荒馬のつれづれ日記

好きなことを、好きな時に徒然と綴る日記です。

40代の体との向き合い方を考える

こんばんは。

40代に入り、体の衰えをひしひしと感じている、

荒馬です。

 

雑誌だったか、新聞だったか、ネットだったか、

出典は忘れてしまったのですが、コラム欄の一節が

妙に頭から離れません。

『女性は40代になると予想以上に体に変化が起きる。

 1ヶ月の中で、絶好調の日は、まずないと考えても良い。

 それくらい、どこかしらに何かが起きる。または残る。』

確かに、

昨年40歳になり、様々な体の衰えを感じています。

○○力と呼ばれる類いのものが、著しく低下していることも。

とは言え、ブログ更新が物凄く久しぶりになっているように、

特に今年度は大忙しの荒馬。

小凡師くんが通う中学校のPTA副会長やら

住んでいる市の社会教育委員やら

○○実行委員やら、という大役にお声がけ頂く機会ができました。

【頼まれごとは試されごと】という言葉をよく聞きますが、

秋田県に移り住んで丸2年。

まだまだ色々なことに不慣れな荒馬に声がかかるということは、

なり手がいなくて相当困っているのか、

移住者だからこその新しい風を求めているのか、

何か荒馬に期待をかけて声をかけて下さったと思ったので、

荒馬の家庭の事情(小小凡師くんの介護・看護)を話した上で、

それでもお役に立てるのであれば…とお引き受けしました。

さらに、

絵本セラピストとして荒馬にも、

ご依頼を頂くことが増え、4・5月は、心も体もバタバタしていました。

 

移住したての頃の【時間に追われる感】とはまた違う、

【時間に追われる】感覚を味わっていますが、

何とも心地よい感じです。

と言っても、体には蓄積されるものがあるので、

確かに、絶好調の日がありませんでした。

 

毎日、どこかしかに不調が起こります。

我慢できる範囲のものから、病院へ行かないと辛いものから…。

小小凡師くんも日々成長し、抱きかかえる重さが増しています。

筋力がつくのは時間がかかるのに、落ちるのはあっという間。

体重を減らすのは時間がかかるのに、増えるのはあっという間。

あまり健康を意識してこなかったので、

ここらで、意識の変換が必要そうです。

 

自分の体を知り、整える・鍛える・摂生する

これらを真剣に考える時が来たようです。

まだまだ親としても体力が必要な時。

日々たくましくなる息子達には敵いませんが、

少し頑張れば手の届く距離を保つ必要があります。

 

お陰様で、心の健康と安定は絶好調。

これは加齢が味方しているのか、

無闇に、イライラしたり、怒ったりがなくなりました。

負の感情の方が体に負担がかかるものです。

悲しくて泣くのも、怒るのも、悩むのも、本当に疲れます。

笑いすぎも疲れますが、笑うこと・楽しむこと・穏やかにいることの方が、

精神衛生上も良く、体力の省エネができます。

 

喜怒哀楽が面倒になっている時点で、

年を取った証拠なのかもしれませんが、

今は体力を温存しつつ、作り上げる時。

特に日常的に運動をしない荒馬にとっては、

40代ではなく、60代並みの体のような気がしています。

 

秋田の高齢者は本当に元気。

笑うのも怒るのも、話すのも動くのも…。

荒馬の方が若いはずなのに、自分で自分の方が老いていると感じます。

放っておいても大丈夫…の年代は過ぎたのですね。

 

面倒くさがりの荒馬。

自分にめっぽう甘い荒馬。

程よい着地点を見つけて、無理なくやっていこうと思います。

慣れる体

こんばんは。

春の陽気が心地よい季節になり、

気持ちもワクワクしている荒馬です。

 

新年度が始まって3週間。

我が家の男衆は、毎日、本当に頑張っています。

新たな環境で張り切っているのは良いのですが、

このまま走り続けていると、

ドッと疲れが来るのではないかと、

心配になる気持ちが強いです。

とは言え、

特に凡師さんは、立ち止まる間もないほどで、

自ら走っていると言うよりは、

ランニングマシーンに乗せられているという雰囲気。

これは、

小凡師くんにも言えるかもしれません。

今の中学生は本当に大変そうです。

それに輪をかけて、

秋田の中学生は(秋田に限らずなのかなぁ)、

本当に気の毒になるほど。

 

教師の働き方改革なんて言われていますが、

これって、

先生達が、自分で自分の首を絞めているだけでは?と

感じさせるようなものもあります。

質問をしてみても、明確な答えができない。

先生達も疑問に感じつつも、改善しないまま過ごしています。

昔からそうやっている。という慣習に縛られているのか、

変える気持ちがないのか…。

先生達も大変なのかもしれませんが、

結果的に、

生徒や保護者にしわ寄せが行っている事柄もあるように感じます。

 

学校現場や教育環境については、

未だに慣れることができませんが、

秋田県民になって、丸2年。

 

慣れる体になったのは、

気温について。

今日は太陽も顔を出し、20℃という気温。

吹く風は少し冷たいですが、

日差しが当たると暖かい。

 

数年前なら、4月に20℃なんて、

あり得ないと思っていたのに、

慣れるものですね。

今日の荒馬の服装は、

長袖のヒートテックに、薄手ではありますが、ニットセーター。

さらに上着を羽織っています。

ふと、運転しながら、

北海道に居た頃は、この気温や日差しなら、

もっと薄着だったのに…と思い、

妙にニヤニヤしてしまいました。

 

沿道には花が咲いていて、

桜の花も咲き始めていたり、色づいていたり…。

関東以南であれば、すでに散っているのかもしれませんが、

北海道・東北はこれから…の場所が多いと思います。

今が一番、過ごしやすいかもしれませんね。

 

あと数ヶ月もすれば、

また、暑い暑い暑い夏になります。

昨年よりは、暑さに慣れているのでしょうか。

今から、楽しみであり、不安でもあり。

 

今年度は、様々な場面で、

出番を頂いているので、体調管理をしっかりしようと思っています。

ハイヒールの体

こんばんは。

ハイヒールを履きこなしたい荒馬です。

 

ハイヒール。

とりわけ、ピンヒールは格好良い。

憧れていた靴。

 

母がオシャレをし、ヒールを履く姿が、

とても格好良く、憧れていました。

学校から帰宅後、

姿見鏡の前に新聞紙を敷き、

母のハイヒールを履いてみました。

上手く立っていられない。

2,3歩ですら、歩くのがおぼつかない。

小学校高学年くらいの荒馬です。

当時、すでに165㎝を超えていました。

母の背を追い越していたので、

母の服も着られます。

母の服に袖を通し、母の靴を履く。

身長は大人並みなのに、

これが全く似合わない。

何が足りないのだろう。いくつになれば似合うのだろう。

そんな事を考えていました。

 

短大生の頃、ヒールは履いていましたが、

時はアムラーブーム。

ピンヒールではなく、厚底靴が主流。

ヒール部分が太かったりする靴はありましたが、

当時は、ピンヒールは何となく気恥ずかしい。

もっと大人の女性が履くモノ。

背伸びしすぎていて、不釣り合いな靴に感じていました。

 

短大卒業後、すぐに社会人になりました。

そうなると、

数ヶ月前まで不釣り合いに感じていた、

スーツもピンヒールも、一気に身近な存在に。

 

当時は痩せていて、身長も170㎝。

顔はさておき、後ろ姿は、なかなかサマになっている。

(荒馬だけがそう思っていただけかもしれませんが…)

 

何となく、フォーマルな場面では、

ピンヒールが正装に合わせる靴と感じていました。

もちろん、高すぎるのはいけません。

5㎝くらいがジャスト。

それが荒馬の正解。(世の中の正解は知りませんが…)

 

姿勢も良くなりますし、歩き方にも気を遣います。

颯爽と歩く姿は幼い日の憧れの映像。

颯爽と歩けていたかは分かりません。少なくとも荒馬基準です。

 

数年後、すっかりヒールを履くのも慣れた頃、

子どもが産まれました。

ヒールの靴は靴箱の奥に…。

たまに1人で出かける時と、

仕事の時にもたまに履く程度。

 

だからこそ、分かることもあります。

加齢による、筋力の衰え・ボディバランスの悪さ、

出産による体のゆがみが、

ピンヒールを履くと、分かりやすくなりました。

立っていられない。

歩き方が悪くなる。

 

立ち姿勢や歩き方が悪くなる。

それなら履かない方が良い。

履ける体にならないと、履く資格が与えられないのではないか。

バロメーターにしつつ、

3㎝ヒールから再挑戦。

 

ヒールを履いた翌日は、

全身が筋肉痛に。

筋肉痛になるということは、まだ筋肉が辛うじて残っている証拠。

毎日数時間履くことはありませんが、

履きたい時に履ける体でいること、

年々、それを感じます。

 

荒馬の女としての意地なのか、

そこで「ハイヒールは履かない」という選択肢にはならない所に、

複雑な感情が入り交じります。

 

ずっと雪国に住んでいる荒馬は、

冬場は当然、ハイヒールは履きません。

もちろん、これは、身の安全と冷え対策のため。

室内で履く場面が冬場に数回あるかないか。

雪が溶け、春になる頃、

まずは、

幼い頃にやったように、

姿見鏡の前に新聞紙を敷き詰め、

部屋の中でヒールに足を通します。

2,3歩、歩いてみます。

 

「よしっ、いける」

「うわっ、ヤバッ」となるかは、その年によって違います。

今年の冬は後者。

 

姿見鏡の前の新聞紙を、

室内干しのための物干しラックの前に敷き詰め直し、

洗濯物を干す作業をヒールを履きながらやってみます。

バランスが保てない。

足首がグキッといきかける。

屈んでから立つのがキツい。

 

こんなにも衰えているのか40代になった荒馬は。

年が明けてから、暴飲暴食の習慣がついてしまい、

昨年の秋と比べると5キロも太ってしまいました。

太るのは一瞬なのに、痩せるのは途方もない時を要します。

 

しかし、来月から定期的に、

絵本講座・絵本セラピーなどなど、人前での出番が増えます。

この衰え、肥えた体を何とかしなければ、

荒馬の思い描く[格好良い女]が…。

 

「おいくつなんですか?」

「41歳です」

「えーっ、もっと若いと思っていました」

「そうですか。ありがとうございます」

 

荒馬の理想の会話です。

サバを読むよりも、こちらの方が格段に気分が良い。

「そんなことありませんよ」

という謙遜も、一つ間違うと、相手に失礼になるのではないか。

それが、たとえ社交辞令でも、

互いに気持ちよく終わるのは、上記の会話だと思う荒馬。

 

今のままでは、

「おいくつなんですか。」

「41歳です」

「あっ……そうなんですね」(もっと上かと思った…)

「……」

「…………」

 

が繰り広げられそうです。

 

荒馬改革始動

ハイヒールの(似合う)体(作り)

コンプレックスが強みに変わる

こんばんは。

声にコンプレックスを持っていた

荒馬です。

 

幼い頃から声が低い荒馬。

友達に電話をした時、

電話に出た友達のお母さんが、

友達を電話口に呼ぶ際、

昔は保留音が無い電話も多かったので、

声が筒抜け。

「荒馬っていう男の子から電話だけど、

    誰? 彼氏なの? 聞いてないけど。

    あんた何考えてるの?

    そんな暇があるなら、

    もっとやることあるでしょ。」

なんていう言葉が…。

 

「なんか、ごめん。荒馬だけど…」

「あっ、荒馬?なーんだぁ。

    お母さーん、荒馬ちゃんだよー。

    ベロ失礼だからぁ。」

(あっ、ちなみにですが、

    「ベロ」とは「とても」という意味で、

   荒馬が生まれ育った地域限定の方言です)

という会話がなされていました。

 

自分の声は低くて嫌だなぁ。

周りの女子と同じように、

「キャー」って言えたら良いのに…。

なんて思っていました。

高い声が出ないのか、

低いと思い込むあまり、

高い声を出さないのか、

そのあたりは自分でも分かりません。

 

合唱の時に、

ソプラノパートだったこともありますし、

ファルセットは出ていました。

しかし、

話す声は周りの女子より低く、

周りの男子と似たような感じでした。

 

声を出すときは気を付けていました。

低すぎて、聞き取れないかもしれない。

だから、

ハキハキ、声を張ろう。

そのため、

荒馬は地声が大きくなりました。

低いことより、声が大きいことで、

注意されることも…。

 

人並みに恋をして、彼氏ができても、

身長も高く、声も低い彼女は、

嫌だろうなぁ。

身長は変えられないけど、

声は頑張れば…と、

無理をして高めに出していた気がします。

 

荒馬はカラオケボックス世代。

学割なんてシステムがあり、

6時間1,000円(部屋代)で、

学生は歌い放題というプランがありました。

長居すれば、

飲み物や食べ物を頼むので、

結局、安上がりではないのですが、

不思議とカラオケボックスの食事は、

レストランや喫茶店よりも美味しく感じました。

 

そのカラオケでも、

女性歌手の歌は、ほぼ歌えません。

キーをMAX低くして歌うか、

逆にMAX上げて、低く歌うか。

男性歌手の歌のほうが、ラクでした。

 

声が低いことをバカにされたり、

いじられることはありませんでしたが、

勝手に1人でコンプレックスを感じ、

溜息をつくことが多い日々。

 

初めて声を羨ましがられたのは、

短大生の時。

仲良くなった女友達が、

「こういう声に憧れてるんだよね。

   いいなぁ。カッコイイ!」

と大絶賛してくれて、

「荒馬の声、最高だよね。私好き。」

と周りに言ってくれて、

さらに、

褒めてくれる人が増えました。

最初に褒めてくれた人というのが、

これまで会った人の中でも、

五本指に入るほどの美人。

そこいらの女優さんにも勝ってしまうくらい。

性格もノリも良く、オシャレさん。

そんな人だからこそ、

影響力もハンパなく、彼女のお陰で、

自分の声を好きになりつつありました。

 

教師になってからも、

「キーキーうるさくなくて、逆に響く」

「ズシンとくるんだよね。その声」

「先生の音読が好き」

と言ってくれる生徒も。

 

秋田に来て2年が経ち、

講演会や絵本セラピー®︎で、

絵本の読み聞かせを取り入れるのですが、

声や読み方を褒めて下さる方もいて、

今は、素直に嬉しく感じます。

 

声も基本的には変えられないもの。

声色を変えたところで、

ベースの声は変わっていないので、

こういう変えられないことを

褒められるのは、とても嬉しいです。

身長も、今となっては、

良かったなぁと感じています。

 

そして、

大人になってから、感じるのが、

相手を褒める言葉を自然に使える人は、

とてつもなく素敵だということ。

社交辞令は、

案外、言われた本人が分かるものです。

 

叱られる機会も減りますが、

褒められることも減るのが、

大人社会。

頑張りや成果を評価してもらうことはあっても、

その人自身のパーツ・持ち合わせているものを

褒めるというのは、

やっていそうで、できていないかもしれません。

 

荒馬が、今回、

こんなにも嬉しく思ったように、

荒馬も、誰かを嬉しくさせるような

言葉がけをしたいも思っています。

 

今週末は、講演会の講師として、

90分お話をします。

もちろん、絵本の読み聞かせを織り交ぜて。

聴いて下さる方々が、

心地よく感じる声を出したいと思います。

最近は、

よく噛むので、滑舌にも気を付けなければ…。

 

 

注目! 非認知能力

こんばんは。

新しいことを学んで、

脳がウキウキしている荒馬です。

 

最近、注目を集めているのが、

非認知能力。

点数や成績などのように数値化できない力。
コミュニケーション力や共感力、

忍耐力、自尊感情、意欲や主体性などの

 「生きる力」とも言われる能力。

 

振り返ると、

保育・教育分野では、

何年も前から大切にされている内容です。

教育が大きく変わる

と言われている最近。

だからこそ、改めて、

今の教育で良いのか、

どう変革すれば良いのか、

そこに着目しているため、

この非認知能力が脚光を浴びているわけです。

 

先日、非認知能力の研究と実践をされている、

岡山大学  中山芳一准教授の講演を聴く機会に

恵まれて、凡師さんと参加しました。

小難しい話かなぁも思っていたのですが、

とても分かりやすく話してくださるので、

楽しい時間を過ごすことができました。

面白くて、面白くて、

スルスルと脳に入り込んできます。

 

講演会の前に、こちらを読みました。

f:id:fuku-fukuro:20190320000210j:image

アメリカに住む日本人女性が、

自身の子育てをする中で、

経験した内容が書かれています。

日本とアメリカの違いはありますが、

非認知能力を育てるための実践を

積極的に行っているとアメリカの様子が分かり、

また、

日本の教育を受けた著者が、

子育てを通じて、

見たり聞いたり、体感したことが、

書かれているため、

非常に分かりやすい内容です。

 

そして、講演後には、

中山先生の著書も購入しました、

それがこちら。

f:id:fuku-fukuro:20190320000215j:image

講演で話された内容が載っており、

また、

講演の中で使用された図なども載っているので、

復習と再落とし込みには最適です。

 

保育現場・学校現場と協働して、

取り組みを進めているそうで、

岡山県では、

幼保・小中高と連携しながら、

講演や実践報告などもしているそうです。

 

講演を聴きながら、思ったのが、

子どもにも、もちろんですが、

大人にこそ非認知能力が必要だと思いました。

この能力が飛躍的に伸びるのが、

就学前〜小学校低学年の頃なのだそうですが、

それ以降、

無くなるわけでもなく、

伸ばせなくなるわけでもありません。

 

さらに、

変革期なのであれば、

子どもに関わる大人達も、

思考チェンジの時です。

子どもがいる居ないとか、

子育ては終わったからとかではなく、

再び、

子どもは地域の宝  という発想が大切で、

そのために、

新しい概念を知り、学ぶことが、

大人には必要ではないかと思うわけです。

 

教育に関心がある と言うと、

教育熱心というワードを聞くと、

とたんに、

「勉強だけ、できてもねー」

「教育ママ(パパ)にはなりたくないの」

という言葉が聞こえてきます。

 

いやいや、

それはイコールじゃないでしょ

と思うのは荒馬だけでしょうか?

 

保護者という視点で言うと、

ある年齢を過ぎれば、

親にとって大切なのは情報だと

荒馬は考えています。

必要な情報を必要な時に

渡すことができるのか、

その時に、

にわか仕込みの情報を渡すのは、

どうかなぁと思うんです。

 

そういった意味では、

必要不要を問わず、

知識を身に付けておくに越したことはないと

思っています。

 

さらに、

大人が学ぶ姿、

楽しく生きている姿を見せたいとも

思っています。

親であるけれど、

1人の人間として、

自分の人生を大切にしているか、

楽しんでいるのか。

子どもを蔑ろにするという意味ではなく、

なんか、大人って楽しそう。と

子どもが感じることができることって、

ベースになるのではないかと。

 

以前、教え子達と話したことがあって、

「感謝は当然してるけど、

    この人は(親)子どもしかないのかなぁ

    って思う時があって、

     それってどうなの?って、

    ふと思うことがあるんだよねー」

 

「自分の親が、まず楽しそうじゃないから

    このまま学生でいたいって思っちゃう。

    やりたいことを存分に  って言われても、

     説得力ないよってさ」

 

こんなことを話してくれました。

 

案外、

シビアに大人のことを見ているのだなぁと

その時は思ったのですが、

漠然とでも、

子どもはよく見ていて、

よく考えているんだなぁとも

思いました。

 

もちろん、子どもも大人も、

感じ方・考え方・行動の仕方は様々ですが、

せっかくなら、

なんか良いなぁ。

と感じてもらえる大人になりたいものです。

 

 

    

 

 

 

 

1枚のハガキがもたらすもの

こんばんは。

ハガキを書く時間が好きな荒馬です。

 

荒馬が携帯電話を持つようになったのは、高校3年生でした。

小学生・中学生の頃は、携帯電話は存在していても、

みんなが持つ道具ではありませんでした。

高校生になってからでしょうか、ポケベルが発売されたのは。

例に漏れず、荒馬も持っていました。

休み時間になると、学校の公衆電話は長蛇の列。

ポケベルと同時持ちで、PHS(ピッチ)を持つ人も現れ始めました。

ピッチに関しては、少し出遅れた荒馬。

バイトをして、親に「ピッチを買いたい」と言うと、

「まだこの地域じゃ、圏外の場所が多い。どうせ持つなら携帯電話にしな」

という親の助言を受けて、携帯電話にしました。

とは言え、

周りで持っている人が少なかったのと、

本当に電話機能ぐらいしかなかった…そんな学生時代でした。

 

ですので、

手紙はよく書きました。

授業中、ノートを破り、手紙を書いては、

色んな折り方をして、1日に何度も友人と手紙交換をしたものです。

 

大人になると、携帯電話は高校生以上なら1人1台が当たり前。

なんなら、

1人2台以上持っている人までいました。

中学生でも持ち始める人数が増えてもきました。

ショートメール機能・メール機能を使ったやり取りがメインになりつつも、

やはり、手書き文化は廃れず残っていました。

最近は、その文化も以前と比べると薄れている気もしますが、

それでも残っている文化です。

 

手紙を書くのは大人になってからも好きです。

出す相手や季節によって、便せんと封筒・封をするシールを選び、

ペンも選んで…

その書く準備も楽しんでやっています。

そして、数年前からハガキを書くことが増えました。

それも、

筆文字メッセージハガキです。

オリジナルの言葉だったり、誰かの名言だったり…。

 

教師を辞めてから、感じたことが2つ。

①書く字が雑になっていて、綺麗に書けなくなった。

②人と話をする時に、言葉がすらすら出ず、かむことが増えた。

それを改善するために、

日記を書いたり、ハガキを書いていました。

話をするのは、退職して8年経っても、下手な気がします。

単に年を取ったからなのかもしれません。

 

秋田県民になる前は、毎月、40枚ほど書いていました。

引っ越してきてからは、

それは今でも続いているのですが、なんだかバタバタとしていて、

都道府県で時間の流れが違うのでは?と思うほど、

あっという間に時間が流れます。

それでも、2年が経とうとしている最近になって、

少しずつ北海道に居た頃のような時間の流れを取り戻しつつあるので、

ハガキを書く時間を作ることができるようになってきました。

 

先日、地元で家具職人をしている方に会いに行き、

絵本の活動に使う道具の依頼をしてきました。

ご主人が家具職人。

奥様がカフェを経営しています。

荒馬より若いご夫婦。3人の子どもを育てながらも、

生き生きと、自分のやりたいことに取り組んでいる姿、

そして、

気さくなお人柄に、すっかり惚れ込んでしまいました。

初めての打ち合わせを終え、

『出会いに感謝』と書いたハガキを出しました。

初めて会った人には、必ずだしているハガキです。

 

今日、奥様のカフェにサンドウィッチを買いに行くと、

「先日はハガキをありがとうございます。

 もう何度も注文を受けて、モノを作っていますが、

 感謝の意を、手書きのハガキや手紙をもらうのは初めてです。

 とても嬉しかったです。ありがとうございます」

と言われました。

 

今は、メールで済ませるのかもしれません。

もしかしたら、

作ってもらったお礼を、受け取る時だけ伝えて、

その後に改めて礼状を出す人は少ないのかもしれません。

物作り職人ではありませんが、

もし荒馬が職人さんなら、完成品を受け取ったその時も感想は欲しいですが、

使ってみての感想も欲しいなぁと思います。

もちろん、

近くに住んでいる人なら、「どうですか?」と聞くことはできますが…。

 

直接会ってお伝えするのも大切ですが、

形に残るものでお伝えするのも、良い気がして、

荒馬はハガキを書いています。

 

その奥様も

「わざわざ、自分たちのために時間を作って、

 ハガキを書いて頂けたのかなぁと考えただけで、

 さらに嬉しくなりました」

と。もちろん、受け取る側のお人柄もありますが、

そう言ってもらえて、

嬉しくないはずがありません。

 

あー、ハガキを書いて良かったなぁ。

私も嬉しいなぁ。

そんな気持ちで帰路につきました。

 

たった1枚のハガキですが、

それがもたらすものは、目には見えない大きなものなのだと思います。

お互いにとって…。

よし、続けよう。書かせて頂く時間を惜しまなく作ろう。

改めて、そう思った日でした。

 

f:id:fuku-fukuro:20190316001925j:plain

f:id:fuku-fukuro:20190316001912j:plain

 

『CAFFEE TIMEー珈琲とめぐる毎日ー』

こんにちは。

素敵な絵本を知った荒馬です。

 

久しぶりの絵本ネタです。

今回のお気に入り絵本は…

f:id:fuku-fukuro:20190314102007j:image

『CAFFEE TIME ー珈琲とめぐる毎日ー』

ニジノ絵本屋さんの絵本です。

12,5㎝四方の小さな絵本です。

短い文とその文の解説(作者の思い)が左ページに書かれていて、

さらに英文も載っています。

右側に絵が描かれています。

絵に温かい印象があるので、少し教訓めいていたり、

考えさせられる文を和らげてくれています。

 

そう、これが、絵本の良さなのだと思います。

大人が読むと、心に突き刺さるような言葉や文、

考えさせられたり、ドキッとしたり…という内容があるものです。

簡単な文だからこそ、

色々な経験を経た大人は、自然と深読みをして、

自分の置かれている状況にあてはめたり、大切に思う人を想像したり

そんな現象が起こります。

それを引き出し、整理したり、少し背中を押したり、

他の人とシェアして、他の人の思いに触れたり、

そんなお手伝いをするのが、絵本セラピストです。

 

純粋に絵本を楽しんで頂きたい。

子どもの読み物だと思っていることが、勿体ない。

そんな思いが基本ではありますが、

そこに、もうひと味の楽しみ方や味わい方があることを

お伝えできればと思っています。

 

最近は、講演会の講師・絵本講座といった、

お話を聞いてもらう機会が多く、

参加される方々との距離が少し遠く感じてしまいます。

荒馬先生、などと呼ばれてしまい、

そこには上下が生まれてしまいます。

ですから、

絵本セラピーを自分で開催して、フラットに絵本を楽しみたい。

そんなことを思っています。

 

そして、本当に今年度はバタバタとして、

気づけば夜中になっていて、

気づけば1週間が過ぎている。

そんな落ち着きのない時間を過ごしているので、

少し、落ち着きが必要だと思い、

絵本を読んで、落ち着くためのウォーミンガップをし、

一人時間を確保するように心がけています。

 

この絵本は、何度も読み返したくなるので、

いつもそばに置いています。

さて、また読もうかなぁ。

真夜中の激闘

こんばんは。

真夜中にトイレと激闘を繰り広げた

荒馬です。

 

我が家には2つトイレがあります。

その1つが、

詰まりやすい!

トイレットペーパーをたくさん使うのか、

トイレには処理しきれない大物を

生み出す人物がいるのか、

ことの真意は、荒馬には分かりません。

 

詰まりやすくなったのは、

去年の夏頃から…。

なんとなく思い当たる節はありますが、

そこはグレーのままで良いことにします。

 

トイレが詰まる という経験を

これまでしなかった荒馬。

テレビや本でみるくらいでした。

こんな時、どうしたら良いの?

と考えても、良案浮かばず…。

というわけで、

スマホで検索をしてみます。

 

その頃はまだ、

こんなに頻繁に詰まるとは予想しなかったので、

詰まりを解消する道具を買う気もなく、

かと言って、

業者を呼ぶのも、なんだかなぁと…。

すると、

検索し続けると、

ありました!

【自力でなおす】という項目が。

 

荒馬、元来、人を頼ったり甘えるのは苦手。

自力でなんとかする  が染み付いていたので、

トイレの詰まりも自力でいけるんだぁ と

感心。

やってみました。

 

 

できましたー!

およそ15分ほどで、解消!

 

その数ヶ月後、再び詰まりがやってきました。

「おのれ、また来やがったなぁ」

と、再び格闘!

初回でコツを掴んだのか、

10分ほどで勝利!

 

その後は敵も恐れをなしたのか、

しばらく現れませんでした。

年末、再び敵が襲来。

その時の闘いは、

なかなか手強く、苦戦を強いられました。

 

そして、先ほど、寝る前にトイレへ行くと、

敵が来ていたのです。

前触れもなく…。

あっ、最近では前触れにも気づけるように

なってきたのです。

 

眠い

寝ないと明朝が大変。

[詰まっているため使用禁止]の紙を貼り、

布団に潜り込んだのですが、

目をつぶっても、

目に焼き付いて敵の姿が離れません。

気になる!

いや、寝る!

気になる!

いや、ね…

 

起き上がりました。

装備を身につけて、いざ出陣。

今回も敵は手強く、

さらにこちらは、

かなり眠いという悪条件。

15分の闘いの末、

勝利は収めましたが、

ふと後ろの鏡に映る荒馬の姿に、

ギャーーーーー

我ながらヒドイ。

これで安眠できると油断したからか、

鏡に映った自分の姿に必要以上に驚きました。

 

自分で言うのもなんですが、

あまり動じない荒馬。

「荒馬さん、いつも、冷静ですよね」

「驚いて叫んだり、キャーなんて言わないでしょ」

なんて周りからは言われております。

 

しかし、今日はやられました。

まさかの、自分に。

 

先ほどすべて終わり、布団に入りましたが、

まったく眠くありません。

眠気が飛んでしまいました。

マズイ

と思いつつ、

「うん、これネタにブログ更新しよっと」

と、現在に至ります。

 

そう言えば、家が完成した時、

我が家の建築に携わってくれた方から、

家の仕様に関する説明を受けた時、

「最近は節水が叫ばれていて、

   水回り系、特にトイレは詰まりやすくなりました。

   トイレの場合、

    [小]で流してばかりだと、水量が足りなくて、

  詰まりやすくなります。

  その上、昔と比べて、形も変わったので…」

と言われていました。

 

今後、頻発すらようなら、

相談するなら、

道具購入も検討しなければなりません。

ひとまず今日は、

もう寝ます。

 

物作りは楽しい

こんにちは。

消しゴム落款にハマっている荒馬です。

 

指先が器用ではなく、

かと言って不器用というほどでもなく、

絵を描いても上手くなく、

かと言って下手でもなく、

ペン字も習字も同様。

可もなく不可もなくでしたし、

苦手意識は強い方でしたが、

それでも、

面白そうだなぁ

やりたいなぁ

好きだなぁ

と思っていました。昔も今も。

 

どこかへ習いに行くほどではないけれど、

やってみようかなぁ。

ハンドメイドやDIYは、

見たりするのは好きですが、

自分がやるほどではありません。

 

それでも書く・描くことには興味が強い。

やっぱりやってみよう。

 

そんなことを繰り返している40年でした。

熱を帯びてやり始めたと思ったら、

やり続けることなくやめてしまう。

しかし、嫌いなわけじゃない。

その繰り返しですが…。

 

筆文字メッセージハガキを書くようになって、

筆ペンや習字が好きになりました。

ハマると、とことんなので、

せっかくならと、

絵手紙に派生させたりしていました。

言葉を紡ぎ出すため、

多くの言葉に触れる機会を増やしました。

書いた作品に彩りが欲しくて、

ハンコも買ったりしました。

さらに、

作ってみたりもしました。

 

今、再び消しゴムはんこにハマっています。

今回は落款。

f:id:fuku-fukuro:20190228152608j:image

f:id:fuku-fukuro:20190228152732j:image
f:id:fuku-fukuro:20190228152718j:image
f:id:fuku-fukuro:20190228152523j:image
f:id:fuku-fukuro:20190228152726j:image

自分用やらプレゼント用やら…。

 

やり始めると、楽しくて、

落款だけでなく、

消しゴムはんこにも着手しようかなぁと

思い始めています。

さらに、

道具も揃えたくなってきて、

ポチポチッとし始めています。

 

最近、バタバタしていたので、

じっくりと、落ち着いた時間を、

楽しめて、心地良いです。

筆文字メッセージハガキも、

忙しさを言い訳にして、

滞っているので、また書き溜めたり、

誰かに送ろうかなぁとも考えています。

f:id:fuku-fukuro:20190228153141j:image

 

と言うのも、2月中旬に、

筆文字講座を主催したんです。

友人の書家さんに、

会いには行けないけれど、

会いたいという理由で、

講師として来てもらっちゃいました。

 

そこで、スイッチを押してもらった感覚。

秋田県での生活にも慣れてきたと同時に、

絵本セラピストとしての仕事も始めて、

忙しくなり、

生活プラスαの部分が遠ざかっていました。

 

あっ、目の前のことしか見えなくなってる。

大切なことではあるけれど、

生活の潤いというか、αの部分も

大事にしたいなぁ。

 

そんな時は、[物作りと読書]が

荒馬流。

読書もどんどんしています。

仕事の役にもたつ、勉強に近い本や

小説・絵本・フリーペーパー・新聞・雑誌。

物作りは、消しゴムはんこ(落款)。

 

忙しさは変わらないのですが、

やはり、

時間は作るものです。

楽しんでいます。

 

4月からは、

様々な方面から、

【頼まれごと】が増えました。

◯◯委員・◯◯実行委員という、

絵本に関する依頼の他の分野です。

 

【頼まれごとは試されごと】という、

中村文昭さんのお言葉が、

胸に刺さるように思い出されました。

まだまだ新参者の荒馬にお願いするということは、

まさしく試されごと。

声をかけて頂けることは光栄です。

お願いして下さった方々を

ビックリされるくらいのことが出来れば!

時間は作り方、使い方次第。

 

【物作りと読書】を上手に取り入れて、

新年度から頑張りたいと思います。

 

 

初心忘るべからず 温故知新

こんばんは。

学びに磨きをかけている、

荒馬です。

 

年明けから、とにかく忙しい。

やりたい事が多くて、

やらなきゃいけない事も多くて、

体が1つじゃ足りなくて、

時間が足りなくて、

それより体力が足りなくて…。

 

そんな1月・2月を送っています。

この間、

家族とどっぷり楽しんで、

イベント開催をしたり、

絵本セラピーや絵本講座・講演会に向けて、

台本作りをしたり…。

 

イベント開催は、絵本関連ではなく、

筆文字講座。

大好きな友人に会いたくて、

でも大分県まで行けないので、

秋田県においでよーとお願いして、

筆文字講座の講師をやって頂きました。

楽しい。嬉しい。

なまはげを見てもらえたし…。

 

趣味を楽しみつつ、

自分のメイン活動の方も。

絵本セラピストの資格を取ってから、

3年が経とうとしています。

教師時代もそうだったと記憶していますが、

3年経つと、

少しは慣れてきてしまうため、

できる気になったり、調子に乗ってしまいがち。

あの頃は20代前半だったので、

余計にそれが加速して、勢いだけで、

乗り切っていた気がします。

有り難いことに、

先輩達がフォローをしてくれたり、

背中を押したりしてくれたので、

甘えさせてもらいながら、

力をつける事ができ、

悪い結果にはなりませんでした。

 

しかし、今は40代。

秋田県では絵本セラピストが他に居ない。

独りよがりが、どんな結果を招くのか、

調子に乗った結果がどうなるのか、

それが分かるからこそ、

前向きな勢いは持ちつつも、

慎重に、確実に…。

しかし伸び伸びと…。

 

そのために、

養成講座の時に学んだことを復習。

上級心理カウンセラーの、

資格取得時の学習内容も一緒に復習。

それらに関わる資料や情報・本も、

再び目を通してみました。

そして、

絵本セラピー・絵本講座・講演会をする度に、

調べて、考えて、聞いて、話した内容を

改めて再チェック。

 

荒馬はメモ魔のため、

オリジナルノート・オリジナル参考書が

完成します。

メモを取る際も、

聞いた・学んだ内容に加えて、

自分の意見・課題・疑問点・気持ちなどなども、

隣のページに書き連ねます。

ですので、

あとで読み返すと、その時の自分の様子も

振り返る事ができます。

 

まさに初心が書いてありました。

あー、こんな事を感じていたのなぁ。

そうだった! の部分を発見しました。

 

慣れてきたが故に、

忘れてしまっていた事、

大事にしなくなった事を再確認。

そして、

3年の間にアップデートした内容、

今、インプットした内容と照らし合わせ、

今の荒馬スタイルを確立しようとしています。

まさしく、温故知新。

f:id:fuku-fukuro:20190218234525j:image

 

磨き続け、アップデートを怠らず、

頂くご依頼に真摯に向き合おうと思っている、

荒馬です。