荒馬のつれづれ日記

好きなことを、好きな時に徒然と綴る日記です。

『ルラルさんのにわ』

こんばんは。

本当に大切にすべき事って

何だろうと考えていた荒馬です。

 

この問いは、

教師目線や教師の立場の経験がある、

荒馬から見た、学校についてです。

そこはもちろん、

学校に通う子ども達を

大切にするのですが、

その、どんな部分を大事にするのか、

学力重視なのか、

運動重視なのか、

管理型なのか、

子供達に切り拓かせるのか。

などなど。

 

地域・学校・教師集団・管理職、

それぞれの立場や価値観、

大切にするポイントが存在します。

 

それでも、果たして、

子どもだけのことを、

考えるだけで良いのか。

そんなことを考えていました。

 

そんな時に思いついた絵本がこちら。

 

ルラルさんのにわ (いとうひろしの本)

ルラルさんのにわ (いとうひろしの本)

 

 ルラルさんは、自慢の庭を

毎日丁寧に手入れしています。

自分の庭で、

誰かが悪さをしないように見張ります。

そんなある日、

ある動物がルラルさんの庭に来ました。

さて、どうするルラルさん?

そして、どうなる?

 

 

荒馬は小中併置校も含めて、

3校の教員経験。

保護者として、3校の保護者経験。

凡師さんの勤務校の様子を、

聞くだけとはいえ、知っているのが3校。

 

それぞれに、特色があります。

良くも悪くも…。

 

秋田県に来て、

小凡師くんの学校の、

2度目の懇談会がありました。

学力1位がキーワードとして、

よく出てくるのですが、

今はダントツではないですし、

分野別にすると、

他県に追い抜かれています。

 

上からの厳しい言葉があるのか、

学力向上に関するお話が、

先生達から、やたらと話されます。

それも、

もっと家庭も協力してよと言いたいのか、

家庭生活へのダメ出しや注意喚起が

目立ちます。

 

その割に、

学校からの発信や日々の関わりに関して、

保護者には不親切だなぁ。

と思うわけです。

転校生だから余計かもしれません。

小さな地域だからなのか、

慣例になっているから、

保護者も卒業生が多いから、

子どもに自立心を育てたいので、

子どもにしっかり伝えています。

お子さんから聞いて下さい。

というスタンス。

 

あぁ、保護者を大事にしない学校だなぁ。

丁寧さと親切が、もう少しあれば…

と、思ってしまいました。

原稿ばかり見て、

保護者の顔を見ていなかったら、

「子ども達が時間にルーズ」と言いつつ、

授業も、懇談も、時間通りに終わらない。

保護者も仕事を持ちつつも、

何とか遣り繰りして、

時間を作り足を運んでいるのに…。

そして、

「参観には来ても、

    懇談に残ってくれる保護者が少ない」

と嘆くのですが、

大人だって人間です。

大事にしなければ、ぞんざいに扱えば、

離れるものですよね。

 

学校・家庭・地域が協力して。

なんて、

よく聞く話ですが、

簡単ではないことは分かります。

それでも、

小さな積み重ねで、

相互に【大事に思う】行動をすれば、

変化は生まれると、

荒馬は思います。

 

当然、文句ばかりの保護者はダメ。

文句なのか、意見なのか、

それは、

自分のためなのか、

自分の子だけのためなのか。

 

どちらかだけ頑張っても上手くいきませんが、

それでも、

学校が、教師が、

率先しないとならない部分の方が、

圧倒的に多いと思うんです。

 

これも価値観の違いがあります。

だから、先生達が忙しくなるんだ。

という声も聞こえてきそうです。

しかし、

負担にならずに、できることなんて、

山ほどあるんですよね。

やっていた身からすると。

 

それは、教師の怠慢だよぉ。

って思うことが。

 

小凡師くんは楽しい楽しいと、

登校しているので、

それで満足すべきなのは分かります。

それでも、

転校という事情、

都道府県も変わったという事情、

PTA役員の仕事もやらせていただいている、

立場からすると、

様々な部分で、「うーむ」と

思うことが…。

 

相談しても、歯切れが悪く。

少しモヤモヤしている荒馬です。

あと1年もせずに卒業だと、

割り切った方が良いのかなぁ。

ついつい、

以前の学校と比べたり、

自分の教師時代と比べたりしちゃいます。

 

改めて、

北海道(もっと言えば、以前住んでた地域)

の教育って、悪くない。

たとえ、

学力が下位だったとしても…。

と思いました。

 

大事にするポイントが違うだけで、

荒馬は、

そちらに慣れていただけなのでしょうね。

そんな意味では、

秋田県にも慣れなければ…