みなさん、こんばんは。
ある程度の競争は必要ですし、実際にあります。
それでも度を超したり、無意味な競争は、
いかがなモノかと思う荒馬です。
前段で書いていますが、そんな荒馬も、
【1番になりたい】【いつも真ん中にいたい】
【注目を浴びていたい】と思っていました。
度を超して失敗し、周りの大人に迷惑をかけたこと、
自分では気付いていなくて、周りからひんしゅくをかっていたこと、
そんな経験もあります。
とかく、そこに捕らわれすぎると、
何か発言しても、行動をしても、【上から目線】になっているもの。
ただ、思いを伝えているだけなのに、
良かれと思っていただけなのに、
そう思っているのは自分だけで、有り難迷惑になることも。
この年になってようやく、そういうことに気付けるようになりました。
だから余計に、その頃の自分を見ているような感覚になることも。
見たり・聞いたり・出会って話したりすると…。
それこそ上から目線ではありますが、
「この人、もう一声だろうなぁ。」
「分かっているようで、狭い識見だなぁ。井の中の蛙なのかもなぁ」と。
今日はそんな絵本です。
先祖代々伝わる大砲を持っている王様。
でも、戦争がないので、大砲を撃ってみたくても撃つことができません。
ある日、川で魚をとっているキツネに
大砲を打ち上げます。(川の魚は王様の好物だったので)
しかし、キツネも負けてはいません。
それより大きな大砲を撃とうとしてきます。
そうして、繰り広げられる、争いの先は…。
似たような絵本にこちらも。
- 作者: デビッドマッキー,David McKee,なかがわちひろ
- 出版社/メーカー: 光村教育図書
- 発売日: 2005/04
- メディア: 大型本
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どちらも、風刺が効いています。
子どもは単純に、そのやり取りが笑えたり、結末に満足したり。
しかし、
無意識に深読みができてしまう大人なら…。
この絵本、大人の男性に好評の絵本です。
自分の置かれている状況に重ね合わせる人が多いように感じます。
それだけ、男性は【競争】の中で闘っているのでしょうね。
今は、女性の社会進出もめざましいとは思います。
それでも、今の日本はまだまだ男性社会なのが現実だと感じます。
荒馬自身は、性別による差別がない職場でした。
力量があれば、男だろうが女だろうが、若かろうが年配だろうが…。
そんな中で仕事をしていました。
そして、その差でさえも小さなものです。
大人同士で醜い争いをするよりも、
たくさんの個性を合わせて協力しなければいけない環境でした。
そう思えない職場・そうはさせない職場へ異動すると、
必ず矢面に立たされていましたが…。
その頃の同僚に、この絵本を読み聞かせしてあげたいです。