荒馬のつれづれ日記

好きなことを、好きな時に徒然と綴る日記です。

『もっとおおきなたいほうを』

みなさん、こんばんは。

ある程度の競争は必要ですし、実際にあります。

それでも度を超したり、無意味な競争は、

いかがなモノかと思う荒馬です。

 

前段で書いていますが、そんな荒馬も、

【1番になりたい】【いつも真ん中にいたい】

【注目を浴びていたい】と思っていました。

度を超して失敗し、周りの大人に迷惑をかけたこと、

自分では気付いていなくて、周りからひんしゅくをかっていたこと、

そんな経験もあります。

とかく、そこに捕らわれすぎると、

何か発言しても、行動をしても、【上から目線】になっているもの。

ただ、思いを伝えているだけなのに、

良かれと思っていただけなのに、

そう思っているのは自分だけで、有り難迷惑になることも。

 

この年になってようやく、そういうことに気付けるようになりました。

だから余計に、その頃の自分を見ているような感覚になることも。

見たり・聞いたり・出会って話したりすると…。

それこそ上から目線ではありますが、

「この人、もう一声だろうなぁ。」

「分かっているようで、狭い識見だなぁ。井の中の蛙なのかもなぁ」と。

 

今日はそんな絵本です。 

もっとおおきな たいほうを (こどものとも絵本)

もっとおおきな たいほうを (こどものとも絵本)

 

 先祖代々伝わる大砲を持っている王様。

でも、戦争がないので、大砲を撃ってみたくても撃つことができません。

ある日、川で魚をとっているキツネに

大砲を打ち上げます。(川の魚は王様の好物だったので)

しかし、キツネも負けてはいません。

それより大きな大砲を撃とうとしてきます。

そうして、繰り広げられる、争いの先は…。

 

似たような絵本にこちらも。 

せかいでいちばんつよい国

せかいでいちばんつよい国

 

どちらも、風刺が効いています。

子どもは単純に、そのやり取りが笑えたり、結末に満足したり。

しかし、

無意識に深読みができてしまう大人なら…。

 

この絵本、大人の男性に好評の絵本です。

自分の置かれている状況に重ね合わせる人が多いように感じます。

それだけ、男性は【競争】の中で闘っているのでしょうね。

今は、女性の社会進出もめざましいとは思います。

それでも、今の日本はまだまだ男性社会なのが現実だと感じます。

 

荒馬自身は、性別による差別がない職場でした。

力量があれば、男だろうが女だろうが、若かろうが年配だろうが…。

そんな中で仕事をしていました。

そして、その差でさえも小さなものです。

大人同士で醜い争いをするよりも、

たくさんの個性を合わせて協力しなければいけない環境でした。

 

そう思えない職場・そうはさせない職場へ異動すると、

必ず矢面に立たされていましたが…。

 

その頃の同僚に、この絵本を読み聞かせしてあげたいです。