荒馬のつれづれ日記

好きなことを、好きな時に徒然と綴る日記です。

『よっつめの約束』

みなさん、こんばんは。

親から言われた言葉や約束を思い出してみた荒馬です。

 

今日はまず絵本の紹介から。 

よっつめの約束

よっつめの約束

 

お姉ちゃんは、

「もう、寝ないことにした」「もう、笑わないことにした」と

突然言い出して、その通りに行動しようとする弟を心配します。

お母さんも、保育園の先生も心配しています。

しかし、お姉ちゃんにはその理由が分かっているんです。

うまく言葉で表現できないけれど……。

 

お姉ちゃんは、亡くなったお父さんと交わした約束を思い出します。

1つめ:自分の事を大切にするんだよ。

2つめ:周りの人をた大切にするんだよ。

3つめ:大人になったら、ありがとうと言われるような仕事をするといいね。

そして、

4つめは、お姉ちゃんは思い出せません。

それを考えるうちに、どんどん弟の気持ちが分かってきます。

弟に伝えたい・教えてあげたい。

自分にもその気持ちが分かること。お父さんとの約束。

そして、4つめも思い出すことができます。

弟にきちんと教えてあげる、お姉ちゃん。

その4つめの約束とは……

 

愛する家族を失った悲しみ というのは、

大人も子どもも、つらいものです。子どもならその大きさは計り知れません。

それでも、大切な大好きな家族だったからこそ、

交わした約束は、かけがえのないものに変わるのかもしれません。

 

荒馬父は健在ですが、荒馬母が亡くなって11年が経ちます。

母とは、会話も対話もたくさんしました。

小難しい話もたくさんしました。

「お母さんは、子どもだから分からないだろうと思わずに、

 どんな話でもするよ。そして、色んなことを聞くから、

 頑張って考えて聞かせて欲しい。」

 

思えば、両親ともにそうでした。

荒馬が中学生になる頃には、いわゆる【大人の話だ】ということも

話してくれたり、相談してくれたり、意見を求めてきました。

兄も含めて、よく話をしました。

バカにせず、いつも耳を傾けてくれては、

両親の思いも話してくれていました。

 

親戚との話・仕事の話・勉強や学ぶことの話。

恋愛の話など、多岐にわたりました。

 

きちんと考える力がつきました。

難しくても、理解しようとする力もつきました。

言葉にする力もつきました。

 

大人になって、荒馬家で当たり前のことだったことが、

みんなそうなのだとおもっていたことが、違う事を知りました。

議論すること、考えようとすること、

その素地が子ども時代にあることの強みを知りました。

 

だから、友達と話が合わないことが多かったんだ。

どうして、こんなにも浅い考えの人が多いのだろうと思っていたけど、

なんとなく分かったぞ。という気持ち。

自然と、そういう環境の中で育った人と

仲良くなることが増え、そこが、さらに磨かれました。

 

親からの教えや、親が大事にしていたことを挙げると、

普段気付かないところで、たくさん残っていることに気付きます。

 

今でも父や兄とは、よく難しい内容で話をします。

子どもを、一個人として扱ってくれた両親に感謝しています。

そして、

絵本にもある、4つめの約束のことも、よく考えます。

荒馬は、少し特殊なケースなのですが、

それでも、今になって、両親の愛を感じることができました。

 

さて、みなさんもこの絵本を読んでみて、

4つめの約束の内容について、考えてみてはいかがでしょうか。

 

ちなみに、絵本ナビのサイトで、

こちらの絵本は、全ページ試し読みができます。

1回だけですが…。(あっ、会員登録が必要かも知れません)