荒馬のつれづれ日記

好きなことを、好きな時に徒然と綴る日記です。

『てぶくろ』

こんばんは。

絵本作家さんの講演会に

行ってきた荒馬です。

 

先日、荒馬が講師を務めさて頂いた、

講演会の参加者の方が、

福音館書店こどものとも社秋田営業所の方と

繋がりを作って下さいました。

営業所の方が、わざわざ連絡をしてくれて、

さらに、

絵本作家さんの講演会にお誘い下さいました。

幼稚園や保育園の先生が対象の講演会。

 

荒馬も絵本の活動をしていますが、

こういった講演会などは、

かなりアンテナを張っていないと、

参加することができないため、

家族にお願いして、

行かせてもらいました。

 

最初に福音館書店の編集の方のお話。

その方は沖縄出身。

冬の秋田は初めてだそうで、

冬の寒さや雪に関するエピソードを

話して下さいました。

幼少時代、

北海道から発泡スチロールに入った、

雪だるまが送られてきたそうで、

しかし、開けた時、

[自分が想像していた雪となんか違う]と

思ったことを覚えていると…。

実際に見たことがなくても、

想像やイメージがすでにあった。

それは、

絵本の読み聞かせがあったから。

 

そんな風に話してくれました。

そして、紹介してくれた絵本が、

 

てぶくろ (世界傑作絵本シリーズ)

てぶくろ (世界傑作絵本シリーズ)

 

 

こちらの絵本。

福音館書店の冬の定番絵本です。

1965年に第1版発行。

荒馬は2011年の第149刷を持っています。

スゴイですよね。ロングセラーの絵本。

荒馬が生まれる前から、

多くの人達に読まれたのでしょうね。

今日、あらためて読み返してみました。

この絵本で、

冬や雪のイメージができたのであれば、

たしかに、

発泡スチロールに入った雪だるまは、

なんか違う…と思うかもしれません。

 

自宅から講演会場まで、

車で1時間半走ります。

秋田も雪国ですが、

北海道の北部で生まれ育った荒馬にとっては、

やはり同じ雪国でも、

違うなぁと感じました。

 

この時期でも、道路は溶けて走りやすく、

ほとんど積雪がありません。

気温も高く、

暖かい車内から出ると、

気持ち良いくらいです。

 

生まれ育った環境で、

四季の感じ方が、こんなにも違うのだなぁと

つくづく思いました。

逆に荒馬は、

連日、30度を超える真夏の経験がありません。

今年の夏は、とにかく暑くて暑くて…。

コバルトブルーの透き通る海も

見たことがありません。

 

絵本を開くことで、

国内に限らず、時代も飛び越えて、

経験したことのないことを

知り、疑似体験できる。

もちろん、

写真集や雑誌・小説、テレビや映画など、

情報源はいまや、たくさんあります。

それでも、

そのツールとして、

5分〜10分で読むことのできる絵本は、

子どもでなくても、

魅力的なものの1つだと思います。

 

その後、

絵本作家の西平あかねさんの講演も聴きました。

編集者とはまた違う[作り手]さん。

一冊の絵本が完成するまでの、

楽しさや苦労など、

貴重なお話を聞くことができました。

 

講演終了後、

福音館書店の編集の方にご挨拶をして、

荒馬が大好きな絵本である、

 

とうだい (日本傑作絵本シリーズ)

とうだい (日本傑作絵本シリーズ)

 

こちらの絵本について、

熱く語ってしまいました。

荒馬の今後の生き方や目指す姿を

表現している絵本。

この絵本に出会った時の感動を

是非、伝えたいと思っていたので、

嬉しかったです。

 

こちらの絵本は、

震災後に出版された絵本で、

作り手の思いも、

そこに向けたものが強い絵本です。

それでも、

そういう受け取り方をして頂けて、

新しい発見ですし、嬉しいですと、

仰って下さいました。

 

とても楽しい時間でしたが、

先生たちは、

研修のために参加されている(させられている)

方も多かったようで、

後ろの人はイビキをかいて寝ていたり、

休憩時間のたびに、

ボヤいている方々もいました。

 

せっかくの機会を

どう過ごすのか、

楽しさを見出す姿勢や、

学ぶことの大切さ、

学べる環境の有難さなども、

ある意味、

勉強になりました。

 

結局は、

そこから何か学ぼうとする気持ちや

楽しさを見出すというのも、

心構え1つで変わりますよね。

そういう力も身につけたいと、

感じさせられました。