荒馬のつれづれ日記

好きなことを、好きな時に徒然と綴る日記です。

『クレヨンからのおねがい!』

みなさん、こんばんは。

幼い頃から絵を描くのが苦手だった荒馬です。

 

本日は、小凡師くんのクラスの茶話会がありました。

学級レクの打ち合わせだったり、

小凡師くんの通う学校では、各クラスの保護者が物作りをしたり、

不要品を出品し、バザーを行う取り組みがあるので、その話し合い。

懇談会や茶話会への参加率については、

全国どこでも同様の悩みを持っているようですが、

今日は、急に決まった話し合いだった割に参加率が高くて、

話し合いが捗る反面、

脱線→意見がまとまらない→黙る→脱線

結果、何ともいえぬ、カオス状態に陥っていました。

そう感じていたのは、荒馬だけかもしれませんが…。

 

人数が多くても、意見がまとまらなかったり、

女性というのは、とかく、他人を意識するあまり、

探り合いをしたり、どっちつかずだったり、決定権を持つのを避けたり…。

ですので、30分で終わるような話し合いも、

倍以上の時間が必要になるものです。

 

色々な意見や要求を、上手に一致点へと導いたり、

戻したりするファシリテーターが必要ですが、

女性は、あえて、それを求めないというのもあります。

そう、

話をするのが好きなのです。むしろ、脱線した話をしたい…。

 

帰宅して、どっと疲れて、

でも、

騒がしさが脳に残り、落ち着かない。そんな荒馬でした。

だから、女性だけの集団は苦手です。

 

そんな今日は、この絵本を手に取りました。 

クレヨンからのおねがい!

クレヨンからのおねがい!

 

 2015年の低学年読書感想文課題図書にもなった絵本です。

作者は、映画やテレビのディレクターや脚本をつとめ、

ディズニー作品にも関わっていたり、

さらに、絵本で数々の賞を受賞する経歴を持っている方です。

この絵本も、『ニューヨークタイムズ』のベストセラーリストに選ばれた

ことがあるようです。

 

ある日、ケビンがクレヨンを使おうとすると、

「ケビンへ」と書かれた手紙を見つけます。

手紙の差出人は、12色のクレヨン。1通ずつ読んでいくと、

それぞれの実に切実な思いや願いが書いてあるのです。

例えば、

  ・使ってくれない。もっと使ってほしい
  •使いすぎ。ちょっと休ませてほしい。
  •白い紙に書くと目立たないからやめて。
  •太陽の色はボクだ(黄色とだいだいがケンカしている)
  •線を引くだけに使うのは寂しい
  •巻いてある紙をはがさないで

などなど。

読んでいると、「なるほどなぁ」「わかるわぁ」という内容ばかり。

12色の個性を表現するような、手書きの手紙。

便せんにも文字にも個性が感じられます。

それを読んでいるだけで、楽しい気分になり、

どうしたら、12色みんなの願いを聞き入れることができるか、

ついつい考えてしまいます。

 

さて、ケビンの出した答えとは…

 

少し長いお話ですが、読み応えがある絵本です。

荒馬は、読み聞かせをしてもらって初めて知りましたが、

読み方を少し工夫するだけで、1人で読むよりも、

格段に面白い作品だと思います。

是非、たくさんの人の読み聞かせを聴いてみたくなります。

 

多くの要求が一度に出るのは本当に大変。

それぞれは1つの要求ですが、1人の人に集中すると、

本当に収拾が付かなくなり、思考停止に陥るのではないでしょうか。

 

絵本のほうは、「うん、納得」という終わり方。

茶話会のほうは、「とりあえず結論を出した」という終わり方だったので、

学級レクが終わるまでは、【めでたしめでたし】を迎えられそうにありません。