荒馬のつれづれ日記

好きなことを、好きな時に徒然と綴る日記です。

『もう ぜったい うさちゃんって よばないで』

みなさん、こんばんは。

子育てや思春期・反抗期について考えてみた荒馬です。

 

小凡師くんの3学期がスタートしました。

4月には6年生になる小凡師くん。

今日、二計測があり、なんと荒馬と並ぶ170㎝に。

体の成長もさることながら、

心もグングンと伸びていて、

驚きと戸惑いを感じています。

 

日常を過ごしていると気付けないことが、

旅行へ出かけたり、

家族以外の大人との会話を聞いていると、

その成長が顕著。

 

この冬休みは、そこに気付くことができました。

気をつけていたつもりが、

子どもの能力を下に見ていたり、

子ども扱いしている自分があぶり出されたという方が正しいです。

 

さて今日はこの絵本。 

もうぜったいうさちゃんってよばないで

もうぜったいうさちゃんってよばないで

 

体の小さいうさぎのジャンは、

周りから「うさちゃん」と呼ばれるのを嫌がります。

どうすれば、「うさちゃん」と呼ばれなくなるのか。

そこでジャンが思いついたのが、

ワルになること。

試しにお母さんに反抗してみますが、なかなかワルにはなれません。

そして、さらに思いついたのが、

なんと銀行強盗になることでした。

でも、警察に捕まって刑務所に入ることに…。

そして、出会った、ジャンよりも体の小さいうさぎでした。

そうして2匹は…。

 

こういう絵本は、日本ではあまり見かけません。

それでも絵本だからこその魅力や表現、感じ方ができる気がします。

あっという間に読めてしまう絵本。

内容も結末も、予想外でした。

 

そして、レビューを見ていても、

賛否両論がありました。

絵本=子どもが読むモノと思っている大人にとっては、

読ませたくないと感じる人も…。

自分の子どもが幼ければ余計に。

しかし、

荒馬は、5年生の子を持つ親。

そして、

元教師。

そういう大人が目にすれば、別のモノを感じると思います。

 

もちろん、中高生が読んだ感想も面白いのでは?と感じました。

思春期の葛藤って、こういうものかもしれません。

「うさちゃん」と呼ばれたくない。

きちんと名前で呼ばれたい。そう思っていただけなのに…。

後に引けなくなって、さらに、引けなくなって…。

ついには、戻ることすらできなくなってしまう。

 

たくさんの人に手にとって欲しいなぁと思った絵本でした。

そして、

感想をどんどん聞いてみたいなぁと。

 

荒馬も親として、大人として、色々と考えてみました。

先日、センター試験がありましたよね。

それに関わる、親側・子ども側の思いや主張を、

SNSやニュース・ネットの記事で見ていて、

色々な事を考えていたので、余計に……。

 

この絵本、

大人同士で、絵本の深読み会などをやる時に、

取り上げてみると面白いかもしれません。

実現したいなぁ【深読み会】