みなさん、こんばんは。
いよいよ年の瀬が迫ってきたなぁと、
のんびりと思っていた荒馬です。
旧暦の頃から続く、今日は【正月事始め】
他の風習は消えてしまったり、日付の固定がなかったりと、
変化してしまっているものが多い中、
【正月事始め】は12月13日で続いています。
旧暦が12月13日だったので、正確には今日ではないのでしょうが、
現在は、12月13日と定めているとか…。
この事始めをやる必要がある一般家庭は、
今ではほとんどないと思いますが、神社などは煤払えをしたり、
由緒正しいお家などは、年神様を迎える準備もしているのでしょか。
庶民でも行う、少し早めの正月の準備…。
荒馬は年賀状しか思いつきません。
数年前から宛名を手書きに戻したので、鋭意、作業中です。
宛名印刷も家庭でやる人・業者にお願いする人、様々ですが、
そもそも年賀状自体を辞める人も増えました。
特に子ども。
今では個人情報の扱いの関係で、
連絡網には住所の記載がありません。荒馬が小学生の頃は、
連絡網を見たり、別のクラスや別の学校の友人には、
事前に聞いておいたりしたものですが……。
ですので、小凡師くんに届く年賀状は数枚。
それが当たり前で育っている世代なので、疑問を抱いていませんが…。
そして凡師家、
クリスマスやお正月を自宅や実家以外で過ごす事が増えました。
ですので、ご馳走やケーキの準備、鏡餅や門松・しめ飾りの準備も
ここ数年していません。
荒馬家は、時代もありますが、自宅で家族で過ごしていました。
お正月で言うと、家族で過ごした後、祖父母の家へご挨拶へ。
当然、年末年始の準備は家族総出で、ぬかりなくやっていました。
毎年、その買い物が楽しみで楽しみで仕方ありませんでした。
そして、
荒馬の中で最も特別感があったのが、
普段、キッチンに立つことのない父が、年末年始は違うこと。
多くの料理は全て手作りしていた母の邪魔にならないよう、
時間帯や場所をずらして、
父が見事な、刺身の盛り合わせを作ってくれます。
魚をさばき、キレイに切り揃え、盛り付けも見事。
父の手際の良さと、ゴツい指からは想像もできないほどの
繊細な盛り付けがされた大皿を見るのが楽しみでした。
そして、普段食べることができない高級な刺身がてんこ盛りです。
そして、特別感その2
母の手作りの絶品茶碗蒸し。
荒馬家は共働き家庭だったので、
早くから荒馬も料理を教えてもらいました。
一番最初に教えてもらったのが、茶碗蒸しです。
この味だけは、絶対に忘れて欲しくないから、
今から体と舌にたたき込んでね。と何度も作りました。
母が他界して12年。その間、父と一緒に年越しができたのは、
1、2回。嫁ぐとはそういうことですが、
必ず、【母直伝茶碗蒸し】は、正月前後に作っています。
「うん、母さんの味だ。美味い」と食べてくれる父。
必ず1個余分に持ち帰り、仏壇にもあげるのだとか…。
正月準備になると、いつも思い出す、荒馬の思い出です。