みなさん、こんばんは。
こびとは存在すると思っていた荒馬です。
幼い頃、物語を読むのが好きで、
空想や妄想が大好きでした。
そのうち、目に見えるものだけでなく、
見えないモノも信じてみたら、
世界がちょっと変わるかもしれない・面白いかもしれないと
思い始めました。
詩のような、物語のようなものを書いたり、
頭の中でお話を作るのが楽しかった時もあります。
将来、物語を書く人になりたいと思っていたことも。
ただ、
書くことは好きでも、
誰かの心に届けられる文章を書けない事、
書くより読む方が好きな事に気付きました。
1人部屋を与えてもらってからは、
自分の部屋がとても居心地が良く、
頻繁に模様替えをし、そこはいつも空想の世界でした。
エレクトーンで思いつくまま曲を弾いて、
自分の中では、ファンタジー映画のつもりでした。
そんな時、
こびとの存在を信じるようになったきっかけとなる物語を読みました。
それはグリム童話の『こびとのくつや』
部屋に入った時には、いつも、どこか変化がないか探していました。
物がずれていたり、あるはずのものがなくなっていたり…など。
実際はなかったんですけどね。
『モモ』を読んだ時には、自分の時間が奪われるかもしれないと、
毎日、ドキドキしていました。
そんな空想にひたれる作品ばかりでした。
さて、先日、こんな絵本を発見。
くつやさんと10にんのこびと―グリム童話より (こどものくに傑作絵本)
- 作者: 林みずほ,岡田昌子
- 出版社/メーカー: 金の星社
- 発売日: 1977/12
- メディア: 単行本
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『こびとのくや』を再話した絵本です。
絵本の絵の効果もあってか、こちらのほうが、よりメルヘンな感じがします。
大人になった今だから、そう感じるのかもしれません。
残念ながら、
あの頃のように、ドキドキワワクワクするような空想はしませんが、
心が温まる絵本でした。
おばあさんが、こびとのために、食事を用意してあげたり、
食器や服をよういしてあげるシーンは、本当に素敵です。
絵本セラピストになる前から、絵本はよく買っていましたが、
メッセージ性が強い絵本だったり、
子どもに読み聞かせしやすい絵本を選んでいて、
絵本セラピストになってからは、だいぶ色々なジャンルを
選ぶようにはなっていましたが、
単純にファンタジーを楽しむ絵本は買っていませんでした。
「セラピーで使えるかな」というのが、購入のポイントになっていたからです。
久々に、「あっ、これ読みたい」と思って購入した絵本。
さっそく、小小凡師くんに読み聞かせ。
良い時間を過ごしました。
今は、小説を3冊
評論本(?)を3冊 (具体的にどのジャンルなのかなぁ?)
買ったので、秋の夜長にゆっくり読もうと思っています。