荒馬のつれづれ日記

好きなことを、好きな時に徒然と綴る日記です。

『手ぶくろを買いに』

みなさん、こんばんは。

母の手作りの手袋の温かさを思い出した荒馬です。

 

以前も書きましたが、荒馬母は、器用な人でした。

手袋も可愛らしい飾りを付けて、毛糸で編んでくれました。

とは言え、

雪が積もれば、時間を忘れて、雪と戯れる幼少時の荒馬は、

手袋の消耗も激しく、

可愛らしい飾りもいつの間にかなくなり、

毎日、手袋を凍らせて(濡れたまま遊ぶので凍ってしまいます)

毛糸も毛羽立ち、何度も作り直してもらっていた気がします。

それでも、

毛糸の手袋は、いつも荒馬を手だけではなく、温めてくれました。

 

今日はこの一冊 

手ぶくろを買いに (日本の童話名作選)

手ぶくろを買いに (日本の童話名作選)

 

 新美南吉さんの名作ですよね。

誰もが一度は読んだことがあるのではないでしょうか。

荒馬母も、きっと母さんギツネと同じ気持ちだったのだろうと

思います。

そして、大人のキツネから見た人間の怖さ。

子ギツネが体験した人間の優しさ。

何だか、考えさせられるものがありました。

 

荒馬の住む地域は、昔から、野生のシカやキツネが、

当たり前のように道路を歩いています。

先日、道内ニュースの特集で、【市街地に普通に暮らすシカやキツネ】という

題で、この地域が映し出されました。

北海道なら、どの地域も、同じだと思っていたのですが、

住宅地のど真ん中で、悠然と歩き、草を食む姿は、珍しいそうです。

 

家から出ると、目の前にシカの親子が鎮座しています。

窓の外にも。

夜になれば、キツネの鳴き声が響き、

特に今のような雪が積もった道路には、動物の足跡が点々と残っています。

荒馬は、

幼い頃、子グマにも遭遇したことがあります。

あまりに動かないので、ぬいぐるみかと思ったほど。

 

この時期には珍しく、

降った雪が溶けずに残っています。

いつもは、降ってもすぐ消えてしまうのに…

小凡師くんは、雪で遊ぶのが好きなので、

完全武装して登校しています。

1番濡れるのが、やはり手袋。

二重に重ねて、手袋をはめ、帰宅後は、ストーブの前で乾かしています。

 

小小凡師くんは、雪と戯れた経験がありません。

何とか、荒馬が抱っこしてあげられる間に、

雪あそびを経験させてあげたいなぁと思ってはいるものの、

いつも風が強く、体感気温が下がるので、

断念する日々が続いています。

今年こそ、小小凡師くんにも、四季を楽しんでもらえるよう

空とにらめっこをしようと思います。