荒馬のつれづれ日記

好きなことを、好きな時に徒然と綴る日記です。

『おこりんぼママ』

みなさん、こんばんは。

最近は、叱る・怒ることが減り、精神衛生上も

とても良い荒馬です。

 

以前も書きましたが、叱る・怒る側にも相当のパワーが必要です。

後になっても、疲労感と共にドヨーンとした気持ちも残ります。

「もっと他の言い方があったのではないか」

「心に響く言葉を使えていただろうか」

「感情的に、荒馬の都合の良いような言い方をしなかっただろうか」

そんなことも考えたりします。

 

最近は、喜んで良いのか、逆に心配すべきなのか、

叱る・怒る場面がグンと減りました。

もちろん、これから何度もその機会は訪れるはずなのですが、

束の間の休息・嵐の前の静けさでしょうか…。

こちらがその成長に驚くほどの気遣い・言葉遣いが多く、

「ありがとう」「スゴイね」という言葉が増えています。

 

さて、今日はこの絵本 

おこりんぼママ

おこりんぼママ

 

 ぺんぎんのぼくは、ママに怒られて、

体がバラバラになってしまいます。

あちこちに飛んでいった体を探そうとしても、うまくいきません。

そこに舟に乗ったママが現れて…。

 

なんとも衝撃的なスタートです。

そんな破壊力のある怒られ方をされた「ぼく」

そんなに威力のある怒り方をした「ママ」

あー子どもにとっては、これくらいのパワーを受け取っているんだなぁ。

あー子どもに、こんなに衝撃を与えているんだなぁと感じました。

 

荒馬は、

【とにかく褒めて伸ばそう】という考え方には反対です。

もちろん、褒めれば嬉しいし、頑張ろうとする姿勢は理解できます。

しかし、

叱る・怒るというのが必要な時もありますし、

どちらか一方よりも効果的だと思っています。

 

「えっ、これをしても怒られないの?」

「なら、これでOKなんだ」と

短絡的に考えてしまう子どもはたくさんいます。

そして、

中学生くらいになると、

かえって、怒られない事に不信感を抱いたり、

「この大人はダメだ」と感じたりします。

 

それでも、今は叱る・怒る場面なのか、

どんな対応が良いのかを、大人側が吟味する必要はあります。

そして何より、

褒めるにせよ、叱るにせよ、それが響くような信頼関係も大切ですよね。

 

荒馬が一番嫌いなのは、

他の人・物事を批判した上で、説得したり、力説すること。

以前、

「学校の先生なんて、みんなダメなんだ」

「言うことなんて聞かなくてもいいんだ」

「隣のクラスではダメって言っているからやめよう」

「〇〇さんに怒られるから、やめようね」

「店員さんにダメって言われるよ(怒られるよ)」というやり方。

 

ズルいなぁと思います。

自分が悪者になることを避けています。

それでも、大人同士で話すと、立派な講釈は言うんですよね。

ズルイ。

 

嫌われるよりは、好かれる方がもちろん良いとは思いますが、

子どもにだって、むしろ、子どもだからこそ、

真意は伝わるのだと思います。

誰かを笑いものにしたり、ネタにしたり、批判した上で

言う台詞ほど、薄っぺらいものはないことを。

 

近い将来やってくるであろう、

小凡師くんとの思春期の葛藤をふと考え、

そんなことを思った荒馬でした。