荒馬のつれづれ日記

好きなことを、好きな時に徒然と綴る日記です。

呼ばれ方で変容する態度

みなさん、こんばんは。

呼び方・呼ばれ方って、思った以上に大切なのだと

感じた荒馬です。

 

先日の絵本セラピーのブログでも書きましたが、

【呼び名】って意外なパワーを持っているモノです。

名字で呼ばれるのか、下の名前で呼ばれるのか、

さん付け・ちゃん付け・呼び捨てなのか、

名前にさらに[先生][様][役職名]などが付くのか、

呼ばれ方で、人が作られるという側面もあるのかもしれません。

 

今日、Twitterのある記事が目に付きました。

それは、病院職員の方が呟いていたモノ。

【自分の務める病院も時代の流れなのか、来院する患者さんの名前に

 〇〇さんではなく、〇〇様と【様】をつけるようになりました。

 そうすると、患者さんの態度が激変したのです。

 横柄になったり、口調が荒くなったり偉そうになったり、

 看護師などへのセクハラ行為が出てきたり…。

 再び【さん】付けに戻すと、また患者さんが激変。

 それ以前の態度に変わったのです】

というもの。

あっ、ちなみに原文ではありません。荒馬が要約したものです。

 

このツイートは驚きました。

にわかに信じがたいなぁと思ったのですが、

自分がいた【学校】という現場に置き換えてみました。

 

[〇〇先生]と呼ばれることで、生徒達を軽く扱う人や、

口調が妙に偉そうになっていたり…。生徒の前では、高圧的な態度

なのに、先生達同士の時には、気味が悪いくらい下手に出る人

そんな先生達を目にしたことがあります。

年齢も性別も関係なく。

そのうち、自分のことを「〇〇先生はこう思うよ」と言うようになったり、

自分が受け持っているクラスのことを「私の生徒」と呼ぶようになったり、

 

荒馬、それには拒否反応がありました。

自分のことを「荒馬先生はねー」ではなく、「わたしはねー」と、

自分が受け持っていようがいまいが、「〇年〇組はー」などと、

言っていました。

これは、個人の価値観ですし、上手く説明できないのですが、

何となく、【先生】という響きが作り出すものに、飲み込まれたくないと

感じていました。

 

大人だけではなく、子ども達も同様の現象が起きます。

[〇〇先輩]と呼ばれるようになって、

それまでは、理不尽な上下関係は辞めると言っていたのに、

それに甘んじてしまう人。生活態度すらも変化してしまう人。

 

自分の身近な環境に置き換えると、妙に納得します。

驚きや信じがたいと思ってはいましたが、

「あるかもしれない」と感じるように。

もちろん、

個人の価値観や、意識の違いだって左右します。

それでも、

【呼び方】が作り出す顔・態度も存在すると思いました。

 

もちろん、【呼び方】が安心感を与えたり、自信になったり、

悪いことばかりではありませんが、

同時にこわいものかもしれません。

 

そんなことを、考えていた日でした。

みなさんは、どう思いますか?