荒馬のつれづれ日記

好きなことを、好きな時に徒然と綴る日記です。

この現象に名前があるのだろうか? よく思い出す人について

記憶とは実に曖昧

そして記憶の引き出しというのもまた

分かっているようで分からない

思い出そうとして思い出す事柄

何も考えていないのに

突然パッと、フッと思い出す事柄

 

今日は後者について

どうも荒馬です

 

フッと、思い出す人がいます

思い出そうと巡らせたわけでも

関連するスイッチが入ったわけでもありません

大学生の時に出会った2人の男性

仲が良かったのは2年にも満たない時間

出会った時期も違います

それでも卒業して20年以上経っても思い出します

それは

好きだった人

付き合うことができなかった人

逆に

付き合った人達のことは思い出せません

顔も名前も一致できません

付き合っていたなーという程度

 

しかし

2人の男性のことはハッキリと思い出します

出会った日

交わした会話

出かけた場所

一緒に食べたもの

会わなくなった最後の日

 

日記をつけていないし、

手紙やメールのやり取りもしていません

一緒に写真も撮っていない

あの頃スマホがあればどうだったのだろうか

すべて記録して

SNSにpostして

データ化していたのかもしれませんね

私が大学生の頃は

ポケベルとPHSを持っている人が多くて

携帯電話はまだまだ少数派(荒馬はポケベルと携帯電話所持)

ルーズソックスが定着して、コギャルやアムラーから、

ガングロなどのヤマンバギャルに移る時代

 

見聞きするもの体験するもの

すべて脳に記録していた時代だったのですね

あっ、

プリクラはたくさん撮っていたのに

1枚たりとも残っていません

躊躇なく何でも捨てるのは昔からなので

形ある思い出は残っていないパターンが多いです。

 

友人達とのエピソードも覚えています

自分がやっていたアルバイトや講義の内容なども。

 

恋愛に関する記憶だけが

「思い出すもの」と「思い出さないもの」に

分けられてしまっている気さえします

少し大袈裟ですが…

 

先週辺りからまた思い出しています

改めて、

どうして彼らばかりを思い出すのだろうと考えてみました

馬なりの結論は

始まってもいないから、明確な終わりもなかったから

 

思い出せない元彼たちは

「始まって終わった」完結してる記憶になっているのかな

「はい、終了」となって、

すべてゴミ箱行きにしたのかもしれません

 

思い出す彼らは

言い換えると片思いしていた人

告白もしていないから、ちゃんとフラれていないから

「はい、終了」ができなかった

卒業して、それぞれの場所へ行き、新しい生活が始まって

学生から社会人になって

そのスピードの速さに「今」しか見えなくて

思い出の整理整頓もできなくて

新しい記憶がどんどん積み重なって

そんな20代を過ごしていたから

 

その社会人生活にリズムができて

速さに付いていけるようになって

生活環境は変わったけれど、

同時に多くの顔を使い分けて、

同時に考えることができるようになって

 

そんな生活が始まってからかな

思い出すようになったのは

 

キラキラした思い出だからかな

思い出の美化をしているのだろうか

いや

美化でもなんでもなく、

とても素敵なドキドキした時間でした

 

彼らは今、笑っているのかな

幸せに暮らしているのかな

どこにいるのかな

何をしているのかな

私を覚えているだろうか

いやこれはないな

 

会いたくはないけど

こっそり覗き見くらいはしてみたいかな

 

40年以上も生きていると大勢の人と出会います

教師をしていたので、他の人よりも少し多いくらいでしょうか

関係の深浅

関係の時間

それぞれに違うけれど、

教え子たちやその保護者の皆さんを思い出すのとは

またちょっと違う感覚なんですよね

 

恋愛の記憶というのは不思議です

別の記憶とは性質が全く違います

 

こういう現象に名前はあるのでしょうか?

知っている人は私にご教示いただけませんでしょうか