荒馬のつれづれ日記

好きなことを、好きな時に徒然と綴る日記です。

『やっぱりおおかみ』

みなさん、こんばんは。

最近、絵本に登場するおおかみが気になっている荒馬です。

 

『3びきのかわいいオオカミ』

『三びきのコブタのほんとうの話』

『きょうはなんてうんがいいんだろう』

『にじ』

など、近頃、おおかみが登場する絵本を読み返しています。

そして、

欲しい絵本リストにも数冊、リストアップされています。

 

とかく悪者にされやすいおおかみ。

そうではないお話もありますが、怖い存在で描かれることが多いですよね。

 

今日は 

やっぱりおおかみ (こどものとも傑作集)

やっぱりおおかみ (こどものとも傑作集)

 

 世界でひとりぼっちになったおおかみ。

仲間を求めて、うさぎの国・やぎの国・ぶたの国…などを巡りますが、

【ぼくに にた こ】とは会えません。

そして、おおかみは……。

表紙にもあるように、全ページ、

おおかみが黒いシルエットで描かれています。

 

「どうして、ひとりにぼっちになったのだろう」

「どうして、仲間を求めたのだろう」

「どうして、〇〇に行ったのだろう」

「どうして、そう感じたのだろう」

たくさんの【どうして】が浮かんだ絵本でした。

特にラストが。

 

孤独なんだけれど、悲しんでいるように見えなくて、

でも心の中は?

みんなが邪険にするのは、やっぱりおおかみだから?

おおかみという動物は、一体、何をしでかして、

ここまで嫌われてしまったのか。

 

動物のキャラクターが出てくるアニメには、

なかなか、おおかみは出ません。

絵本や昔話では登場するのですが…。

これも、やっぱりおおかみだから???

 

狼はもともと、群れで暮らす習性があります。

成人した際に、新しい群れ(配偶者)を探すため、独立して、

その間は単独行動をとります。

肉食動物の中でも、パワーも弱いため、単独で行動していても、

良いことはあまりない様子。

 

その群れから離れ、単独の状態が【一匹狼】

人間社会で【一匹狼】というと、

ワイルドさや、どこか格好良い雰囲気を醸し出します。

群れを嫌い、己を信じる(何だか『Dr.X』みたいな謳い文句)

同調はしないけど、和を重んじる部分は持っている。

荒馬はそんなイメージを持っています。

しかし、

狼社会では【孤高のカッコイイ奴】というより【ぼっちなう(涙)】

のような感じらしいです。

 

そんなことを考えると、おおかみに非常に興味がそそられます。

もう少し、おおかみが登場する絵本を読み深めてみようと思います。