みなさん、こんばんは。
子育てや思春期・反抗期について考えてみた荒馬です。
小凡師くんの3学期がスタートしました。
4月には6年生になる小凡師くん。
今日、二計測があり、なんと荒馬と並ぶ170㎝に。
体の成長もさることながら、
心もグングンと伸びていて、
驚きと戸惑いを感じています。
日常を過ごしていると気付けないことが、
旅行へ出かけたり、
家族以外の大人との会話を聞いていると、
その成長が顕著。
この冬休みは、そこに気付くことができました。
気をつけていたつもりが、
子どもの能力を下に見ていたり、
子ども扱いしている自分があぶり出されたという方が正しいです。
さて今日はこの絵本。
- 作者: グレゴアールソロタレフ,Gr´egoire Solotareff,すえまつひみこ
- 出版社/メーカー: リブリオ出版
- 発売日: 2000/04
- メディア: 大型本
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体の小さいうさぎのジャンは、
周りから「うさちゃん」と呼ばれるのを嫌がります。
どうすれば、「うさちゃん」と呼ばれなくなるのか。
そこでジャンが思いついたのが、
ワルになること。
試しにお母さんに反抗してみますが、なかなかワルにはなれません。
そして、さらに思いついたのが、
なんと銀行強盗になることでした。
でも、警察に捕まって刑務所に入ることに…。
そして、出会った、ジャンよりも体の小さいうさぎでした。
そうして2匹は…。
こういう絵本は、日本ではあまり見かけません。
それでも絵本だからこその魅力や表現、感じ方ができる気がします。
あっという間に読めてしまう絵本。
内容も結末も、予想外でした。
そして、レビューを見ていても、
賛否両論がありました。
絵本=子どもが読むモノと思っている大人にとっては、
読ませたくないと感じる人も…。
自分の子どもが幼ければ余計に。
しかし、
荒馬は、5年生の子を持つ親。
そして、
元教師。
そういう大人が目にすれば、別のモノを感じると思います。
もちろん、中高生が読んだ感想も面白いのでは?と感じました。
思春期の葛藤って、こういうものかもしれません。
「うさちゃん」と呼ばれたくない。
きちんと名前で呼ばれたい。そう思っていただけなのに…。
後に引けなくなって、さらに、引けなくなって…。
ついには、戻ることすらできなくなってしまう。
たくさんの人に手にとって欲しいなぁと思った絵本でした。
そして、
感想をどんどん聞いてみたいなぁと。
荒馬も親として、大人として、色々と考えてみました。
先日、センター試験がありましたよね。
それに関わる、親側・子ども側の思いや主張を、
SNSやニュース・ネットの記事で見ていて、
色々な事を考えていたので、余計に……。
この絵本、
大人同士で、絵本の深読み会などをやる時に、
取り上げてみると面白いかもしれません。
実現したいなぁ【深読み会】