こんばんは。
当たり前の事に感謝したり、
自分の事を「偉いなぁ」「がんばっているよね」と
思えたら良いなぁと感じた荒馬です。
久しぶりに絵本をご紹介。
くつはえらい えらい えらい
なんでえらい?
まいにち いっぱい あるくから
えらいこっちゃ えらいこっちゃ
はくしゅ~
こんな感じで、「えらい」がたくさん出てきます。
絵本の後ろの方には楽譜も付いているので、
歌いながらやるのも面白いかもしれません。
覚えやすいメロディーなので、
ついつい口ずさんでしまうかもしれません。
大人の方を対象に読み聞かせをすると、
一緒に歌ってくれる人は、なかなか居ませんが、
もともと仲良しのグループの皆さんへ読み聞かせをすると、
みなさん、ニコニコしながら歌ってくれます。
それでも、
この絵本は、拍手する場面があるので、盛り上がる一冊です。
そして、
【我ながら、自分って偉いなぁと思うことは何ですか?】という
質問を投げかけると、
ワークシートに書いている最中も、グループ内でシェアしている最中も
照れ笑いをする人、真剣に悩む人、それぞれ。
大人も子どもも普段は色々な【役割】があり、
【仮面】をつけています。
お父さんやお母さんという役割(仮面)
お仕事での役割(仮面)
息子・娘という役割(仮面)
児童生徒という役割(仮面)などなど。
役割や仮面と表現すると、
何だか堅苦しかったり、偽っている印象を受けるかもしれませんが、
実は、どの部分の自分を褒めてあげているかが
分かります。
それを記入し、シェアした後に告げると、
「ほお~」「なるほど~」「あっ、そうかも」などという声が聞こえます。
いつしか当たり前になっていること。
誰にも褒められたりしないこと。
そもそも褒められるためにやっていないこと。
しかしそれは、
他の誰かから見ると、「偉いなぁ」と思えることかもしれません。
ということは、
当たり前であって、当たり前ではない。
毎日、色々な【仮面】の自分を無意識に使い分けながら、
みんなが生活をしています。
仕事でも子育てでも、何にでも言えますが、
日常の中では、ついつい、短所の方が見えやすくなってしまうもの。
たまには、ちょっと視点を変えて、
「頑張っていること」「偉いなぁ」という視点に立つだけで、
少しだけ、モノの見え方が違ってくるのではないでしょうか。
ただ、
「そうだよ!!! 私はこんなに頑張っているんだから」
という思いが行き過ぎてしまうと、
やはり、他人に対して厳しくなってしまいます。
何事も【良い加減】が必要ですよね。
自分を褒めてあげること。
自分の機嫌をとること。
人は承認欲求がある生き物ですから、
できれば、自分以外の人から評価してもらいたい。
しかし、
それがままならない場面の方が圧倒的に多いはずです。
それなら、せめて、
自分で自分を褒めてあげて、
気分良くなるくらいは良いのではないでしょうか。
荒馬は、基本的に自分に甘く、
すぐに自分で自分を褒めては、自己満足しています。
ただ、
自分で自分に、とてつもなく厳しい時もあります。
何かで読んだのですが、
荒馬はずっと陸上をやってきました。
個人競技は、他者との闘いではなく、自分との闘い。
たとえ優勝したとしても、自己新記録を更新しなければ、
あまり嬉しくならない。
常に自分と比較し、自分を奮起させ、自分を労うという習慣があります。
結果が良くないのは、自分の責任です。
その原因も自分にあります。
そんな生育環境もあったから、今の荒馬があるのだと思います。
以前も書きましたが、
集団競技でしか味わえないモノもあったのだと思いますが、
荒馬はそれがよく分かりません。
部活動の顧問を通して、何となく理解はしていますが、
実感としては無いので、本当に分かっているとは言えないのかもしれません。
とは言え、
どちらにせよ、人は常に【自分】とは一緒です。
ドラマ『コウノドリ』でも言っていました。(四宮先生役の星野源さんのセリフ)
人間は二人で一つになんかなれない。
死ぬまで一人なんだよ。
たとえ夫婦でも別々の人間だからこそ、
お互いを尊重し合う。
それで初めて助け合えるんだろ
一見すると冷たい表現ですが、
荒馬は、このセリフがとても気に入っています。
これが「夫婦」ではなくても、同じ事が言えると思います。
そこをはき違えると、
人とのコミュニケーションも、相手への労いや心遣いも
まるで様相を呈すると思います。
まずは、自分で自分をしっかり見つめてあげて、
大切にし、褒めてあげて、受け入れて。
そうして、初めて他人のことも考えてあげられるのだと
思うのです。
ですので、
『えらい えらい!』を読んで、
今日も自分を褒めてあげようと思います。
今週から12月上旬までは、とっても忙しい日が続くので……