荒馬のつれづれ日記

好きなことを、好きな時に徒然と綴る日記です。

『現代こよみ読み解き事典』『暦ものがたり』

みなさん、こんばんは。

太陰暦・月の満ち欠けを再び勉強し始めた荒馬です。

 

高校生の時に古文に夢中になりました。

日本史が好きだったこともあり、

その当時の時代背景・生活などにも同時に興味を持ちました。

作品を読み解いたり、歴史解釈をする上で、

暦や月の満ち欠けというのは意外に重要な役割を果たしていることがあります。

 

先日、作家の喜多川泰さんとお話をした時も、

暦や月の満ち欠けの話題で盛り上がりました。

歴史や古典文学作品を理解するとき、

【時間帯】や【周囲の明るさ】を分かっているだけでも、

面白いモノが見えてきます。考えるだけでワクワク。

 

例えば本能寺の変。明治時代以前の人なら簡単に分かることですが、

1582年6月2日に月は出ていたのか。ということ。

太陽暦を生きている私達は、簡単に言うことができませんが、

太陰暦では、月の満ち欠けがカレンダーになっていました。

1日=新月 3日目=三日月 7日目ごろ=上弦の月

15日目=満月 23日目ごろ=下弦の月

これは、毎月決まっていました。

ですので、

本能寺の変を決行した日は、闇夜。

信長は寝込みを襲われたと言われています。

闇夜だったため、敵の襲来に気付けなかったと。(諸説ありますが)

そして、

当時は当然、電気などありません。闇夜は、本当に真っ暗。

当時の生活様式を考えると簡単に答えが出て、

「だから、この日だったのか」と合点がいくモノが多くあります。

 

和歌も同様。

31音の短い歌を理解するには、時間帯・生活様式など、

様々なことを知っているだけでも、

和歌の情景・風情を理解するのを助けてくれます。

 

ブログを打つ手が弾んできました。

荒馬も一応、国文科出身ですので、

作品を読み解く・作者に切り込むという学習をしてきました。

本当に楽しかったです。

 

喜多川さんと話してから、その熱が再燃。

そして、購入した本の一部が届きました。

それがこちら 

現代こよみ読み解き事典

現代こよみ読み解き事典

 

 

 まずはこの2冊で、【暦】について、復習です。

その後は、方位や陰陽道などを復習すれば、

歴史や作品を、もっともっと楽しめそうです。

 

そう、

歴史好きの小凡師くんに、内容や人物だけではなく、

時間帯や生活様式なども伝えられます。

これは、歴史理解に深みを増すことができますよね。

本能寺の変の話をしたときの、

あのキラキラした瞳が忘れられず、

改めて勉強すれば、学生時代とはまた違った解釈や理解ができるのは…と

思っています。

荒馬の住む町の図書館には、

それを満たしてくれる本はあるのか…。

次の外出日にでも、探してみようと思います。

大学の図書館にはあるかなぁ。

国文科や史学科はないんですけね…。