荒馬のつれづれ日記

好きなことを、好きな時に徒然と綴る日記です。

『ママのスマホになりたい』

みなさん、こんばんは。

話を聞いて欲しいときは、追いかけ回してでも

話をする荒馬です。

 

三つ子の魂百まで。とは言いますが、

まさしく荒馬の「三つ子の魂」は、上記したもの。

4つ上の兄が居るので、話を聞いてもらうのも争奪戦です。

トイレやお風呂にまで追いかけ回して、

話をしていました。父も母も「やめてよ」とは一度も言いませんでした。

仕事をしていて忙しいはずのに、必ず話を聞いてくれました。

それが大人になった今でもあります。

凡師さんに話を聞いて欲しい時には、同じ場所に一緒に移動し、

追いかけ回して話をしています。

凡師さんも「分かったから、やめて」とは言いません。

 

さて今日は新作絵本です。 

ママのスマホになりたい

ママのスマホになりたい

 

のぶみさんの最新作です。

内容は、タイトルを見れば、何となく想像がつくと思います。

シンガポールの小学生の作文『スマホになりたい』を元に描いた作品。

かんたろうくんは、ママに、自分が作ったブロックを見て欲しい。

でも、スマホに夢中のママ。スマホを見ていない時は、

テレビを観ていたり、赤ちゃんのお世話をしていたり…。

全く自分の入る余地がありません。

そこで、かんたろうくんが取った行動とは。

さらに、幼稚園での出来事とは…。

 

ドキッとする方も多いのではないでしょうか。

荒馬が教師として働いていたのは、もう5年前ですが、

その頃でさえも、

両親もケータイ中毒(スマホはまだまだ所有率が低かった気がします)

という家庭が少なからずありました。

子どもがケータイ中毒で、さらに、トラブルを起こしてしまった時、

母親が

「私自身がケータイに依存しています。それは認めます。

   仕事や家事・親の面倒など、もう、自分のことで精一杯なんです」と

言っていたのを思い出します。

 

荒馬自身もスマホを観る時間は多くなった気がします。

もちろん、子どもと一緒に活動したり、話す時には、

置いておいているつもりですが、

もしかしたら、

「今、お母さんはスマホに夢中だから、後にしよう」と

思わせてしまっているのかもしれないと、自分の行動を振り返りました。

 

以前も書きましたが、家にいる時間が多くなると、

生活のしかた、時間の使い方を考えないと、

ただただ時間が過ぎてしまったり、無駄に過ごしてしまいます。

荒馬だけでしょうか。

自己管理を徹底しないと、流されるように1日が終わってしまい、

子どもに、夫に我慢をさせていたり、不快な思いをさせているのかもしれません。

 

絵本の背表紙裏には、子ども達へ向けた質問があります。

【ママはいちにちになんかいくらいスマホをみますか?】

小凡師くんや小小凡師くんは、この質問にどう答えるのでしょうか。

 

のぶみさんの作品は、直球のメッセージを感じる絵本。

そして、とてもリアルに感じられる作品のように思います。

この絵本も親子のやりとりが、とても臨場感があります。

そして、細部まで楽しめます。自身の別の作品の登場人物やアイテムが

ちょいちょい出てきて、絵をじっくり見て、「〇〇をさがせ!!!」が

楽しめます。

 

新作絵本には、今の時代への警鐘だったり、大切にすべきことが

織り込まれていて、【今】を感じられて、励まされたり、ドキッとしたり、

子どものみならず、大人も「なるほど~」「そうだよなぁ」と思わせる

力があると思います。

もちろん、

昔の絵本や民話なども教訓譚は数多くありますが、

両方、楽しめると、また違った感情や感覚が生まれてくるのではないでしょうか。