みなさん、こんばんは。
幼稚園の先生を長年勤めている方と話して、
ちょっぴり寂しくなった荒馬です。
先日、先輩絵本セラピスト®さんとの【コラボ絵本セラピー®】に
参加して下さった方と絵本について話す機会がありました。
その方曰く、
「最近は子どもも絵本に触れる機会が少なくなっているの…」と。
幼稚園や保育所では、
定期的に絵本購入の斡旋をしています。
業者から送られてくるカタログや広告を渡して、
幼稚園・保育所で一括注文をするというシステム。
小凡師くんが保育所に通っていた頃も、
荒馬はよく利用していました。
住む地域の本屋さんには絵本が少ないという理由もありますが、
カタログや広告を見ると、表紙の絵やあらすじも載っています。
それを見ながら、親子共に興味を持った絵本を一度に5冊とか買って、
届いては2人で読んだモノです。
当時は、中学校教師として忙しい毎日でした。
せめて、寝る前の【絵本Time】はゆっくりと親子の時間を楽しみたい。
そんな気持ちもあって、
絵本やカルタなどは、積極的に買っていました。
幼稚園の先生曰く、
「今では、絵本を買う家庭の方が少ないの。
幼稚園からの貸出もしているけれど、読まずに返却する家庭も多い。
だから、幼稚園でしか絵本に触れないんだよね」
さらに、
「若い先生達も、そんな風な環境で育ったから、
昔からある絵本や昔話を知らない先生が多くて、驚いているの。
だから、出版年の古い絵本をとにかく手渡して、「読んでおいで」って
言ってるのよ」と。
ちょっと驚いたと同時に、時代はデジタルだからなぁと感じました。
DVD・TV・huuluなどの動画コンテンツの充実。
スマホアプリの充実により、
絵本の読み聞かせも、デジタル機器によってやっているのかなぁ。
そもそも、
絵本を開いて読むという行為すら減ったのかなぁと…。
前置きが長いですが、今日はこちら。
父親と娘の【読書の繋がり】が描かれている絵本です。
娘が小さい頃は、表紙にもあるソファーで一緒に。
大きくなるにつれて、別々に読むようになりますが、
「今は、何を読んでるの???」と交流し合います。
そして、娘も母になり、今度はその子達への読み聞かせをしています。
そして、
年老いた父親へ、今度は娘さんが詩を朗読してあげるというお話。
内容を詳しく書いてしまいましたが、
今は、こういう光景も少ないのでしょうね。
他の新しいものを取り入れ、楽しむことも大切ですし、
やっぱり面白いです。
それでも、【紙の本がある生活】を手放すのは少し寂しく感じます。
アナログ人間・古くさい考え方なのでしょうか。
凡師家は【読書Time】を設けるようにしています。
みんなが、それぞれ好きな本を読むのだけなのですが…。
興味のある分野の本は、子ども達にも可能な限り、買ってあげたり、
借りてきて読むのを勧めたりします。
絵本って、一冊の値段が高いですしね。
それでも、失いたくない宝だと思うのですが…。