荒馬のつれづれ日記

好きなことを、好きな時に徒然と綴る日記です。

『沙門空海唐の国にて鬼と宴す』

こんばんは。

長編作を読み終えた荒馬です。

 

ここ数日、

読書に耽っていました。

作品はこちら 

 以前のブログで、

映画化された作品を

観たという記事を載せました。

 

fuku-fukuro.hatenablog.com

 

 映画を観終わった後に、どうしても原作が読みたくなり、

コミックと原作本(二巻まで)を

買ったということも、記事に載せた気がします。

 

一巻を読み始めると、

途端に

物語の世界に吸い込まれて、

どんどん読み進めていきました。

このままでは、

二巻もすぐに読み終えてしまう。

しかし、

三巻・四巻は手元にはまだない。

買いに行ける時間がない。

(最近は、ちょっと忙しくしているので)

Amazonでポチッとしようかと思っていたところに、

荒馬にとっては【神の声】

凡師さんが、

Amazonで買う物があるんだけど、ついでに何か買う?」

 

心の中では、雄叫びを上げていました。

「あのね、あのね、これの三巻と四巻が欲しいです」

注文した翌々日には、手元に。

 

そして、(やはり)あっという間に、

二巻から四巻までを読み終えてしまいました。

 

とにかくスゴイ。

とにかく面白い。

これが、まず感想です。

陳腐な感想ですみません。

読み終えて間もないので、

興奮が醒めません。

 

興奮が醒めないので、

四巻のクライマックスを、再び読んでいるくらい。

 

映画のスケールの大きさにも驚きましたが、

原作を読んで、

隅々まで詳細に書かれており、

1人1人の登場人物が、本当に深く描かれています。

【描かれている】という表現をしたのは、

映画を先に見た影響も大きいとは思いますが、

小説を読み進めながら、

その映像がいきいきと荒馬の脳内に映し出されるからです。

 

原作と映画の違う部分もありますが、

映画は映画。

原作は原作。

と分けて考えれば、全く問題ありません。

 

そして、歴史・宗教を広く勉強したくなりました。

唐の時代の文化・人・風習が鮮やかに、そして詳細に

書かれている作品でしたので、

歴史書の類いも読みたくなりました。

 

ここまで興奮し、

また、

それに関わって、勉強したくなるという気持ちは、

久しぶりな気がします。

 

夢枕獏さんのこの表現力は素晴らしい。

伝記や史書を読んでいるようです。

フィクションのはずなのに、

これがまるで本当に起こった出来事なのではないか、

いや、

あながち全てフィクションではないのかもしれませんが、

どこまでが実際に起こったのか、

この作品を創るにあたり、

どんな事を学び、どう考えたのか、

許されるなら、

ご本人に会って、直接伺いたい。

 

それほどまでに、魅了されました。

 

もう一度、映画も観てみたいです。

そして、

近いうちに、

小説も、もう一度読み返すような気がします。

 

さて、次は何を読もうか。

また、夢枕さんの作品にしようか、

それとも、

新たな興奮を新規開拓しようか…。