荒馬のつれづれ日記

好きなことを、好きな時に徒然と綴る日記です。

言葉が出てこない

みなさん、こんばんは。

話をするとき、手紙やハガキを書く時、

想いとは裏腹に、言葉が出てこない荒馬です。

 

元々はそうではなかったのですが、

退職し、家に居るようになってからは、

特に加速しています。

以前も書きましたが、

働いていた頃よりも、下手すると10分の1、

いえ、

その数値はもっと大きいかも知れません。

話す量・書く量(パソコンで文書を打つ量も含め)の話です。

 

会話をする相手も、家族のみの時もあります。

小凡師くんとの会話は、8:2の割合で、

小凡師くんの方が圧倒的に話します。荒馬は聞く側。

小小凡師くんとは、昼間ずっと一緒に居ますが、

小小凡師くんは声を出して話すことができないので、

荒馬が話しかけたり、絵本を読み聞かせしたりするのみ。

その程度も限られています。

凡師さんとは、会話はしますが、

いかんせん帰宅時間が遅いので、量も少なくなります。

こちらは圧倒的に荒馬がよく話しています。

もっと、夫の話を聴く妻にならねばとは思うのですが、

ずっと、

話ができない環境にいると、これが辛い。

 

「あんたは口から生まれてきたみたいな子」と

荒馬の両親はよく言っていました。それくらい、うるさくしゃべるということ。

 

こうなってみて分かったのですが、

話をしなくなると、言葉が出て来なくなります。

伝えたい時、伝えなければいけない時に、

言葉が出てこないのです。

【話す機能】が低下しているという表現が適当かもしれません。

言葉も思い浮かんでいるし、考えつくことできるのですが、

発声ができない。

これは、

書くことも同様。

書きたいと思ったときに、手が止まります。

 

文字の書き方(文字の打ち方)も、その言葉も浮かんでいるのに…。

パソコンで打つ場合は、そこまでヒドくありませんが、

手書きとなると、致命的にマズイです。

字は、日々、書いていなければ衰えていくものですね。

あ~、書きたい と思って、

紙と筆ペンを握っても、「この字はなんじゃ?」という字に。

 

それらを衰えさせないためのトレーニング・リハビリとして、

ブログを書いています。

毎月、ハガキを書いています。

ただ、

今は、ちょっと忙しく、ゆっくりとハガキを書く時間が確保できません。

これは、けっこうなストレスになっています。

 

そんなこんなで時間が経つと、

本を読んでも、文章の理解が遅くなる。

TVやラジオを視聴していても、理解が遅くなります。

これ、

何かの研究材料になる気がします。

 

人間は、言葉を獲得し、それを使わなければ、

どんどん衰えていく。

これは年齢的なものもあると思うのですが、

割と、深刻に考え始めるようになりました。

 

だからと言って、外に出るのは、荒馬の現状無理なので、

本を読む・TVを早見して観るなどを続けています。

もはや、訓練のための趣味になっている気が…。

そして、

誰かと話をする時には、少々迷惑がられても、

たくさん話すようにしています。

 

やはり、この数年で、

思っていることと、発していることのスピードが合いません。

無茶すると、今まで普通に発していたスピードでも、

必ずカミます。

 

改めて、人と接することができる環境のありがたさを感じました。

失って初めて気付くって、本当ですね。

最近、また保育所問題をよく観ますが、

荒馬の場合は、働きたくても働けない状況が、

周りの普通の人とは少し事情が異なります。

一般的な家庭でもこんなに厳しいのであれば、

介護をしている家庭は、より一層厳しく、後回しに…。

後回しどころか、目を掛けてももらえません。気に掛けてももらえません。

 

それでも、【日本死ね】とは思えないんですよね。

あれもこれも、全て思い通りの世の中にはできません。

荒馬のようなケースは、稀なケースですので…。

 

そんな時に、

事情の知らない人から、

「なんで仕事辞めたの?」

「なんのために教師になったの?」

「なんで働かないの?」

などと言われると、ただただ、溜息がこぼれるばかりです。

怒りすら沸いてきません。

 

ちょっと、沈んでいる荒馬でした。