みなさん、こんばんは。
ふくろうが好きな荒馬です。
今となっては、きっかけが思い出せないのですが、
ふくろうが好きです。
【不苦労】【福来】と当て字でよく表現されたり、
首だけを回してモノを見ることができることから、
【視野が広い】象徴になったり、
昔から、神の使いと呼ばれたり、魔女の使いと呼ばれたり…。
そんな逸話や小噺を調べたり、
ふくろうグッズを買ったり…。
今、少しずつですが
【ふくろう】が出てくる絵本を集めようとしています。
とは言え、
今、優先してしまうのは、
自分の好きな絵本を買うことよりも、
絵本セラピー®に使えそうな絵本を買うことになっています。
もちろん、
イヤイヤ買っているわけではなく、
むしそ、
積極的に、ウキウキして絵本を買っているのですが…。
動物が出てくる絵本には、割とふくろう登場率が高いです。
しかも、
物知り博士のような役回りだったり、
周りのみんなを諭したり、導いてあげる役回りが多いように思います。
今回はふくろうが主役の絵本を。
先日、絵本セラピスト®同期の仲間との勉強会がありました。
荒馬は、例のごとく、
遠方だということと、家に居なくはならなくて、欠席。
今回の勉強会は、
みなで決めたテーマでプログラムを作り、
それを持ち寄るという勉強会だったので、
【紙面参加】をさせてもらいました。
その後、みんなが作ったプログラムを郵送してもらえたので、
本日、
近所の図書館で、借りられる絵本はすべて借りてきました。
いつも言っていますが、
絵本の蔵書が少ない図書館なので、
借りたい絵本の半分も地元の図書館にはありませんでした。
リクエストを出して借りようと思っています。
その仲間のプログラムにあったのが、この絵本。
夜の間だけ活動するふくろうのダルトリー。
誰もダルトリーのことを知りません。
ダルトリーはいつも独りぼっち。
お月様が話し相手。
(お月様が返事をするシーンはなく、「笑っているようだ」という表現)
お月様が、三日月に形を変えると心配になり、
屋根のてっぺんにリンゴを置いていきます。
翌日にはリンゴがなくなっているので、
お月様が食べているのだろうと思っているダルトリー。
実は、
町の色んな場所で、偶然、そのリンゴを手に取る人や動物たち。
そのリンゴが、人や動物に変化を与え、
やがて……。
そして、
それを知らないダルトリーも、違った形で変化を感じることに。
想像力が掻き立てられ、
しかし、
そこを感じ取ることができたら、心が温かくなる絵本です。
絵本もふくろうも好きな荒馬にとって、
最高の一冊です。
誰も見ていなくても、
誰にも気付かれなくても、
気遣いや親切な行動は、自分が思いも寄らない形で、
返ってきたり、自分もそれを感じることができたりする。
誰かに褒められたり、評価されるための行動は、
目的が変わってしまう気がします。
荒馬も、
「見て!見て!」「聞いて!聞いて!」と
自分主張が強いので、気をつけています。
【自分主義】は、その発信(言葉や行動)も横柄なものになりがち。
他の人を見下したり、相手への気遣いが欠けていたり…
より一層、気をつけて行動しようと思い直した一冊でした。
立春に出会ったこの絵本。
何だか、新しい出発を意味しているようで、示唆的な絵本になりました。