荒馬のつれづれ日記

好きなことを、好きな時に徒然と綴る日記です。

『かげ』

みなさん、こんばんは。

自分の中のシャドウ(影)について考えてみた荒馬です。

 

絵本についてもそうですが、

カウンセラーの資格を取ってから、心理学などに関する

アップデートも定期的に行うよう、心がけています。

今日は心理学が反映された絵本を読んだので、改めて、

勉強しなおしていました。

今日は【シャドウ(影)と投影】について。

ユングが提唱したものですが、勉強したはずなのに、

忘れていたり、勘違いして覚えている部分もあって、

復習して良かったなぁと感じました。

 

さて、心理学が反映された絵本というのが、 

かげ

かげ

 

 新美南吉さんは、ロシアの作家ソログープの『影絵』や

アンデルセンの『影法師』の影響を受け、さらに、

深層心理学を学び「影」を自我と意識化の世界の相克と捉えて、

作品を作っていたそうです。

愚かさだったり、強すぎる自己意識への戒めなどを含めて…。

また童話や絵本で【死】をタブー視せずに描き出しています。

 

思えば、他の作品にもそのようなエッセンスが感じられます。

 

この絵本は、月夜の晩に自分の影と競争をするからすを描いています。

勝つのは、影なのか、からすなのか…

そして、ゴールした後に待っているのは…。

 

【北の賢治、南の南吉】と呼ばれるほど、

作風や世界観・メッセージなど、2人はよく比較されます。

それでも、現代人からすると、似ている部分を感じることもできます。

 

さて、【シャドウ(影)】ですが、

人には二面性があります。どんな人にもあると荒馬も思います。

二面性という言葉だけ聞くと、あまり良いイメージを抱かない人もいますが、

【影】の部分も含めて、自分を理解し、受け入れるだけで、

とてもラクになれることもある気がします。

ユングは、「他人」という鏡を通して、自分の【影】を意識すると言っています。

 

自分が抱くイメージと、無意識に抑圧している対立する自分のイメージ。

【生理的に受け付けない】【その人の名前を聞くだけでもイライラする】

そんな経験を誰もが一度くらいは、していると思います。

それは実は、自分が抑圧している【影】の部分なんだそう。

 

それが、憧れているが抑圧している・嫌悪感があり抑圧してる

どちらの抑圧かにもよりますが、

どちらにせよ、自分の中にある対立する自分。

だからこそ、それを全面に出している人が気にかかる…。

 

荒馬は、男性と女性の前で態度を変えられる女性への嫌悪感があります。

それは、憧れがあるからだと思います。「可愛く見られたい」という。

幼い頃から今もなお、【姉御肌】【男っぽい】というイメージの荒馬。

男性からも「男友達みたいで気楽だわー」とよく言われていました。

女性から告白をされたこともあります。

だから、可愛らしい服装で、可愛らしい仕草の女性への憧れが

それこそ潜在的にあるのかもしれません。

荒馬の唯一のモテ期の頃は、とても嬉しかったのを覚えています。

 

そんなことを考えた日でした。

でも、「可愛い」よりも「カッコイイ」と言われる方が嬉しいのも事実です。