荒馬のつれづれ日記

好きなことを、好きな時に徒然と綴る日記です。

『どんなかんじかなぁ』

こんばんは。

皆が共通の【あたりまえ】を

持つことは、難しいことだと思った荒馬です。

 

学校ネタが、続いていますが、

今日も関連するブログです。

今日は、

小小凡師くんの通う

特別支援学校の近くにある、

小学校の児童との、近隣校交流でした。

もう30年も続いているとのこと。

年に一回、この時期に。

全校での七夕集会に参加したり、

今年は四年生の児童と交流を深めました。

 

こちらの児童達は、

障害を持った人と接することへの、

抵抗感も偏見もありませんでした。

正確に言えば、

そうは見えませんでした。

もちろん、

接する上で戸惑っている様子は

あるのですが、

差別的な気持ちはありません。

 

周りの人と変わらない態度で、

接してくれて、

帰り際は、全員が【さよならタッチ】を

してくれて、

「また来てね」

「また遊ぼうね」

「嫌な思いはしなかった?」

「楽しかった?怖くなかった?」

と話しかけてくれます。

 

これまでは、

「かわいそう」

「なんか、怖い」と言われたり、

嫌悪感のある視線を感じたりする場面の方が

多く、その度に胸が痛みました。

 

実は、子ども達よりも、

大人達の方が、その傾向は強いです。

「変なのが移るから、近づくな」と

自分の子どもに言う親御さんもいました。

 

車イスは目線が下なので、

ちょうど歩いている人の、

手の位置・カバンや持っている物の位置に

顔が来るので、

ぶつかることもたくさんありました。

 

その度に、

チクっと小さな棘が刺さります。

それが、

親の本音です。

とは言え、

だからと言って、

家から出ずに過ごすのは嫌なので、

凡師家は、全国各地に旅行したり、

とにかく連れ出して、

多くの人に会いに出ます。

 

20代前半より下の世代は、

障害を持った人への垣根が低く感じます。

小さな頃から、

身近にいる環境があるからでしょう。

慣れているという言い方の方が

良いかもしれません。

対して、

それよりも上の世代は……。

 

もちろん、若い人も年配の人も、

いろんな人が存在します。

様々な生育環境があり、

様々な価値観があります。

それでも、

相手の立場を考えてみる、

他を慮る思考は、

大事にしたいところです。

 

今日はそんな絵本です。

 

どんなかんじかなあ

どんなかんじかなあ

 

相手の立場や状況を

想像してみる。

そこから見えるもの、考えること。

 

これは、障害のあるなしに限りません。

こんなことをしたら、

こんなことを言ったら、

相手は、他の人は、

どう思うだろう

どんな気持ちになるのだろう。

 

これは人と関わる上で、

とても大切な事だと思います。

バレなきゃいいや、

自分の中で収められたら…。

そんな思いが、

いつ、誰を深く傷つけているか。

苦しめているのか。

 

そういう機微には敏感でいたいと

荒馬は思っています。

できることなら、

誰かの役に立ちたい。

1人でも多くの人を笑顔にしたい。

一歩先の気遣いができるようになりたい。

 

簡単なようで難しいことです。

そこにも

価値観や受け取り方の差が生じるので。

 

それでも、

今日見た、あの児童たちのように、

思いやりの気持ちや

相手が嬉しくなる、温かくなる

そんな言動をしていきたいです。