荒馬のつれづれ日記

好きなことを、好きな時に徒然と綴る日記です。

『とうだい』

みなさん、こんばんは。

少し前と比べて、自分の置かれた場所に

新たなやりがいを感じられるようになってきた荒馬です。

 

大人になると、何かをするには、何かを得るには、

自分から積極的に動かなければいけないのだと痛感するこの頃。

これまでは、

自分が出向くことで、それらが実現可能なきっかけになると

思っていました。

しかし、この数年は、その【出向く】ことが難しくなりました。

誰かのために、貢献するために、

自分のために、何かを得るために、そこへ足を運ばなければ、

何もできないと思っていたので、

出られないと、何もできない…。

思いとは裏腹な状況に、モヤモヤとしていました。

 

行けないなら、来てもらえる場所を作れば良いのだ!!

来てもらえないなら、自分がそれをやれる人になれば良いのだ!!

今はそんな風に考えられるようになりました。

そして、

凡師さんとの共通の夢と目標である、

【サードプレイス】【地域のコミュニティの場所】を作ることへ、

繋がっていきました。

 

個人で大きなことはできませんが、せめて、

近所の人達にとっての場にできないか、

そのためには、

何をして、何を学び、どうすることが良いのか…。

今はまだ、準備段階。

それでも、この目指す像のような絵本を見つけて、

「これだ!!! これなのだ!!」と思ったのです。

それが、こちら 

とうだい (日本傑作絵本シリーズ)

とうだい (日本傑作絵本シリーズ)

 

 作者は、秋田県出身の詩人です。

そこにも何か縁を感じます。(凡師さんが秋田県出身なので)

 

いつも海を見守る灯台は、いつも立ち寄る渡り鳥を羨ましく思います。

自分はどこにも行けない…という孤独感。

ある夜、嵐が襲います。そこで、灯台ができることとは……

内容紹介の欄には、

【自分がちっぽけな存在に思えることがあってもだいじょうぶ。

 そこにいて、君らしくいさえすれば、いつかそれが誰かの支えになったり、

 光になったり、することがあるんだよ。

 灯台の姿からそんなことを感じとってもらえたら嬉しいです】

と書かれていました。

 

この絵本を読んで、「まさにこれだ!!!」と思いました。

目指すべき姿と言えば、大袈裟に聞こえるかもしれませんが、

こんな存在になりたい。

こういう場所を作りたい。と強く思います。

 

自分が動けず、そこにいるだけでも、

何かできることはある。微力でも、いつかその灯りに気付いてもらい、

誰かを癒やしたり、笑顔にしたり、助けになれるかもしれない。

 

決意を新たにした、そんな絵本との出逢いでした。

色々な書籍を見ても、

そこまで【しっくり】とくるものがなかったのですが、

素敵な出逢いは絵本の中にありました。