荒馬のつれづれ日記

好きなことを、好きな時に徒然と綴る日記です。

命日に思うこと・できること

こんばんは。

母の命日を迎えた荒馬です。

 

13年前の今日、母が他界しました。

小凡師くんの顔を見ることなく、

しかし、

妊娠していることは告げていたので、

「早く孫と一緒にオシャレして散歩したいなぁ」

などと話はしましたが…。

亡くなる10日くらい前には、

死期が近づいていることが分かっていたのか、

もう諦めに変わっていました。

何とか励ましても、力なく笑うだけ。

亡くなる3日前には、

話をするのも辛くなりました。

 

それでも、治療入院だったので、

母を含めた家族みんなが、

数日経てば、回復すると思っていました。

今、もう少しだけ耐えれば…。

そんな矢先に急変し、

そのまま息を引き取りました。

 

今でも鮮明に覚えています。

 

かなり厳しい状況だったはずなのに、

担当医からは何の説明もなく、

年度が変わって、担当医も変更になったため、

必要な引き継ぎ、大学病院との連携も

やってくれていなかったことが、

亡くなった後に分かりました。

「意味ないかと思って…」

そんな風に淡々と語る医師。

地元の病院への不信感が募り、

荒馬父は今もその病院には罹らず、

遠方にある病院へ通っています。

 

毎年、命日にはお寺へ行き、

母が好きだった花と和菓子を持って、

母との会話をするのが恒例でした。

 

婦人服の販売員をしていた母。

身なりを整えること、

オシャレを楽しむこと、

服装のTPO、

スーツの着方・選び方・小物との組み合わせ方

など、幼い頃から、

一緒に買い物へ行っては、

教えてもらいました。

 

お陰で、兄や凡師さんのスーツ選びなど、

助かっていることがたくさん。

 

秋田県へ来て2年目。

昨年も今年もお寺に行くことはできません。

せめてもと、

凡師家の仏壇に、

いつもより長めに手を合わせます。

「もし、母に会うことがあれば

    荒馬は元気だとお伝え下さると嬉しいです。」

凡師家の嫁として合格点を頂けていたら、

この伝言を伝えてくれるのではないか。

そんなことを考えながら…。

 

もちろん、父や兄にも電話をします。

みな、やはり考えることは同じで、

「連絡しようかと思っていた」と。

父はそういうことにはキッチリした人なので、

朝からキッチンに立ち、

母に供える食事を作り、

母との会話を楽しんだようです。

仕事が忙しい兄は、

週末にお寺に行くとか…。

 

今の荒馬を見て、

母はなんと言うだろう?

どんな話をするのだろう?

遠く離れてしまいましたが、

母が見守ってくれていると信じて、

恥じない生き方をしなければと思っています。

 

そこにいるかは分からないのですが、

どこを見たら良いのか分からないので、

母が恋しい時には、

空を見上げています。

今日は雨。

厚い雲が、母との距離をいっそう遠ざけています。

 

母を想い、恋しがる。

それがいっそう強い命日。

何年経っても、気持ちは薄れませんね。

しかし、

悲しいかな、母の声を忘れています。

声を録音しておけば良かったなぁ。