荒馬のつれづれ日記

好きなことを、好きな時に徒然と綴る日記です。

関心をもつことから始める…のが難しい

みなさん、こんばんは。

少し真面目に考え込んでしまった荒馬です。

 

本日、小凡師くんの通う学校でPTA役員会があり、

参加してきました。

 

保護者同士のつながりを深めるのは難しいものです。

役員を引き受ける顔ぶれや保護者会に参加する顔ぶれがいつも同じ。

毎年のように出てくる課題です。

せめて、学校に足を運んでくれれば…

もう少し関心を持ってくれれば… という意見が出されますが、

実は、これが一番難しいんですよね。

【関心を持つこと】が。

 

共働き世帯が多く、両親ともに忙しい。子どもとゆっくり話す時間がない。

という意見が年々、増えている気がします。

そこから、「だから学校が、先生が、もっと頑張ってよ」という意見に変わる。

そうして、

「学校はちっともやってくれない」「学校のことが見えない」

「親が言ってもだめなの」「もっと学校で言ってよ」「学校は求めてばかり」と

意見が、不平不満に変化していきます。

 

どちらも手を抜いているわけではないし、任せっきりにしているわけでもない。

保護者側も、最初は、関心を持っていたのに、諦めや委ねるだけに変わってしまう。

学校側も、色々とアプローチするものの響かず。さらには、膨大な仕事もある。

 

教師をやっていたので、教師びいきな意見かもしれませんが、

本当に膨大な仕事の数です。みんな、受け持っている子ども達ともっともっと

関わりたいと思っているはずです。それでも、1人に課せられる仕事量は、

おそらく想像以上だと思います。

 退職してからは特に、学校や教師を批判するニュースやブログなどの記事を

見ると、本当に悲しくなります。それで給料を頂いているプロですから、

やらないといけないのは分かっているけれど、【ダメだダメだ】ばかりが

多すぎると思うんですよね。 一部の先生しか見ずに判断したり、

ほんの一部だけを切り取って、判断されている。批判するなら、数はもちろん、

その中身も、しっかりと検証してからにしてほしいものです。

 

話が逸れましたね。すみません。

今日の話題の1つに宿題があがりました。

小凡師くんの通う学校では、毎日宿題が出ます。保護者が丸付けをして、

翌日提出します。担任の先生もチェックします。

4年生くらいからは、宿題にプラスして家庭学習(自主学習)を推進しています。

これに関して、

どうして親がやらないといけないの?忙しくて時間がない。

学年が上がると難しくて、自信を持って丸付けできない。

家庭学習は言ってもやらないから、宿題の量を増やして欲しい。

宿題として課せられれば、子どもはやるのに。

などという意見が寄せられました。

 

みなさんは、どう思いますか?

 

宿題を出さない学校もあります。宿題が多い学校もあります。

宿題? 家庭学習?

 

どうして親が丸をつけるのでしょう。その意図は?

 

宿題が出ることが当たり前になると、子どもが自分で学習する力が、

親が自分で学習する力を身につけさせることができなくなるんだなぁと

痛感しました。

 

荒馬は、小学生の頃は【学習する習慣を身につける期間】だと思っています。

親はそれをサポートしたり、勉強のやり方を教えてあげる役目。

丸付けも、正解不正解を見ることを求めているのではなく、

それによって、つまづいているポイントを親も知ったり、親が子どもの

家での勉強をしている姿を分かっているという視点を求めていると思うのです。

中学受験が一般的ではない地域ですので、

家庭学習をすることについての【意識】の差を考えさせられました。

 

じゃあ、どんな風に伝えれば、どんな取り組みをすれば

勉強のみならず、保護者の意識を高くすることができるのか????

関心をもってもらえたり、学校に足を運びたくなるには???

帰宅してからも、モンモンと考えています。

教師という立場ではなく、保護者として、

せっかく務めさせて頂いているPTA役員として、

何ができるかなぁと。

 

子育ての輪を広げる難しさです。

色々な問題が取り上げられますが、【関心を持つこと】を始めなければ、

【関心を持ってもらうこと】を始めなければ、その先は見えないです。

親になってみて初めて見えてくる世界でした。

自分の子さえ良ければ、ではない視点。

評論家には見えない世界かもしれません。

家族・親子という組織が、色々な事の根本なのでは?と

大袈裟かもしれませんが、考えてしまいます。

 

子育ては難しい。そして全ての根本なのかもしれません。