荒馬のつれづれ日記

好きなことを、好きな時に徒然と綴る日記です。

『ビジュアル源氏物語』 と 方言

こんばんは。

短大時代、方言や言葉の勉強をしていた荒馬です。

 

中学生くらいから、【言葉】に興味がありました。

その流れで、古文が好きになりました。

高校生になって、古典文学にさらにハマり、

当時は、あまりに好きすぎて、ハマりすぎて、

古語辞典を見なくても、

原文のまま読み解くことができたくらいです。

好きこそ物の上手なれ とはよく言ったモノです。

 

国文科のある4年制大学には全滅しましたが、

短大から本学に編入ができる学校へ通い、

様々な時代の、様々なジャンルの文学に触れることができました。

 

国語教師になってからも、

教材研究という名の、自分の好きなことを探求が続けられて、

本当に幸せな時間でした。

退職した今も、やはり、気になるモノです。

 

最近は、絵本や小説が読書の中心でしたが、

古典作品も読みたくなって、

15年前に定期購読していた、こちらを開きました。 

 与謝野晶子さんの訳本が読みやすくて、ハマった源氏物語

教員3年目の時に発売され、

給料を自由に使える身だったので、

迷わずに定期購読をしました。

 

話の内容にとどまらず、源氏物語絵巻も掲載されていたり、

当時の生活様式も知ることができて、

何度読み返したか…。

今回の引っ越しでも、迷わず持ってきました。

 

そして、

気付くと秋田県民になって2ヶ月目に突入です。

思えば不思議な縁なのですが、

父方の祖父母が秋田県出身(男鹿地方)。

幼少期から秋田弁を聞いて育っていたのだと、改めて思いました。

ですので、

秋田弁への免疫がついていると思っていたのですが、

実際に住んでみると、やはり違いがあるものですね。

北海道と似ている、同じ方言もあるのですが、

ニュアンスの違いやイントネーションの違い、

意味の違いなどもたくさんあります。

 

秋田弁は、北部方言・中央方言・南部方言の3つに大類されるようです。

北部方言は、より津軽弁に近いのだそう。

中央部の秋田市では、ほとんど標準語に近いのだとか…。

荒馬が住むのは北部。

結婚した当初、帰省した際には、

義両親も気を遣ってくれて、ゆっくりと話してくれていました。

何度か、凡師さんに「今の意味は???」と聞くことはありましたが…。

今では、

荒馬という嫁が居ることに慣れてくれたのか、

スピードも言葉も普段通り。

かえって、今の方が、分からない時や聞き取れない時があります。

 

それでも、年に2回の帰省を13年続けているので、

少しは分かっているつもりです。

とは言え、

未だに、しっくりこないと言うか、ドキッとするのが、

「すがたねえ(しかたない)」の使い方。

 

例えば、

荒馬が買い物のついでに、みんなにケーキを買って帰ったとします。

荒馬「ケーキ買って来ましたー。みんなで食べましょう」

両親「あ~、すがたねえごと」

荒馬「……えっ……… あっ、いえ~……」

 

「しかたない」は、こちらでは、

大変だったなぁ とか、気を遣わせてしまったなぁ という

使い方をします。

本来は、何となくマイナスの使い方をする言葉なので、

いまだに、ちょっとシュンとなってしまいます。

 

今日の秋田弁(北部)は「すがたねえ」でした。

これから、

不定期で、秋田弁(北部)の方言をお届けしますね。