荒馬のつれづれ日記

好きなことを、好きな時に徒然と綴る日記です。

『そらいろ男爵』

みなさん、こんばんは。

何かをしたい・何かを伝えたいと思った時、

手段とか、やり方って、大切だなぁと思った荒馬です。

 

「〇〇したい」「〇〇を伝えたい」と思うと、

割と直球で、相手にぶつかってしまいます。

考えなしにというほど、浅はかではないつもりですが、

もっと他のやりかた、もっと良い言葉のチョイスが

あっただろうなぁということも。

 

もちろん、きちんと考えてから、

相談・連携をしてから、という必要があるものは、きちんとしますが、

合理的に進めたいという気持ちもあります。

分からない者同士で話し続けていても、いっこうに進みません。

誰かに聞くことで分かるなら、

照れや恥などの感情などお構いなしに、聞きます。

この【分からなければ聞く】【調べてみる】というのが、

できない大人・しない大人って増えているような気がします。

(荒馬の周りに多いだけなのかなぁ)

 

おっと、話が逸れていきそうなので、この辺でやめておきます。

 

今日は久しぶりに絵本のご紹介 

そらいろ男爵

そらいろ男爵

 

 読んでから知ったのですが、

第一次世界大戦開戦から100年目の2014年に

フランスで刊行され、サン=テグジュペリ賞絵本部門受賞作のこの絵本。

 

帯には

鳥が飛ぶ青い空と、読書をこよなく愛した男が、

爆弾のかわりに投げたものは…

いま子どもと大人に伝えたい、いちばん大事なこと 

と書かれています。

 

素敵な絵本です。

こういう発想って素敵だなぁと思います。

絵本のストーリーだけに着目すれば、

絵本の世界だから実現するんだろうね…と冷めた視点も当然あると思います。

それでも、

今、自分たちが暮らしている世界に置き換えた時、

この視点って、ともすれば忘れてしまいがちです。

論点をすり替えるなって声も、聞こえてきそうですが……。

この絵本を読んで、

特に大人たちに読んでもらいたい絵本だなぁと感じました。

そして、

子ども達と一緒に考えてみたり、話してみるのも素敵だなぁと。

 

最近、すっかり絵本には興味を示してくれない小凡師くん。

でも、小凡師くんの感性や感覚に近いので、

是非、いっしょに読んで話をしてみたいと思っています。

興味を示してくれないと分かっていても、

「時間がある時、読んでみて。この本棚に入っているから」と

声をかけるのですが、

「面白そうだね。読んでみるよ」と社交辞令だけは返してくれます。

開いてくれている様子はないのですが…。

 

無理矢理、読ませるのも、響き方が変わるので、

待つしかないのですが、

こういう絵本、授業の中(道徳など)で取り上げると、

周りの同年代の人の反応も見えて、 

考えるきっかけになるのになぁと思います。

 

高学年以上になると、

親よりも、周りの大人に勧められるという形の方が、

時には良かったりするのでしょうね。

思い返せば、教師時代も

「親に言われるとムカつくんだよね」

「分かってはいるんだけど、親と一緒には無理だなぁ」という声、

よく聞いていました。

 

あ~、小凡師くんも、そういう年代に突入したということでしょう。

ゴリ押しはせず、

でも、勧めるくらいはして、

手に取る日を待とうと思います。