こんにちは。
葛飾北斎に魅了された荒馬です。
GWは秋田県内でのんびりと過ごした凡師家。
小凡師くんも小小凡師くんも、
この1ヶ月、
新しい学校環境の始まりで、
ドキドキとワクワクと悔しさと楽しさと、
たくさんの感情をフル回転させて、
充実を通り越して、
少々お疲れ気味でした。
ということもあり、
基本は家でゆっくりと過ごしつつも、
特別展を観に行くことにしました。
歴史が大好きな小凡師くんは、
自然と、文学作品や芸術作品にも興味を持つようになり、
秋田県内で開催されているというCMを見てから、
行きたいと言っていたので…。
冨嶽三十六景は、
表富士36図・裏富士10図の計46図が展示。
これは、大変珍しいそうで、
意気揚々と家族みんなで出かけました。
連休中とは言え、近代美術館は、それほど混雑しておらず、
ゆっくりと1枚1枚の絵を堪能することができました。
館内は、
絵の保存状態を良くするためなのか、
少し薄暗く、空調も止まり、
気持ちもリラックスさせながら観ることができたのですが、
小小凡師くんにとっては、
少々、辛い場所。
凡師さんが、前日に友人達と堪能してきたということで、
小小凡師くんは、凡師さんと、観られる範囲で鑑賞。
荒馬は小凡師くんと楽しませてもらいました。
他の方が、サーッと流し鑑賞をする中、
荒馬と小凡師くんは、
1枚ずつの絵の前で、じっくり鑑賞。
「どうしてみんな、もっとゆっくり観ないのかなぁ?」
「目線とか、富士山の配置とか、構図とか、観ていたら面白いのに…」
と、
幾人にも追い越され、時には、舌打ちされ、ぶつかられた小凡師くんが、
ポツリと吐いていました。
荒馬も絵画鑑賞にも、絵画自体にも疎いのですが、
「人にはそれぞれの楽しみ方があって、その人達なりの視点があって、
それで良いんじゃないかなぁ。気に入った1枚をじっくり観る人もいるし、
後で、ミュージアムショップで、
本とかポストカードとか、絵画を買って、
自宅でゆっくりと堪能する人もいると思うんだよね」
と、あまり説得力が無いような返答しかできませんでした。
そして、荒馬もハッとしたのですが、
美術館などは、静かな空間ですので、
靴の音、カバンなどに付いているキーホルダーや鈴の音、
話し声の大きさ、着ている衣服の衣擦れの音など、
他に鑑賞している方の邪魔をしないように配慮するという
ちょっとした心遣いも、
凡師くんの指摘で分かりました。
確かに気になるものですね。
静かな空間なので、余計に。
荒馬も気をつけようと思います。
鼻をすするのがクセなので…。
凡師さんが、本も買ってくれました。
近代美術館から外に出ると、
たくさんの彫刻作品もあって、
それらも楽しみました。
作品を観て、タイトルを見て、再び作品を観る
という鑑賞の仕方を、凡師さんの友人から教えてもらったので、
実践しながら、みんなで、話をしながら、鑑賞しながら、
楽しいお散歩。
その後は、小凡師くんの希望により、
横手城へ。
桜は散っていましたが、天守の近くまで車椅子でも行けるので、
こちらも、みんなでお散歩です。
日帰りで、疲れることもなく、
家族で楽しめるというのは、本当にラク。
北海道に居た頃には、片道2時間走っても、
目的地には着けないことが多かったので…。
初めて県南に行きましたが、
予想よりも近くて、グッと身近になりました。
北斎展は、もう一度、観たいので、
期間中に行ければなぁと、淡い期待をしています。