荒馬のつれづれ日記

好きなことを、好きな時に徒然と綴る日記です。

みなさん、こんばんは。

栞が好きな荒馬です。

 

本屋さんで【ご自由にどうぞ】と言われた時には、

必ず「頂いていきます」と言って、もらいます。

買った本に挟まっている時も嬉しいです。

荒馬は、

スピン(本にあらかじめ付いている栞紐のこと)が付いているより

付いていない方が好きです。

新品で買った時、スピンの痕がページに付いているのとか、

スピンがよじれていたり、折り目がついているのが、

どうも苦手です。

それなら、栞が入っている方が、嬉しいです。

旅行へ行った時には、

ご当地の栞を必ず購入してきます。

意外と廃れずに残っているモノです。

 

今日は手作りの栞をもらいました。

凡師さんから。

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凡師さんの務める学校に、

作家の喜多川泰さんが講演で来ることになりました。

講演に先立ち、

生徒達に、著書を勧めつつ、手作りの栞を

全校生徒の分を作り、プレゼントしたそうです。

写真にある栞に、クラフトパンチで、

1人ひとりのイニシャルを付けてあげたとか。

同僚の先生にもプレゼントしたそうです。

 

スゴイ行動力だと思います。

【この人を呼びたい】と思って、交渉し、実現させる。

数週間も前から、

ポスターを何種類か作って、定期的に貼り替え、

著書を読んでから講演を聴くと、より効果的と考えて、

本を用意する。

そんな熱意に中学生だって当然、反応します。

 

同じ本を数冊用意していても、

予約殺到で、普段、あまり読書習慣のない子ども達まで、

興味を持ち、読み始め、

「別の本も貸して下さい」と話しかけに来る。

しかも、

イニシャル入りのオリジナル栞までもらえる。

子どもにとっては、この上ない環境だと思います。

さらに、

先生達の多くも本を手にとったそうで、

生徒と先生の話題作りにもなったとか。

さらにさらに、

図書室でも連動して、

喜多川泰さんコーナーを設けて、より盛り上げます。

 

講演をただ聴いて、感想を述べるというだけでなく、

それ以前からの積極的な動機付け、意欲の喚起が見事に成功し、

素晴らしい教育実践だと、深く深く思います。

 

都会から離れた土地では、

学びにしても、遊びにしても、イベントが少ないので、

遠くまで行かなくは、そういう機会に出会えません。

現実的に、精神論ではなく、

金銭的なこと、日程的なことも課題としてあげられます。

そこに揚げ足をとって、

「意識が低い」とか「気持ちがあれば、行動を起こせる」と

言う人もいますが、

時間にもお金にも自由がきくというのは、どんなに幸せな環境か。

どうしたって、

やりたくても、行きたくても、そうできない環境の人もいます。

 

 

地元で、学べる・文化に触れられる機会が少ない分、

今回は、本当に素晴らしい機会だと思っています。

実現させた、凡師さんの学校のみなさんは、

本当に素敵ですし、

そこに通う生徒さん達が羨ましいです。

 

実は、荒馬もお願いして、講演を聴きに行けることに。

今からとても楽しみです。

 

そして、凡師さんからもらった栞、大切に使わせてもらおうと思います。