだね」

「そうしているうちは、何もできない」

と言います。(実際に言われたことも)

 

それでもさ、

きれい事抜きで、【どうしたって無理な事は存在】するのです。

奇跡の連鎖がなければという事だって。

相手の状況を慮れない言動は、

その人が、どんなに優れた事をやっていても、

素晴らしい言葉で語っていても、

荒馬は、

1㎜も心が動かされません。

 

【できる】【やれる】ことは精神論ではありません。

当たり前のことではなくて、

そこにも、恵まれた環境が存在するのです。

もちろん、

努力や調整で実現しうることだってたくさんありますが、

どう逆立ちしたって…ということだってたくさん。

 

その点では、

荒馬は恵まれた環境に置かれている側だと思います。

行動を起こそうとすれば、

何とか実現できる環境にいます。

やりたいこと全部、何度も何度もだと、

家族や周りの人の負担が増すので、

あまり自分優先で生きないように戒める日々です。

 

ブログを書きながら、

荒馬の置かれた状況を再認識しました。

ついつい、

マイナスに考えがちだったり、

どうせ…となってしまいますが、

案外、それは思い込みが強かったり、悲劇のヒロイン症候群だったようです。

 

今の自分に感謝しないといけませんね。

 

 

 

 

充実感

みなさん、こんばんは。

ドキドキして、ワクワクして、

ホッとして、スーッとした荒馬です。

 

本日、半年以上前から依頼を頂いていた

絵本セラピー®開催の日。

自宅から車で片道40分ほど。(冬道なので…)

いつも強風吹き荒れる地域なのですが、

今日はことさらに強風。

自宅近くも強風。

会場近くも強風。

普段は、軽自動車を乗っているので、

走りながらも車が押されて、反対車線にいきそうになります。

運転に集中しながらも、

発声練習や噛まないための練習として、

歌を歌いながら運転しました。

 

そんな運転の緊張感と絵本セラピー®直前の緊張で、

ドキドキしながらの道中。

初めてお会いする方々の前で、

絵本を読み、話をするので、台本を作成し、準備万端には

するのですが、やはり緊張はするものです。

ただ、この緊張感、

日常生活の中ではないので、とても良い心と脳の刺激になりました。

 

やっている最中は楽しくて嬉しくてワクワクが止まりません。

男性・女性半々で20名ほど。

地域の子育てネットワーク会議の場でやらせて頂きました。

みなさん、

反応がとても良くて、笑い声が聞こえたり、思わず声を出しながら

読み聞かせに夢中になってくださいました。

シェアリングの最中も、話が盛り上がって、最高!!

 

終了後、開催校の校長先生と1時間ほど話をして、

ホッと胸をなでおろし、

行きは、吹雪の中のドライブだったのですが、

帰りは晴天。

気持ちも天気も晴れやかに、

ご機嫌で、また歌いながらのドライブ。

 

自宅に到着してからは、

気持ちがますます晴れやかになり、

爽快感というか、心の荷が落ちて軽やかで、

そよ風が通り抜ける開放感がありました。こちらがスーッ。

 

この【自分の時間】【楽しい時間】【やりがいのある時間】は、

母や妻の時とはまた違う時間です。

こういう場が、たまにでもあるだけで、

本当に気持ちに余裕を持ち、

ネガティブにならずに日々を送ることができます。

 

この1ヶ月で、5件の依頼を頂き、

4回目が終わりました。

本当に有り難いことです。

必要としてくれたり、興味を示してくれたり、

求めてくれたり、

これは、荒馬自身に向けてというよりも、

【絵本の力や魅力】に対してのものと分かっているのですが、

それでも、

とても嬉しくなります。

 

「絵本は、子どものためのものと思っていたけれど、

  深くて、面白くて、もっともっと読み聞かせをしてもらいたい」

「あと2時間くらい続いても、絶対に飽きない」

「別のテーマの絵本セラピーをもっとたくさん受けてみたい」

「今日、来られなかった人にも、参加して欲しい」

そんな声をたくさん頂きました。

 

もっともっと絵本の魅力が広がると嬉しい。

絵本セラピストがそこにいなくても、

絵本を手に取る大人が増え、子どもと共有したい、

大人同士で、話し合いなどのツールで使いながら、

お互いに読み聞かせをしあう光景。

 

わー、とっても素敵です。

 

 

『好きっていいなよ』『先輩と彼女』

みなさん、こんばんは。

高校生のピュアな恋愛映画を観た荒馬です。

 

映画が観たい

でも、

ガッツリというよりは、

ちょっと気を抜いても見られる映画が…。

こんな風に観たいと思うのは、めったにないので、

自分でも意外な感じでした。

AmazonTVで、早速、見放題の映画を探しました。

海外作品は、字幕で観たいけれど、今日は邦画の気分。

見放題のラインナップは、観たことがない映画が多く、

何度も何度も行ったり来たり。

「これは面白そうだけど、パワーが要るなぁ」

「ゲラゲラ笑いたいわけじゃないんだよなぁ」

「ちょっと重たいなぁ」

「観た後、眉間に皺が寄りそうだなぁ」

などとブツブツ言いながらも、いっこうに選べない。

 

そして気軽に観られて、さらに、荒馬はとうの昔に忘れてしまっている

ピュアな恋愛映画を観ることに。

しかも、高校生が主人公。 

好きっていいなよ。 通常版 [DVD]

好きっていいなよ。 通常版 [DVD]

 

  

映画「先輩と彼女」特別版 [DVD]
 

 この2本を観ました。

恋愛映画はあまり観ないのですが、挑戦。

 

感想はと言うと、

高校生なら、ワーキャー言うんだろうなぁ。

高校生なら「分かるーーーー」ってなるんだろうなぁ。

この映画の面白さを理解するには、あまりに歳を取り過ぎました。

 

あんな恋愛、もう二度とできないし、

しないんだろうなぁと思いました。

今、仮に恋愛をしたとして(倫理的・道徳的にはアウトの風潮ですけど)

ドキドキしたり、胸キュンはあったとしても、

ああいう形には、絶対にならないだろうと。

 

それでも、

遠い遠い、中高生時代の恋愛を思い出しながら、

甘酸っぱさ・大人になる直前の重さと軽さを

楽しみながら観ることができました。

 

あの頃は、学校が生活のほとんど。

恋愛・友情・部活だけでも、いっぱいいっぱいで、

余裕がなく、山あり谷ありが、めまぐるしくやってきていて…

 

たまには、こういう時間の過ごし方も良いなぁと思いました。

今度、

女子中高生が読みそうな漫画を借りてきて読んでみようかなぁ。

 

教師時代は、よく読んでいました。

四季ごとに、中高生が好きそうな雑誌を買ってみたり、

音楽も、中高生が押している曲を聴いたり。

そういう若者文化に触れるのって、

本当に刺激になります。新しい視点が生まれたり、発見があったり。

生徒達へ媚びているわけではなく、

自分がすでに考えられなくなっている思考や発想が、

それらによって、呼び起こされる気がしました。

 

そして、今、自分が、

もうそこにはいないのだと実感し、

今生きている世界を、

自分なりに楽しく幸せに送ろうと思っていました。

「あの頃に戻りたい」とは、これまで一度も考えたことがありません。

あの頃に戻ったところで、きっと、いえ、絶対に同じだと思うので。

あの頃は、あの頃の荒馬なりに、

十分にやりきった気がします。

 

だからこそ、今があるのだと。

その瞬間が欠けても、今の自分は生まれないわけで、

リセットしたいほど、後悔していることや、やり残したことはありません。

その時、その時、

ベターでベストの選択をしていたと信じたいです。

 

見終わったあとの、あのライトな気持ちも良かったです。

「終わった。さて、洗濯でもするかっ!」

「終わった。本でも読むか、あっ、夕飯は何にしようかな」

さっと、日常に戻れるライト感。

 

プチリフレッシュには最高です。

 

明日は、車で40分ほどドライブし、

絵本セラピー®をやってきます。

ちょっと緊張してきました。

今日は早めに布団に入ろうと思います。

 

 

 

 

 

『音楽は心と脳を育てていた ヤマハ音楽教室の謎に迫る』

みなさん、こんばんは。

ヤマハ音楽教室に通っていたことがある荒馬です。

 

今日はこの本をようやく読みました。

興味があったのに、なかなか読めなかった本です。 

音楽は心と脳を育てていた ヤマハ音楽教室の謎に迫る

音楽は心と脳を育てていた ヤマハ音楽教室の謎に迫る

 

ヤマハメソッドなるものがあったのだと初めて知りました。

言われてみれば、心当たりが…という部分がたくさん。

著書の中にもあったのですが、

これはできて当たり前だと思っていたことが、

実は、ヤマハに通っている子達しかできなかった。

確かに、そんなエピソードがありました。

音楽を楽しむことを目的にしているヤマハ

8年ほどしか通っていませんが、

ヤマハも、今の荒馬を作ってくれた存在なのだと思いました。 

 

とにかく習い事をしたかった幼少時。

自宅にはオルガンがありました。

荒馬は、オモチャ代わりに、いつも弾いていました。

聞こえてくる音をオルガンで弾いたり、

TVで聴いた音楽を、耳コピしながら歌っていたとか…。

音を探して弾くのも、遊びでした。

母が「この子、天才かも」と思ったらしく、

ヤマハ音楽教室へ。

母の理想は、毎日スカートをはき、おしとやかで、

黒く長い髪の毛のピアノができる女の子だったそうです。

真逆の荒馬。

山や森の中を駆けずり回り、秘密基地をたくさん作って、

短髪の活発少女でした。

理想に少しでも近づけたいと思ったのかもしれません。

そして、音楽教室見学の時に、

ピアノかエレクトーンを選択する場面がありました。

母は迷わず「ピアノで」

荒馬は迷わず「エレクトーンで」

本人がやりたいならと、エレクトーンに決定。

こうして、初めてのお稽古事がスタートしました。

 

通い始めて3年間は、家にあったオルガンで自主練。

自分で、教室で使うエレクトーンの寸法をはかり、

自作で、足の鍵盤(ベースといいます)を作成し、

音は出ないまでも、足で弾く練習もしました。

それなりのレベルになってきた時、

両親がエレクトーンを買ってくれました。

当時、いえ今もですが、エレクトーンは非常に高額な楽器。

目が飛び出るほどの金額だったのですが、

「これで、大好きなエレクトーンが、もっと大好きになるね」

「練習を頑張って、楽しく、レベルアップをしなさい」

と両親が言ってくれました。

 

当時は、嬉しくて楽しくて、1日4、5時間弾いていました。

休日は、部屋の窓を開け放ち、【勝手にリサイタル】を開催。

そのうち、近所の方から、

「日曜日に聞こえる、荒馬ちゃんの演奏が楽しみなのよ」と

言われて、リクエストを聴いて、その曲を弾いたり…。

母も楽しみにしてくれて、

エレクトーンを弾き始めると、家事の手を止めて、

お茶をすすりながら、聴いてくれていたようです。

 

中学生になり、部活の全道大会とエレクトーンの全道大会が重なり、

自分の意に反して、部活の方を選択しなければならず、

それがきっかけで、

エレクトーンの講師の先生とぎくしゃくしてしまい、

辞めてしまいました。

グレードという、昇級試験目前で、もっと上を目指していただけに、

悔いが残りました。

しかし、

その時すでに、かなりのお金を親に使わせてしまっていると知り、

バイトもできない中学生には、申し訳ない気持ちだけが残り、

辞めることへの気持ちも固まったのは覚えています。

 

エレクトーンを買ってもらい、月謝もけっこうな額。

レベルが上がるのは嬉しいのですが、

その度に、新しい楽譜・昇級試験・特別レッスン。

発表会の時には、その洋服などなど、

習い事を続ければ続けるほど、お金がかかります。

将来、

音楽を仕事にしたいわけではなく、趣味としてもう少しレベルを上げたい。

というくらいの熱量のために、

親が必死に働いて稼いだお金を使わせているのが、申し訳なくて…。

 

音楽は、好きなら続ければいい。教室に通わなくてもできる。

そう、荒馬にはエレクトーンがあるから。

 

ストレス発散で弾き、嬉しくて弾き、悲しくて弾いていました。

 

働くようになってから、すっかり遠のき、

退職して、また再び弾くようになりましたが、

ここ2年ほどは、また遠のいています。

 

久しぶりに、弾いてみようかなぁ。

小小凡師くんが、観客になってくれるはずなので…

『よっつめの約束』

みなさん、こんばんは。

親から言われた言葉や約束を思い出してみた荒馬です。

 

今日はまず絵本の紹介から。 

よっつめの約束

よっつめの約束

 

お姉ちゃんは、

「もう、寝ないことにした」「もう、笑わないことにした」と

突然言い出して、その通りに行動しようとする弟を心配します。

お母さんも、保育園の先生も心配しています。

しかし、お姉ちゃんにはその理由が分かっているんです。

うまく言葉で表現できないけれど……。

 

お姉ちゃんは、亡くなったお父さんと交わした約束を思い出します。

1つめ:自分の事を大切にするんだよ。

2つめ:周りの人をた大切にするんだよ。

3つめ:大人になったら、ありがとうと言われるような仕事をするといいね。

そして、

4つめは、お姉ちゃんは思い出せません。

それを考えるうちに、どんどん弟の気持ちが分かってきます。

弟に伝えたい・教えてあげたい。

自分にもその気持ちが分かること。お父さんとの約束。

そして、4つめも思い出すことができます。

弟にきちんと教えてあげる、お姉ちゃん。

その4つめの約束とは……

 

愛する家族を失った悲しみ というのは、

大人も子どもも、つらいものです。子どもならその大きさは計り知れません。

それでも、大切な大好きな家族だったからこそ、

交わした約束は、かけがえのないものに変わるのかもしれません。

 

荒馬父は健在ですが、荒馬母が亡くなって11年が経ちます。

母とは、会話も対話もたくさんしました。

小難しい話もたくさんしました。

「お母さんは、子どもだから分からないだろうと思わずに、

 どんな話でもするよ。そして、色んなことを聞くから、

 頑張って考えて聞かせて欲しい。」

 

思えば、両親ともにそうでした。

荒馬が中学生になる頃には、いわゆる【大人の話だ】ということも

話してくれたり、相談してくれたり、意見を求めてきました。

兄も含めて、よく話をしました。

バカにせず、いつも耳を傾けてくれては、

両親の思いも話してくれていました。

 

親戚との話・仕事の話・勉強や学ぶことの話。

恋愛の話など、多岐にわたりました。

 

きちんと考える力がつきました。

難しくても、理解しようとする力もつきました。

言葉にする力もつきました。

 

大人になって、荒馬家で当たり前のことだったことが、

みんなそうなのだとおもっていたことが、違う事を知りました。

議論すること、考えようとすること、

その素地が子ども時代にあることの強みを知りました。

 

だから、友達と話が合わないことが多かったんだ。

どうして、こんなにも浅い考えの人が多いのだろうと思っていたけど、

なんとなく分かったぞ。という気持ち。

自然と、そういう環境の中で育った人と

仲良くなることが増え、そこが、さらに磨かれました。

 

親からの教えや、親が大事にしていたことを挙げると、

普段気付かないところで、たくさん残っていることに気付きます。

 

今でも父や兄とは、よく難しい内容で話をします。

子どもを、一個人として扱ってくれた両親に感謝しています。

そして、

絵本にもある、4つめの約束のことも、よく考えます。

荒馬は、少し特殊なケースなのですが、

それでも、今になって、両親の愛を感じることができました。

 

さて、みなさんもこの絵本を読んでみて、

4つめの約束の内容について、考えてみてはいかがでしょうか。

 

ちなみに、絵本ナビのサイトで、

こちらの絵本は、全ページ試し読みができます。

1回だけですが…。(あっ、会員登録が必要かも知れません)

 

『シルクハットぞくはよなかのいちじにやってくる』

みなさん、こんばんは。

先ほどまで、記事の8割を書き上げていたのですが、

以前も紹介した絵本について、

再び、かなりの力説を偉そうに書いていたことが分かり、

顔を真っ赤にしながら、削除して、

カフェラテを飲み一呼吸おいてから、

再び、ブログ作成のためPCに向かっている荒馬です。

 

素敵な絵本は、大好きな絵本は、何度でも紹介したい。

そんな想いが、無意識下にあるのかもしれません。

もっと、多くの大人の方に絵本を手にとって頂きたい。

読者数が全く上がらない、

こんな荒馬のブログでも、少しは役に立てたら嬉しい。

と想いながら綴っているブログです。

本当に読んで下さっている読者の方には感謝しかありません。

 

さて、

先ほどまで熱く語っていた絵本は『ふくろうのダルトリー』

つい先日、記事を更新したばかりです。 

fuku-fukuro.hatenablog.com

 この時は、図書館から借りてきて読んだ時なのです。

今日は、先日購入した絵本の中から紹介しようと

考えていたので、迷わず『ふくろうのダルトリー』にしたのです。

やれやれ!!2週間しか経っていないのに…。

 

ということで、

この絵本と少し似ているニュアンスの絵本を今日は紹介。

こちらも大好きな絵本です。 

 以前、紹介しているのかもしれません。

なんといっても、以前から好きだった絵本なので…。

 

夜中の1時に集まるシルクハット族。

寝ているみんなの側に行き、

【ちょっとだけ、そーっと】やることとは……。

この先はお楽しみにしておきます。

 

誰にも気付かれないように、【ちょっとだけ】【そっと】というのが、

堪らなくツボだった絵本。

さりげない優しさ

ともすれば

気付かれない優しさなのですが、

それで満足。それがいい。というスタンス。

 

荒馬にはない謙虚な優しさなだけに、

羨望からなのか、こういう【さりげない】ネタのものが

好きです。

荒馬は、自分アピールをしてしまいがち。

年齢と共に、上手に隠せるようにはなりましたが、

それでも、少しだけでも痕跡を残しているような…。

 

「ありがとう」という言葉だったり、

嬉しい顔を期待してるのでしょうね。

見返りまでは求めていません。

そこまで、

嫌な奴ではないです。

それでも、【ちょっとだけ・さりげなく 痕跡を残す】

最後が余計です。

それが無ければ、もう少しモテていたのかもしれませんねぇ。

寝込む

みなさん、こんばんは。

高熱で寝込んでいた荒馬です。

 

週末、高熱により寝込んでいました。

ここまで辛い状態は、生まれて初めてでした。

食べられない・眠れない・起き上がれない、

考えることも、話すことも辛い。

幼い頃、

「熱がないなら大丈夫!!ほら、学校へ行きなさい」

と言われ続けていました。

風邪を引いて、熱が出る人が

羨ましいと思っていた、あの頃の自分を

今は、思いっきり叱ってやりたい心境です。

 

ここ数年、体調を崩すと、すぐに発熱します。

基本的に、

【気力で治す】【気合いで治す】という考えはナンセンスだと

思っている荒馬。

今回は、何もせず寝込むことに決めました。

そう、

家族に怒られても。

 

結局、素直に甘えられない荒馬は、

そうすることでしか、自分を守れません。

かと言って、

「病院に行っておいで」と言われても、

病院に行ける状態でもありません。

体力的にも環境的にも。

 

改めて、病院に行きたいと思った時に、

病院へ行ける人は、幸せなのだなぁと思いました。

そして、

ふと思い出した統計がありました。

 

以前、何かで見た、

独身男女に【結婚したいなぁ】と思う瞬間は?

というアンケートの上位に、

【体調を崩した時】というのがありました。

 

体調を崩した、その瞬間は、確かにそうかもしれません。

しかし、

絶不調を乗り越え、ある程度、良くなってきたけれど、

まだまだ本調子じゃないから…

という状態の時には、

独り身の方がラクだよなぁと、今回、思いました。

 

これは、頼れない・甘えられない荒馬の性格も

災いしているのかもしれませんが、

洗濯物の山を見た今日、

家族のご飯を作らねばと思った今日、

荒馬が体調を崩しても、

誰かが代わりをやってくれない現実に直面。

 

本調子じゃない状態で、

ブツブツと文句を言いながら家事をやり、

クラクラする体に鞭を打ちつつ、

「気のせい。これは気のせいなのだ」

と、これもまた初めて【気力・気合い】を使ってみました。

 

母や妻の代行なんて、ありませんよね。

あっ、妻の代行は、夫側が用意する場合もありますが…。

正常運転ができていない。

細かい事ですが、

自分が動かないだけで、

微妙に正常が保たれない。

この微妙な状態が続くと、

異常を来すことになります。

 

異常アラームが鳴る前に、

正常に戻さなくては……。

 

そう、母親や妻というのは、

そういう生き物にならないとダメなのかぁと思ったのです。

体調が良かろうが、悪かろうが、

求められるモノは同じで、

それができなかったからと言って、

誰かが、それを担ってくれるわけではないのですね。

 

悲しき現実ですが、

生まれて初めての経験を、

プラスに考えようと、

必死に【気合い】を注入している最中です。

 

そして、案外、

病院へ行かなくても、何とでもなるのだと思い至った荒馬でした。

 

 

挨拶で変わるコミュニケーション

みなさん、こんばんは。

昔から挨拶だけは、きちんとしていた荒馬です。

 

荒馬家、礼儀作法やマナーに関しては厳しく、

小学生の頃は、何度も注意をされていました。

と言っても、叱られるというのではなく、

なぜ、それが大切なのか。どうして、口うるさく言うのかを

説明されていたので、煩わしさは、あまり感じませんでした。

ごくごく当たり前のことですが、

挨拶をする・脱いだ靴はそろえる・電話の出方・

食事や服装のマナー。

 

中学生になると、ダメな時に注意され、

高校生になると、何も言われなくなりました。

母曰く、

「小学生の頃はサポートが必要だから言っていたの。

  中高生にもなって、親に言われないとできないなんて、

   それこそ恥ずかしい。親も恥ずかしいし、あなただって恥ずかしいでしょ」

なるほど納得です。

荒馬も母になり、より納得しています。

 

小学生の頃に癖や習慣になれば、当たり前のこととしてできる。

もちろん、大人になってからだって、できるようにはなりますが、

それをスタンダードにしてほしくないなぁと感じます。

小中高生時代の生き方だって、必ず、影響を及ぼしますし、

無かったことにはできません。

 

荒馬も挨拶が癖になってからは、

両親や兄と、大げんかしても、

必ず「おやすみ」「おはよう」「いってきます」「いってらっしゃい」などの

挨拶はしていました。

今日は絶対に自分からは言わないと思っていても、

自然と言ってしまうのです。

ですので、

ケンカ中でも、その挨拶ひとつで、何だか妙に笑えてしまって、

結局、仲直りができていました。

 

また、ただ挨拶するのではなく、仕方も大切ですよね。

荒馬は声が低いので、無意識に声を発すると、

不機嫌そうとよく言われていました。

挨拶も話をする時も、意識的に声を高くしています。

 

こちらが、はっきりと高い声で

「ありがとうございます」「こんにちは」などと言うと、

相手の顔が途端に明るくなる時ってありませんか???

 

荒馬は今日、それを実感。

病院へ行った時の出来事です。

病院はいつ行っても、みんな暗い顔をしているように感じます。

エレベーターに乗る時、

【開】を押して、待ってくれた人がいました。

そして、「何階で降りますか???」と尋ねて下さったのです。

「2階です。ありがとうございます」と言うと、

それまで下を向いて話していたのに、顔を上げてニコッとしてくれました。

降りるときも、「ありがとうございます」と言うと、

また、顔を上げてニコッと。

 

診察が終わって、看護師さんからファイルを受け取る時も、

「ありがとうございます」とちょっと高めの声で伝えると、

目を見てくれて、パッと晴れた表情をしてくださり、

「外は雨だから、気をつけてお帰りになって下さいね」と。

 

あ~、なんて素敵な時が流れているのだろう。

と思いました。

 

言ったのは午後15:30過ぎ。

看護師さんなどのスタッフの方も、朝から忙しく、

お疲れだったのでしょう。気を抜いた時に表情に疲れが…。

周りを見てみると、

看護師さんからファイルを受け取る時に、

看護師さんの顔をしっかり見て受け取る人も少なかったです。

 

看護師さんの手から奪い取るようにファイルを取り、

一応、挨拶はするものの、

機械的というか、なんというか…。

そして連れている子どもを見てはいるのですが、

「ほら、行くよ。早く!!」と口調もキツめ。

 

そんな時、挨拶の仕方で、その場の雰囲気も変えられるのに…。

荒馬も待ちくたびれて疲れてはいたのですが、

挨拶はしっかりと。

そして、

小小凡師くんも、ご機嫌な様子で手を振ったので、

看護師さんもニコッと。

 

笑顔って、

挨拶って、

場の空気を、コミュニケーションを変える力があるんですね。

 

されるのを待つのではなく、

こちらから、どんどんしかけていく。

それが改めて大切だなぁと感じた荒馬でした。

 

 

言葉が出てこない

みなさん、こんばんは。

話をするとき、手紙やハガキを書く時、

想いとは裏腹に、言葉が出てこない荒馬です。

 

元々はそうではなかったのですが、

退職し、家に居るようになってからは、

特に加速しています。

以前も書きましたが、

働いていた頃よりも、下手すると10分の1、

いえ、

その数値はもっと大きいかも知れません。

話す量・書く量(パソコンで文書を打つ量も含め)の話です。

 

会話をする相手も、家族のみの時もあります。

小凡師くんとの会話は、8:2の割合で、

小凡師くんの方が圧倒的に話します。荒馬は聞く側。

小小凡師くんとは、昼間ずっと一緒に居ますが、

小小凡師くんは声を出して話すことができないので、

荒馬が話しかけたり、絵本を読み聞かせしたりするのみ。

その程度も限られています。

凡師さんとは、会話はしますが、

いかんせん帰宅時間が遅いので、量も少なくなります。

こちらは圧倒的に荒馬がよく話しています。

もっと、夫の話を聴く妻にならねばとは思うのですが、

ずっと、

話ができない環境にいると、これが辛い。

 

「あんたは口から生まれてきたみたいな子」と

荒馬の両親はよく言っていました。それくらい、うるさくしゃべるということ。

 

こうなってみて分かったのですが、

話をしなくなると、言葉が出て来なくなります。

伝えたい時、伝えなければいけない時に、

言葉が出てこないのです。

【話す機能】が低下しているという表現が適当かもしれません。

言葉も思い浮かんでいるし、考えつくことできるのですが、

発声ができない。

これは、

書くことも同様。

書きたいと思ったときに、手が止まります。

 

文字の書き方(文字の打ち方)も、その言葉も浮かんでいるのに…。

パソコンで打つ場合は、そこまでヒドくありませんが、

手書きとなると、致命的にマズイです。

字は、日々、書いていなければ衰えていくものですね。

あ~、書きたい と思って、

紙と筆ペンを握っても、「この字はなんじゃ?」という字に。

 

それらを衰えさせないためのトレーニング・リハビリとして、

ブログを書いています。

毎月、ハガキを書いています。

ただ、

今は、ちょっと忙しく、ゆっくりとハガキを書く時間が確保できません。

これは、けっこうなストレスになっています。

 

そんなこんなで時間が経つと、

本を読んでも、文章の理解が遅くなる。

TVやラジオを視聴していても、理解が遅くなります。

これ、

何かの研究材料になる気がします。

 

人間は、言葉を獲得し、それを使わなければ、

どんどん衰えていく。

これは年齢的なものもあると思うのですが、

割と、深刻に考え始めるようになりました。

 

だからと言って、外に出るのは、荒馬の現状無理なので、

本を読む・TVを早見して観るなどを続けています。

もはや、訓練のための趣味になっている気が…。

そして、

誰かと話をする時には、少々迷惑がられても、

たくさん話すようにしています。

 

やはり、この数年で、

思っていることと、発していることのスピードが合いません。

無茶すると、今まで普通に発していたスピードでも、

必ずカミます。

 

改めて、人と接することができる環境のありがたさを感じました。

失って初めて気付くって、本当ですね。

最近、また保育所問題をよく観ますが、

荒馬の場合は、働きたくても働けない状況が、

周りの普通の人とは少し事情が異なります。

一般的な家庭でもこんなに厳しいのであれば、

介護をしている家庭は、より一層厳しく、後回しに…。

後回しどころか、目を掛けてももらえません。気に掛けてももらえません。

 

それでも、【日本死ね】とは思えないんですよね。

あれもこれも、全て思い通りの世の中にはできません。

荒馬のようなケースは、稀なケースですので…。

 

そんな時に、

事情の知らない人から、

「なんで仕事辞めたの?」

「なんのために教師になったの?」

「なんで働かないの?」

などと言われると、ただただ、溜息がこぼれるばかりです。

怒りすら沸いてきません。

 

ちょっと、沈んでいる荒馬でした。

『幸福な質問』『はじめての哲学 愛すること』

みなさん、こんばんは。

最近よく【恋】について考える荒馬です。

 

小説・ドラマ・映画

【恋】【愛】がテーマのモノは、

時代が変わっても、国が変わっても、

よく取り上げられるテーマですよね。

様々な形があって、様々な恋愛模様があります。

 

小説やドラマ・映画の世界のような恋愛を

みんな経験しているのかなぁ?

ふと感じたことです。

フィクションの世界とは言え、作っているのは、

私たち同じ人。作り手自身が経験していたり、見聞したことが

土台にあるように思うのですが、そこに脚色を加えたからと言って、

ここまでのものが作れるのか?

逆に、

ここまでの事を経験している人が、多く居るのだろうか?

なんて、思ってみました。

 

荒馬自身、そんな恋愛は経験したことがありません。

思い出せないだけなのかもしれませんが…

甘酸っぱかったり、胸が苦しかったり、

その人以外のことが手に付かなかったり、その人のことばかり考えたり…。

愛に溺れて、狂気に満ちることも…。

 

荒馬の周りはどうだったかなぁ?と思い出してみると…、

あれっ、案外、いるかも…

外から見ている分には、悲喜こもごもが織りなされ、

楽しいモノですが、

当事者になれば、きっと疲れるだろうなぁと思っていた気がします。

何事にも夢中になれず、全部が中途半端だった。

以前のブログでも書いたような気がしますが、

それは、恋愛においてもそうだったように思います。

 

盲目になるほど、人生を変えるほど、

何も手に付かなくなるほど、そんな恋をした記憶がありません。

小説や映像を見て、キュンとしても、

自分の身には起こって欲しいとは思ったこともありません。

だって、疲れそうだし、面倒だし。

妄想だったり、間接的に眺めるだけで満足です。

 

今日はValentine's Day。

そんな事もあって、【恋愛モノ】の作品を

やたらと観ているような気がします。

そして、今日はこの2冊の絵本を… 

幸福な質問

幸福な質問

 

 

愛すること (はじめての哲学)

愛すること (はじめての哲学)

 

 他にもたくさんあったのですが、

この2冊にしてみました。

1冊目の絵本、荒馬はあまり共感できなくて、

「こういう形もあるのだなぁ」と思った絵本です。

こんな質問をするのも、されるのも、荒馬はちょっと……。

それでも、心温まるという評価が多くて、

やはり、経験則の違いなのだろうかと思いました。

2冊目は、

こんな風に小難しく考えるのが好きだから…。

実際に、誰かにこんな小難しい話をするわけではありませんが、

一人で考えるのは好きです。

ですので、このシリーズ、けっこう好きなんですよね。

 

あっ、こんな記事を書いた記憶が… 

fuku-fukuro.hatenablog.com

あ~、この時だけでした。キュンキュンした恋愛したのは…。

 

今はさておき、恋愛も確かに楽しいですが、

それよりも夢中になれて、楽しくて、真剣なことが

その時々の荒馬にはたくさんありました。

荒馬の周りにも恋愛至上主義の人がいなかったので、

この先、

恋愛至上主義の人とお友達になって、たくさん話を聴いてみたいです。

添付した記事の女性と直接話ができれば良いのですが…