こんばんは。
思春期の長男への関わりについて、
あれこれと考えている荒馬です。
身長が173㎝、髭も生え、
凡師さんより足のサイズが大きくなり、
見た目は、誰も小学6年生とは思ってくれません。
それでも、中身は小学生。
そして、
思春期に本格的に突入。
引っ越して、念願の一人部屋をゲットした小凡師くん。
最初の頃は、部屋があるだけで、
ほとんど寄りつかず、
リビングにいる時間の方が長かったのですが、
最近では、
勉強も部屋でやるようになりました。
(ドアを開け放して、気配は感じられるようにしているようですが…)
凡師家、
リビングは、リビングでもあり、
小小凡師くんの部屋でもあり、
凡師さんと荒馬の勉強&仕事の部屋でもあります。
壁やパーテーションはありませんが、
何となく、仕切られています。
そうするために、造った家でもあるので、
何も問題はありません。
小凡師くんの部屋も、すぐ近くにあります。
男子は、時には【籠もる】空間と時間が必要です。
収まりがつかない気持ち、
上手く伝えられない気持ち、
聞いては欲しいけれど、
自分から言うには照れくさいし、格好悪い。
それらの
モヤモヤするものを、籠もって消化したり、整理したり…。
先日、学校から帰った来た時の表情が
いつもとは明らかに違う小凡師くん。
こちらが聞くよりも先に、
「今日も楽しかったよ。〇〇っていうのを習ったり、
△△もやった。今日は宿題が◇◇出ているから、やってくるね」
と、先手を打たれました。
(何かあったんだなぁ。でも言いたくないんだなぁ)
いつもは開け放つ小凡師くんの部屋のドアが、
その日は閉まっていました。
勉強が終わってリビングに来た時には、
表情も声色も、いつも通り。
そこで、話すかどうかは強要せずに、
いくつか質問してみました。
手応えはなし。
でも、
途端に、目が変わりました。
こんな時、中学校教師だった経験が非常に役に立ちます。
強引に聞かなければならないタイミング。
そっとしておくタイミング。
話をしてもらえる環境の作り方などなど…。
もちろん、
個人個人、千差万別です。
性格も左右しますし、家庭環境も左右しますが、
そこは、
親子ですので、より理解できる部分もあります。
もちろん、
親だからこそ、知らないこともたくさんあるのだと思います。
今はまだ、
親以外に、じっくりと、心を開ける人がいないと思います(推測ですが)
そういう場所や人ができれば、少しは良いのかもしれません。
それでも、
まだ転校してきて2ヶ月。
行事などが立て込んでいたので、
そういう基盤となる環境は作れていない気がします。
そんな時は、
凡師さんの出番です。
話をしてもらう環境作りや心の読み取り、
心のほぐしかた、話を聞く姿勢や話す内容などなど、
凡師さんがとても上手で、
荒馬には真似もできませんし、する必要もないと思います。
ここは、
間違いなく凡師さんの出番で、
凡師さんだからできることがあるのです。
荒馬だからできることも、出てくるかもしれません。
圧倒的に荒馬の方が、一緒にいる時間が長いので、
だから無理な事、
だからできることがあります。
最近も、数日してから、
「お母さんに相談というか、聞いて欲しいことがあるんだ」と
言われたことがありました。
大人が聞けば、クスッと笑ってしまう内容ですが、真剣に、悩んで伝えてきたことなので、
荒馬も、
真剣に受け止め、聞き、
「どう思う?」と聞かれたので、
荒馬の意見を述べました。
この先、もっと複雑な心を抱えることでしょう。
色気も、洒落っ気も付いてきて、
男としての悩みも出てくると思います。
親としては初めてのことですが、
教師としては懐かしい場面です。
男子生徒たちが、
「親には言わないで」と言いながら、
悪ぶったり、泣きそうになったり、
整理の付かない怒りをダイレクトにぶつけてきたり、
そんな日々を思い出しました。
子ども達は、こんな風に感じて、考えているんだと
勉強にもなりました。
そして、
親になると、たぶん寂しい時期だろうなぁと思いました。
今まさに、そこへ本格的に突入しようとしています。
サンドバッグにも、よりどころにも、
彼が求めるときになれるように、
こっそり見守りつつ、
親としての立ち位置を臨機応変できるようにしようと思います。