荒馬のつれづれ日記

好きなことを、好きな時に徒然と綴る日記です。

『さがしています』

みなさん、こんばんは。

小凡師くんのお陰で心が温まった荒馬です。

 

昼間でも20℃を下回っており、すっかり秋…。

いえ、何だか秋を楽しむと言うより、冬に向かっている…という印象。

お風呂上がり、あんなに暑かったのに、上がってすぐに、

長袖のスウェットを着ている凡師家です。

 

明日、小凡師くんが平和学習のため、

図書館へ行き、映画を見るとのことで、

明日、一緒に読もうと思っている絵本を紹介。 

さがしています (単行本絵本)

さがしています (単行本絵本)

 

 一冊目はこちら。

広島平和記念資料館に収蔵されている物の中から、

生活に密着していた物を、語り部として、

ヒロシマを語り、持ち主を探している話を、

アメリカの詩人が作った絵本です。

安っぽい感想しか浮かんでこない荒馬は、

すっかり【戦争を知らない世代】なのだと痛感させられました。

目を覆いたくなるほど映像や写真を、これまで荒馬自身も平和学習で見てきました。

だからこそなのかもしれませんが、

この絵本がとても心に重く突き刺さると同時に、

未来の事を真剣に考える機会となりました。

 

先日、荒馬の住む地域が全国ニュースのトップで放送されました。

記録的大雨による冠水などを報じる映像です。

2日経ち、ほぼ正常に戻りつつありますが、

復旧に追われている人、土砂崩れが心配で避難所に居る人。

まだまだ、完全な正常ではありません。

 

ニュースを見ながら小凡師くんと話をすると、

「ぼくたちは、ラッキーだっただけだよね。

  有り難いって思わないとなぁ。大きな被害はなかったけど、

   喜んではダメだよね。まだまだ心配な人もいて、大変な思いをした人が

    同じ所に住んでいるんだから。だからボクは学校で勉強を頑張る」と

小凡師くんが、荒馬に語ってくれました。

 

我が息子ながら、なんて素敵な人間なのだろうと思いました。

まだ不便を強いられている人が、この地域のみならず、

同じ北海道にもいます。

自分は良かった。家族が無事で良かったと安心していた荒馬でしたが、

小凡師くんの言葉を聞いて、ハッとさせられ、学ばせてもらいました。

 

我が家は避難となると、少し困ってしまう世帯。

小小凡師くんがいるため、簡単に避難はできません。

今回も、避難指示が出された時に、

保健師さんや病院から、すぐに連絡が来ました。

頭では分かっているものの、

いざ避難となると、対策を考えていないことに気付かされました。

 

身近な平和を考える。自分にできることを考える。

それと同時に、

自分の身を、家族の身を守るための対策も親として、

真剣に考えておこうと思った出来事です。

 

明日、小凡師くんと一緒に、先ほどの絵本を読もうと思います。

彼のものの考え方は、荒馬にとって、貴重です。

戦争について考えた後、

身近な平和についても、話してみようと思っています。

 

外はすっかり寒くなりましたが、

温かい心を持った息子に温められている荒馬です。

出張中の凡師さんがいなくて、少し心細かったのですが、

我が家には、頼れる優しい男がいました。