荒馬のつれづれ日記

好きなことを、好きな時に徒然と綴る日記です。

注目! 非認知能力

こんばんは。

新しいことを学んで、

脳がウキウキしている荒馬です。

 

最近、注目を集めているのが、

非認知能力。

点数や成績などのように数値化できない力。
コミュニケーション力や共感力、

忍耐力、自尊感情、意欲や主体性などの

 「生きる力」とも言われる能力。

 

振り返ると、

保育・教育分野では、

何年も前から大切にされている内容です。

教育が大きく変わる

と言われている最近。

だからこそ、改めて、

今の教育で良いのか、

どう変革すれば良いのか、

そこに着目しているため、

この非認知能力が脚光を浴びているわけです。

 

先日、非認知能力の研究と実践をされている、

岡山大学  中山芳一准教授の講演を聴く機会に

恵まれて、凡師さんと参加しました。

小難しい話かなぁも思っていたのですが、

とても分かりやすく話してくださるので、

楽しい時間を過ごすことができました。

面白くて、面白くて、

スルスルと脳に入り込んできます。

 

講演会の前に、こちらを読みました。

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アメリカに住む日本人女性が、

自身の子育てをする中で、

経験した内容が書かれています。

日本とアメリカの違いはありますが、

非認知能力を育てるための実践を

積極的に行っているとアメリカの様子が分かり、

また、

日本の教育を受けた著者が、

子育てを通じて、

見たり聞いたり、体感したことが、

書かれているため、

非常に分かりやすい内容です。

 

そして、講演後には、

中山先生の著書も購入しました、

それがこちら。

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講演で話された内容が載っており、

また、

講演の中で使用された図なども載っているので、

復習と再落とし込みには最適です。

 

保育現場・学校現場と協働して、

取り組みを進めているそうで、

岡山県では、

幼保・小中高と連携しながら、

講演や実践報告などもしているそうです。

 

講演を聴きながら、思ったのが、

子どもにも、もちろんですが、

大人にこそ非認知能力が必要だと思いました。

この能力が飛躍的に伸びるのが、

就学前〜小学校低学年の頃なのだそうですが、

それ以降、

無くなるわけでもなく、

伸ばせなくなるわけでもありません。

 

さらに、

変革期なのであれば、

子どもに関わる大人達も、

思考チェンジの時です。

子どもがいる居ないとか、

子育ては終わったからとかではなく、

再び、

子どもは地域の宝  という発想が大切で、

そのために、

新しい概念を知り、学ぶことが、

大人には必要ではないかと思うわけです。

 

教育に関心がある と言うと、

教育熱心というワードを聞くと、

とたんに、

「勉強だけ、できてもねー」

「教育ママ(パパ)にはなりたくないの」

という言葉が聞こえてきます。

 

いやいや、

それはイコールじゃないでしょ

と思うのは荒馬だけでしょうか?

 

保護者という視点で言うと、

ある年齢を過ぎれば、

親にとって大切なのは情報だと

荒馬は考えています。

必要な情報を必要な時に

渡すことができるのか、

その時に、

にわか仕込みの情報を渡すのは、

どうかなぁと思うんです。

 

そういった意味では、

必要不要を問わず、

知識を身に付けておくに越したことはないと

思っています。

 

さらに、

大人が学ぶ姿、

楽しく生きている姿を見せたいとも

思っています。

親であるけれど、

1人の人間として、

自分の人生を大切にしているか、

楽しんでいるのか。

子どもを蔑ろにするという意味ではなく、

なんか、大人って楽しそう。と

子どもが感じることができることって、

ベースになるのではないかと。

 

以前、教え子達と話したことがあって、

「感謝は当然してるけど、

    この人は(親)子どもしかないのかなぁ

    って思う時があって、

     それってどうなの?って、

    ふと思うことがあるんだよねー」

 

「自分の親が、まず楽しそうじゃないから

    このまま学生でいたいって思っちゃう。

    やりたいことを存分に  って言われても、

     説得力ないよってさ」

 

こんなことを話してくれました。

 

案外、

シビアに大人のことを見ているのだなぁと

その時は思ったのですが、

漠然とでも、

子どもはよく見ていて、

よく考えているんだなぁとも

思いました。

 

もちろん、子どもも大人も、

感じ方・考え方・行動の仕方は様々ですが、

せっかくなら、

なんか良いなぁ。

と感じてもらえる大人になりたいものです。