みなさん、こんばんは。
祖母との思い出が少ない荒馬です。
父は8人兄妹の末っ子。
母は6人兄妹の5番目。
ですので、荒馬が物心ついた頃には、
祖父母はかなり高齢になっていました。
母と4つしか違わない従兄弟がいたり。
従兄弟と遊ぶのが楽しいと言う周りの友達とは、
少し違う感覚でした。
父方の祖母は、年の離れた1番小さな孫である荒馬を、
とても可愛がってくれました。
おそらく、ひ孫と言っても良いほどだったと思います。
着物を買ってくれたり、一緒に買い物へ出かけたり…。
その思い出も、大人達から聞いたり、うっすらとした記憶だけ。
荒馬が覚えている祖母は、今で言う認知症を患ってから。
当時は認知症という言葉ではないですし、
周りの大人達の対応も、今ほど寛大で理解あるものではありませんでした。
何かの本で、【人間は、子どもから大人になり、再び子どもに戻る】と
書かれていましたが、まさにその通りの祖母の行動でした。
大人達は日々、イライラし、オロオロし、子どもに戻る祖母に、
振り回されていましたが、
荒馬は、まるで妹ができた気分。
大人達には理解できなくても、子ども同士なら、簡単に理解できる事でした。
認知症を患いながらも、それから10年ほど元気に子どもに戻る祖母。
天寿を全うし、98歳で12年前に他界しました。
母方の祖母は、孫にも容赦ないほど、躾に厳しい人でした。
とかく、【女性であること】【品を持つこと】に対しては、
母が祖母を止めに入るほど、特に荒馬には厳しくしていました。
なにせ、
他の従姉妹と比べても、ヤンチャ過ぎるので…。
時代なのか、
女性は結婚すれば男性の家の人間になる。だから、実家には来るな。
と言う祖母でした。ですので、祖父母の家に行っても、割と邪険にされており、
母が少し気の毒に見えました。
ですので、母方の祖父母とは、あまり一緒にいた思い出がありません。
祖父とは【時計】という共通の事がありましたが、
祖母とは共通項もなく、ただただ叱られた記憶のみ。
不慮の事故で、荒馬が中学生の時に相次いで祖父母が亡くなり、
お葬式の時の記憶が1番鮮明に残っているという、少し残念な思い出です。
息子達には、なるべくたくさん祖父母との思い出を作りたい。
そんな風に思っています。
残念ながら、荒馬母は小凡師くんの顔を見ることなく旅立ちましたが、
その分、荒馬父が母の分も、小凡師くんと小小凡師くんに
関わってくれています。
「孫は責任がなくて、ラクだ。」と、元来子ども好きの父が楽しそう。
今は孫の笑顔を見られるだけで、健康を維持できるようです。
凡師さんの両親とは、離れて暮らしているので、
年に2回は必ず会いに行っています。
年に2回しか会えないので、
おそらく、
孫の成長に付いていけないのかもしれません。
会う度に大きくなり、言動も大人びてくる孫。
それに対応できない祖父母。
たまに、小凡師くんが
「おじいちゃん、そういうのは、やめた方がいいと思うよ」
「おばあちゃん、それは違うと思うよ」
などと、意見すると、大変、驚いた表情をします。
本日11歳を迎えた小凡師くん。
今後、ますます心も成長し、祖父母達を驚かすことでしょう。
まず、
冬休みの帰省では、
身長の高さに驚き、低くなってきた声に驚くことでしょう。
孫と祖父母の会話を見ていると、
本当に微笑ましく、荒馬の楽しみでもあります。
明後日は吹雪の予報。
本格的な冬の到来を感じますが、ということは、
帰省の時期が近づいたということ。
秋田で過ごす冬も12回目。今年は、どんなエピソードが待っているのか、
とても楽しみです。