荒馬のつれづれ日記

好きなことを、好きな時に徒然と綴る日記です。

『はやくはやくっていわないで』

みなさん、こんばんは。

子どもには「もう少し」「もうちょっと」という表現を

なるべく使わないように気をつけている荒馬です。

 

人にはそれぞれの【尺度】があります。

考え方・時間・量・長さなどなど…。

例えば、10:00集合だとして、

30分前から集合場所に来る人、5分前に到着する人

遅刻という概念が薄い人。以前、テレビのインタビューで見ましたが、

10:00集合なら、10:00に家を出ると答えた人も。

もちろん、

それがどういう集まりなのかによっても違うと思います。

仕事・面接・デート・友人との遊びなどなど。

荒馬は基本的には、仕事の時は30分前には到着するようにしていました。

プライベートの用事なら、遅くても10分前の到着を目指します。

以前も書いたと思いますが、

荒馬の両親は、それはそれは躾に厳しい人達だったので、

時間に関しても同様です。

 

そうそう、躾と言えば、

【靴をそろえる】という習慣も躾のたまものですよね。

つい最近、町内会館に子どもも保護者も集まる場面が。

靴をきちんと揃えられていたのが、ごく少数。

子どもも、大人までも。

荒馬と小凡師くんで、並べ直しました。小凡師くんも

「まったくもーー」と言いながらも、自分で気付いて直し始めたのです。

もう、それが当たり前になっていることに、ちょっと嬉しい気持ちでした。

 

さて、今日はそんな【尺度】の絵本 

はやくはやくっていわないで

はやくはやくっていわないで

 

 前述したような、人それぞれの【尺度】についての絵本です。

行動の順番が違う・大きさも重さも違う

できること・できないこと・長さ・時間。

 

「どうして、くらべるの?」

「くらべると どきどきする どきどきすると どうなる」

「どきどきすると ひんやりする」

表紙に描かれている舟が述べているという設定で話が進みます。

その後も、同様に、気持ちが述べられています。

 

この絵本を読んで、ドキッとする大人もいるはずです。

ついつい、子どもに投げかけている言葉だからです。

 

個人もそうですが、大人と子どもでも尺度は変わりますよね。

「あともう少しで終わるよ」「もうちょっと待ってね」

以前、荒馬も疑いもなく使っていました。

それでも、

この【もう少し・もうちょっと】の長さの感覚が、

大人と子どもでは大きく違うのです。

「もうちょっとって言ってたのに…」

「まだなの?」と逆に言われる場面がありました。

ドキッとしました。都合良く、その場をおさめるために使っていましたが、

子どもにとっては、重要なことなのです。

小凡師くんも今では、字も時計も読めますし、地理も分かるので、

自分でその感覚を弾き出すことができるので、大丈夫なのです。

当時は、まだ幼かったので、気をつけるようになりました。

そこからは、抽象的な表現をしないように

心がけています。今では、特に小小凡師くんには。

 

そんな、大人にとってドキッと気付かされる絵本です。

益田さんの作品は、ストレートなメッセージが込められた作品が

多いように思います。特に題名に。

小説やエッセイも出しているので、是非是非!!!