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荒馬のつれづれ日記

好きなことを、好きな時に徒然と綴る日記です。

『せかい1おいしいスープ』

みなさん、こんばんは。

何かを頼むときは、使う言葉やタイミングって

大切だよなぁと思った荒馬です。

 

基本的に、誰かにお願いをする、頼み事をするのは苦手です。

されるのは、お安いご用なのですが…

そこに少々のストレスが生じるなら、

自分で何とかしようと思ってしまいます。

小小凡師くんが生まれてからは、助けてもらう・お願いしてみるという

のが自然とできるようになってきました。

それでも、けっこうなパワーがまだまだ必要です。

 

今日の絵本は 

せかいいち おいしいスープ (大型絵本)

せかいいち おいしいスープ (大型絵本)

 

リンクの絵本は、新装版なのか2010年発売となっていますが、

もともと、1979年初版のものです。

フランスの昔話『奇妙なスープ』を素材にしたもので、

アメリカでは『石のスープ』という原題でしたが、

日本語版は幼い読者のことを考えて、『せかい1おいしいスープ』と

なったようです。

荒馬、以前、

『しあわせの石のスープ』という絵本を読み聞かせしてもらったことがあります。

舞台は中国。3人の旅の僧が出てきます。

『せかい1おいしいスープ』の舞台はおそらくアメリカ。3人の兵隊が出てきます。

 

どちらもアメリカの絵本作家です。

類似譚ですが、面白いなぁと思って読みました。

 

昔話を素材にしているということで、他にも似たような絵本はあるようです。

それを全て集めてみたくなりますが、

ここに挙げた2冊も売り切れているところが多いです。

『せかい1おいしいスープ』も、たまたま古本屋さんで見つけて、

購入したものです。絶版となった絵本や、売り切れている絵本と出会えるのも

古本屋の良いところかもしれません。

 

さて、この絵本、

お腹をすかせた3人の兵隊が、戦争が終わり国に帰る途中に

立ち寄った村での出来事を描いています。

村人たちは、兵隊達がお腹をすかせてやってくるのを、おそらく、

何度か経験したのでしょう。自分たちの食べ物もままならないのに、

兵隊に食べさせるものなんて…

ということで、家中の至る所に、食べ物を隠し、

食べ物は、もうないと村から出て行ってもらおうと画策するのです。

 

そこで兵隊達は、村人を広場に集めて、

「食べ物がないなら仕方ない。自分たちが石のスープを作りましょう」と

言い出します。村人も石のスープの作り方を覚えようと思います。

そこから、実に自然に、かつ大胆な兵達の【お願い】が始まります。

村人も、ついついそのお願いを聞き入れてしまうのです。

そうして、完成したスープを、みんなで美味しく頂き、

おまけに、兵隊達が泊まる場所も提供してあげます。

 

村人の心をも温めた、そのやり方は上手だなぁと思いました。

村人達も久しぶりに囲んだ、村人みんなでの食卓。

 

命令するのでもなく、威圧するでもなく、

自然と団結できるように、兵隊達は声をかけるのです。

こういう力って、特に大人の世界では、

とっても重要ですよね。

 

言葉がけの名人とはいかなくても、

上手な人になれたらいいなぁ