荒馬のつれづれ日記

好きなことを、好きな時に徒然と綴る日記です。

遠征中の高校生を見て

こんばんは。

試合や遠征の移動中に

チームの本質が見えると感じた荒馬です。

 

今、荒馬はフェリーに乗っています。

春休みにフェリーに乗るのは2度目。

夏冬の帰省を合わせても、

こんなにたくさんの人と車が

乗り込んでいるのを見るのは

初めてかもしれません。

乗務員さんとの話の中で、

380名乗っていると聞きました。

 

その多数が遠征に向かう高校生。

複数校が乗り合わせていますが、

失礼ながら、

あまり礼儀が良いとは言えません。

 

大声で話し、

大声で歌いだす。

狭い通路や階段も横に広がり、

他の方の迷惑になっている。

自動販売機の前にも、

群れとなって道を塞ぎ、

他の乗客の方々が通ることができないことにも

気づくことができない。

 

試合や遠征以前の課題が

あるように思えてなりません。

 

部活指導に関しては、

様々な考えや価値観があり、

批判も賛否も多いとは思いますが、

この件に関しては、

一定の方向性がある気がします。

 

試合に勝つこと、

いろんな場所に出かけ、

場数を踏むことよりも、

もっと人として基本的なことを、

部活を通して学ぶ機会になれば良いのに。

 

お菓子を大量に買い込み、

アイスやらジュースやらも大量に。

遠足に行く勢いです。

船内の消灯時間が過ぎても、

騒がしく盛り上がっています。

 

ただでさえ、

海の上で眠ると、

知らぬうちに疲労が残るもの。

荒馬も下船後の数日は、

地面上にいても、

体が揺れている感覚があります。

 

遠征なら睡眠はとても大切なはず。

行くことが目的なのではなく、

現地に赴き、試合をすることが、

目的のはずです。

この遠征に際し、

おそらく保護者の方々は経済的支援も

しているはず。

 

試合の結果ではなく、

そういった支援・応援の下で、

【行くことができていること】

当たり前ではありません。

学校の名が入った、

揃いのTシャツを着ているので、

学校名も分かります。

その学校の看板が、

そういうところで汚されるのは、

不本意ではないのかなぁ。

 

そして、

いつも船内で出会う遠征中の集団に

共通しているのが、

顧問である大人の姿が全く見えないこと。

高校生にもなって、

大人が

注意をしなければならないとは、

何とも恥ずかしいことですが、

あれだけ傍若無人にふるまっているなら、

大人の説諭があって然るべきな気がします。

 

荒馬も教師時代、

部活動の顧問をずっと受け持っていました。

部活を通して、

勝ち負けよりも、

人間教育を大切にしていたつもりです。

 

挨拶や感謝の心

礼儀マナーなどは、

部活動の遠征という機会は、

絶好のチャンスです。

 

選手達の、練習では見えない、

家庭での教育力も見ることができます。

偏食・生活リズム・礼儀作法などの躾などなど。

 

コートの外に勝負あり。

これは昔も今も普遍のものな気がします。

行き過ぎた指導や体罰

言語道断ですが、

絶好の機会を掴み、

【伝えられること】【やらねばならぬこと】を

見間違えてはいけませんよね。

 

小学生の小凡師くんでさえ、

「あれはダメだね」と分かっています。

 

そんな事を感じた今回の船の旅でした。