荒馬のつれづれ日記

好きなことを、好きな時に徒然と綴る日記です。

挨拶で変わるコミュニケーション

みなさん、こんばんは。

昔から挨拶だけは、きちんとしていた荒馬です。

 

荒馬家、礼儀作法やマナーに関しては厳しく、

小学生の頃は、何度も注意をされていました。

と言っても、叱られるというのではなく、

なぜ、それが大切なのか。どうして、口うるさく言うのかを

説明されていたので、煩わしさは、あまり感じませんでした。

ごくごく当たり前のことですが、

挨拶をする・脱いだ靴はそろえる・電話の出方・

食事や服装のマナー。

 

中学生になると、ダメな時に注意され、

高校生になると、何も言われなくなりました。

母曰く、

「小学生の頃はサポートが必要だから言っていたの。

  中高生にもなって、親に言われないとできないなんて、

   それこそ恥ずかしい。親も恥ずかしいし、あなただって恥ずかしいでしょ」

なるほど納得です。

荒馬も母になり、より納得しています。

 

小学生の頃に癖や習慣になれば、当たり前のこととしてできる。

もちろん、大人になってからだって、できるようにはなりますが、

それをスタンダードにしてほしくないなぁと感じます。

小中高生時代の生き方だって、必ず、影響を及ぼしますし、

無かったことにはできません。

 

荒馬も挨拶が癖になってからは、

両親や兄と、大げんかしても、

必ず「おやすみ」「おはよう」「いってきます」「いってらっしゃい」などの

挨拶はしていました。

今日は絶対に自分からは言わないと思っていても、

自然と言ってしまうのです。

ですので、

ケンカ中でも、その挨拶ひとつで、何だか妙に笑えてしまって、

結局、仲直りができていました。

 

また、ただ挨拶するのではなく、仕方も大切ですよね。

荒馬は声が低いので、無意識に声を発すると、

不機嫌そうとよく言われていました。

挨拶も話をする時も、意識的に声を高くしています。

 

こちらが、はっきりと高い声で

「ありがとうございます」「こんにちは」などと言うと、

相手の顔が途端に明るくなる時ってありませんか???

 

荒馬は今日、それを実感。

病院へ行った時の出来事です。

病院はいつ行っても、みんな暗い顔をしているように感じます。

エレベーターに乗る時、

【開】を押して、待ってくれた人がいました。

そして、「何階で降りますか???」と尋ねて下さったのです。

「2階です。ありがとうございます」と言うと、

それまで下を向いて話していたのに、顔を上げてニコッとしてくれました。

降りるときも、「ありがとうございます」と言うと、

また、顔を上げてニコッと。

 

診察が終わって、看護師さんからファイルを受け取る時も、

「ありがとうございます」とちょっと高めの声で伝えると、

目を見てくれて、パッと晴れた表情をしてくださり、

「外は雨だから、気をつけてお帰りになって下さいね」と。

 

あ~、なんて素敵な時が流れているのだろう。

と思いました。

 

言ったのは午後15:30過ぎ。

看護師さんなどのスタッフの方も、朝から忙しく、

お疲れだったのでしょう。気を抜いた時に表情に疲れが…。

周りを見てみると、

看護師さんからファイルを受け取る時に、

看護師さんの顔をしっかり見て受け取る人も少なかったです。

 

看護師さんの手から奪い取るようにファイルを取り、

一応、挨拶はするものの、

機械的というか、なんというか…。

そして連れている子どもを見てはいるのですが、

「ほら、行くよ。早く!!」と口調もキツめ。

 

そんな時、挨拶の仕方で、その場の雰囲気も変えられるのに…。

荒馬も待ちくたびれて疲れてはいたのですが、

挨拶はしっかりと。

そして、

小小凡師くんも、ご機嫌な様子で手を振ったので、

看護師さんもニコッと。

 

笑顔って、

挨拶って、

場の空気を、コミュニケーションを変える力があるんですね。

 

されるのを待つのではなく、

こちらから、どんどんしかけていく。

それが改めて大切だなぁと感じた荒馬でした。