荒馬のつれづれ日記

好きなことを、好きな時に徒然と綴る日記です。

『もしも徳川家康が総理大臣になったら』

本を読みながら様々な感情を愉しめるのが、

読書の好きなところ

ハラハラ・ドキドキ・ワクワク・イライラ・キュンキュン

モヤモヤ・フワフワ・ホカホカ・ルンルンなどなど…

オノマトペにすると、

一気に語彙力が下がってしまう。

 

直近で、最もワクワクしたのが、こちらのビジネス小説 

ビジネス小説というカテゴリです。

なかなかの長編大作となっており、二部構成になっていますが、

荒馬は、サクッと読みやすいなーと感じました。

AI技術で蘇った偉人達。ホログラムを使って復活します。

最強内閣として、

徳川家康の他にも、名前だけを見ただけで興奮するような偉人達

歴史的な内容に関しては、注釈などがあり、

歴史に明るくない人が読んでも、分かりやすく、そこで躓くことはない気がします。

そして、

政治の仕組みというか、流れというか、

それが分かりやすく書いてあります。簡略化されているのかもしれませんが、

荒馬には非常に塩梅良しの難易度でした。

 

コロナ禍を収束させ、信頼を取り戻せ

 

これを合い言葉にAI最強内閣が奮闘するのですが、

その決断力や実行力には、とにかくワクワクしか残りませんでした。

本当にこれが実現したら、

この現状も少しは変わることができるのではないだろうか、

そして、

施策は実行されないまでも、

我々国民が大切にしなければいけない、改めなければいけない

思考や言動があるのではないか…と自問自答・自戒できる内容もあります。

 

確かになー

自分自身もそう思っているかも…

という耳の痛い内容もありました。

 

その部分だけでも、改善できれば、何かが変わる気がします。

政治を語れるほど、一生懸命に考え、参加し、訴えてはいないけれど、

自分には何ができるのだろうか…と考えさせられました。

 

どうせ、何も変わらないだろう が根底にあるのだと思います。

都道府県や市町村の指針や施策などは、まだ身近に感じられますが、

それでも、声が届いている実感は少ないです。

というほど、大きな声で訴えてもいない自分もいます。

それでも、

秋田県に移り住んでから、

ほんの少しだけですが、行政から委嘱を受けたお仕事をやらせて頂いています。

絵本セラピストとしての仕事とは、別に…

 

その中で、県や市の活動の一片ですが垣間見えて、参加できて、

見えてくるものがあります。

秋田県の良さと課題も見えてきます。

それをどんな風に伝えて、何をすれば、変えられるのかまでは、

さすがに難しいのですが…。

 

教師として働いている時も、

力を持たなければ(上の立場に立たなければ)、

やりたくてもできないことの多さに何度も直面しました。

そして、実際に

上の立場に立つことで、変えられる事がたくさんありました。

もっともっと上に登れば、

生徒・保護者・教職員のために、何かできたのではないか?

志半ばで退職せざるを得ませんでしたが、

荒馬は、教師の中でも学歴も低く、女性でしたが、

上昇志向だけは、誰よりも強く持っていたと自分では思っています。

 

短大を卒業して教師になって、

ずいぶんと学歴については、バカにされたりしました。

「それなら体を動かそう。仕事のスキルを磨こう」

自分にできることは、がむしゃらにやりました。

学歴は過去のもの。

スキルと知識 決断力・実行力・牽引力・リーダー力などなど、

とにかく勉強しました。

女性という点は、北海道だけかもしれませんが、

そこまで苦労せずに済みました。

その点は、学校社会は能力さえあれば、年齢や性別は重視されません。

学歴をバカにするのも、それが足枷になることは一切ありません。

 

北海道では、20代後半になれば、責任ある立場にどんどん昇格できます。

教員の世界での責任ある立場とは、人によって考え方や価値観が違いますが…

早ければ30代後半で管理職になれます。

他府県の実情の詳細は分かりませんが、

少なくても秋田県では、その現象がないので、もったいないと感じます。

 

教員だけで無く、様々なところで、

若手のくくりが違います。

なんだかんだ言っても、20代・30代が期待されていないことに、

寂しさを感じます。

若い人がいない。高齢者が多い。

問題点は口々に出るのに、今居る若い世代を表舞台に出すことはしない。

ちょっとした矛盾を感じます。

だから、

北海道と比べて、20・30代の覇気とのびのびさが低く感じます。

もちろん、

それじゃダメだ!と立ち上がる人達はいますが、

いかんせん、人口の大部分を占める高齢者達が冷たい。

見守ったり、応援するという姿が見られない というのが、

荒馬の感想です。

 

憂いていても仕方ないので、

自分にできることはやろうと奮闘中です。

田舎の中の田舎ですが、だからこそ、声が届く距離感があります。

とは言え、

移り住んで5年目。こちらでは、まだまだ[よそ者]扱い。

もっと溶け込んで、認知してもらうことが大事です。

 

この小説を読んだからでしょうか。

そんな壮大なことを考え出してしまって、

「自分、どこを目指してる?」とツッコミを入れてしまうくらい。

 

やる気みなぎるという表現は正しくありませんが、

何か滾るものが、荒馬の奥底に感じられます。

これは荒馬の人生において、とても珍しい現象です。

あー、

私でもこういう風に感じられるんだね。

せいぜい、頑張れよ  と

本来の自分(何が本来かは分かっていないけれど)が

冷めた目で見ていることを感じています。