みなさん、こんばんは。
この冬の旅行で素敵な出会いに恵まれた荒馬です。
今回は思い切って長期間・長距離の旅行をしました。
おそらく、
こんなに長い期間、こんなに遠くまで、
家族4人で旅行へ出かけるのは、今回が最後のような気がします。
小凡師くんはあと数年で中学生。
中学生以上になれば、優先すべき事が変わってくるでしょう。
小小凡師くんも、小凡師くんに負けず、
体がグングンと成長しています。
単純な体の成長は嬉しいのですが、
それに伴うリスクも持っている小小凡師くん。
一緒に遠出するには、本人も家族もかなり大変な思いをすることになります。
今回の旅行は、
まず会いたい人に会いに行く。
小凡師くんが好きな歴史に関して、本物を見せてあげたい。
何より家族みんなで知らない土地で、知らない物を食べ、
楽しむこと。
その中で、
友人のツテなどのあり、
多くの方に出会うことができました。
その方々が、
それぞれの場所で観光案内をして下さり、
思い出の残り方が違うことを実感しました。
出会いの中の1人に、広島県在住の女性がいらっしゃいます。
加藤りつこさんです。
多くのメディアで取り上げられ、
先日、ドキュメンタリー番組も放送されていました。
著書も出ています。
それがこちら。
22年前の阪神・淡路大震災で最愛の息子さんを亡くされ、
息子さんが大学入学時に、りつこさんに渡した手紙が反響を呼び、
新聞などのメディアに取り上げられました。
この本には、息子さんへの愛がちりばめられた、
息子さんとの人生・失った悲しみ・
そこからの新たな出会いや希望を見つけられた今が書いてあります。
りつこさんとは、年末にお会いしたばかり。
共通の友人が、縁を繋いで下さいました。
半日ほどの短い時間でしたが、素敵な時間を過ごしました。
明るい笑顔と優しい所作、
あの笑顔を取り戻すのに、どれだけの時間を要したのか…。
22年前、荒馬は高校生。
遠い場所の出来事としか感じていませんでした。
東日本大震災の時も、同様な思いでした。
無関心だったわけではないですし、
テレビで流れる映像に胸が痛んだのも事実ですが、
大変だなぁ。切ないなぁと、無責任に感じるだけ。
自分の子どもを亡くした経験も、
天災にみまわれた経験もありません。
本当の意味での、理解や共感はできませんが、
そんな荒馬にだって、
何かができるはず。
この本を読み、ドキュメンタリー番組を視聴後、
そんなことを考えました。
すぐに行動に移すことは難しいですが、
自分にできることを見つけ、できることからやってみる。
改めて、
生かして頂いていることへの感謝を忘れない。
そんなことを考えていました。
りつこさんに、お手紙を書こうと思います。
あの素敵な笑顔を思い浮かべながら…