みなさん、こんばんは。
何事においても、ちょうど良いバランスがあって、
それによって、
物事が良い方向に運ぶのだと思う荒馬です。
今日はこの絵本をご紹介。
生まれた日に
アタマはかせ・ハートおばさん・いぶくろおじさん、
3人の友達がやって来て、身体の中で働き始めます。
生まれてから、死んでいくまで、ずっと一緒にいてくれて、
応援してくれて、頑張ってくれる3人。
頭と心と体のはたらきについてを、説明する内容なのですが、
詩のような文章で、
とても優しい内容で書かれています。
作者のヘルメ・ハイネさんは、この絵本のように、
ユーモラスだけど温かい作風の絵本をたくさん出版しているそうです。
現代のドイツでもっともよく知られ、愛されている絵本錯簡だそうです。
他の作品を読んだことがないのですが、
是非、別の絵本も読んでみようと思っています。
この絵本は、
数名への読み聞かせなら、読んでいる人の近くにいられるので、
大丈夫だとは思いますが、
少し絵本から離れてしまうと、絵が見づらくなるので、
少ない人数への読み聞かせが効果的だと思います。
しかし、
文が読みやすく、聴いている人も分かりやすいです。
その上、
小さなお子さんには少し難しい内容かもしれませんが、
自分の身体の中で起きていることに、思いを馳せることはできる内容です。
これは、特に高学年~高校生くらいに読み聞かせしたいなぁと
この絵本を読み終わってすぐに感じました。
大人には当然。
絵本の内容をより深く感じ、考え、余韻を残せる絵本だと思います。
自分のことを愛おしく感じられる絵本ではないかと思います。
どこか1つでも、【いつも通り】が保たれなければ
不調をきたしてしまいます。
バランスが取れてこそ、自分が保たれる。
人間の身体に限らず、
何事においてもバランス良くというのは大切ですよね。
そんなことも考えられる絵本です。
この絵本は、個人的な見解ですが、
どのテーマにも当てはめられる絵本だと思います。
もちろん、自分の身体の働きを知るというのはもちろん、
それは他の人も同じなのだということ。
というのに転じて、
集団作りの観点でも、部活動や仕事にも置き換えることができます。
どんな年齢の人達が読んでも(聴いても)、
それぞれの年代による感じ方・それぞれに置かれている環境による感じ方が
できそうです。
近いうち、凡兄弟にも読み聞かせしてみようと思っています。