こんばんは。
久しぶりに小学校で授業をやった荒馬です。
絵本セラピー®︎を道徳の授業で
やらせて頂きました。
ちょうど1年前に、
小学校と中学校でやらせて頂いたので、
1年ぶり。
教師時代、小中併置校に勤務していた時、
特別措置で、
小学生の国語と書写を担当してことが
ありました。
複式学級という形式のクラス編成。
1・2年生、3・4年生、5・6年生が
同じ教室で学びます。
もちろん、授業内容は別々。
これって、
とっても難しいんですよね。
そんな、昔のことを思い出していました。
今回は道徳の【主に自分自身に関すること】に
ついての分野で、
【自分の良さ】について考える内容。
45分間の授業なので、
3冊の絵本を使いました。
- 作者: スティーヴメツガー,ジャナンケイン,Steve Metzger,Janan Cain,いしいむつみ
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自分から見た自分、他の人から見た自分
について、客観的に考えてもらい、
その後、
【自分】【どんな人になりたいか】
【そのために、今からできること】
という視点を話して、
あとは子ども達に考えてもらいました。
内容はさておき、
素晴らしかったのは子ども達の
授業へ臨む姿。
話を聞く時の相槌が、
話す側が心地よさとやる気を抱くほど、
とても上手でした。
また、
話す相手に顔と目だけではなく、
体ごと向けて、
「◯◯さんの良いところは、◇◇です」
と伝えていました。
ワークシートに書いた内容を、
短時間で覚え、
相手の目を見て話す。
当たり前のようで、
大人でも、なかなか出来ない人もいます。
書類やパソコンを見つめたまま話す。
誰に何を伝えたいのか…。
当然、相手の反応も見えていません。
今回は、クラスの全員が、
それを当たり前のこととして、
自然とできていました。
特に、
良いところを伝える場面。
言われた側も笑顔になる。
それを見て、
伝えた側も笑顔になる。
そして、
それを見ている、他の班員も笑顔になる。
さらに、
班ごとでシェアリングする時も、
周りの状況を見て、
速さを調整しているんです。
今回、6年生での授業でした。
1年生の時から積み上げてきた、
授業規律があるからこその姿です。
授業を受け身にならず、
参加するという気持ちが見受けられました。
素晴らしかったです。本当に。
荒馬が教師の頃、
こんな風に当たり前にできるほど、
授業規律を大事にしていませんでした。
受け身にならず、
一緒に授業を作り上げよう とは
伝えていましたが、
言葉だけだったかもしれないと、
思い知らされました。
そのための、具体的なことを
生徒達が納得してできるように、
向き合っていたのか…。
そしてさらに、
これは学校現場の子どもにだけ
言える話ではありません。
大人の社会でも必要な姿でもあります。
子ども達から教えてもらうことって、
たくさんあります。
だから荒馬は、
学校現場が大好きです。
いつも立ち止まらせてくれて、
教えてくれて…。
また機会を頂けると嬉しいなぁと
思いました。
そのためには、
荒馬のスキルアップも必要です。
彼らに負けず、
荒馬も頑張ります。