荒馬のつれづれ日記

好きなことを、好きな時に徒然と綴る日記です。

先輩としての立ち位置

みなさん、こんばんは。

相談を受けて、改めてじっくり考えることができた荒馬です。

 

先日、教え子から相談をされました。

社会人になって初めて後輩ができ、教育係に任命されたとか。

仕事も覚え、楽しくなってきたところに、後輩の教育係という役をもらい、

大変意気込んでいたようなのですが、

親切にしても、厳しく言っても、何をやっても裏目に出てしまうとのこと。

 

後輩自身はやる気があるようで、前向きで意欲があります。

教え子も余計に力が入ってしまったのかもしれません。

 

教え子は「分からない事があったら何でも聞いて下さい」と、

諸々の説明の後に、後輩に伝えました。

その後、

とにかく後輩が色々と聞いてくる。

(質問を整理して欲しい)

(どんな風に答えたら良いのだろうか)

(まずは自分で考えたり、やってみてから聞きに来れば良いのに)

何度も続く質問攻めに、教え子の心の中では、上記のような事を

思うようになったそうです。

それを、後輩に伝えてみました。場所・タイミング・言葉遣いに気をつけて。

すると、後輩は

「何でも聞いて下さい。と言ったから聞いているのに」

「自分で考えていないわけではありませんが、

   最初の部分のきっかけが欲しくて聞いているんです」

「具体的にと言われても、それすらも分からないのに。

  分からないことが分からない。だから、きちんとした質問と言われると…。

  それが分かっていれば、たぶん、最後までできると思うのですが…」

 

というような事を言われたと、教え子は言います。

「教えてもらっているのに、この態度はないですよね」

「上司に怒られるのは自分だし、なんか辛いです」

「こういう後輩にはどんな風に接すれば良いですか?」

 

荒馬も教え子と同じ歳の頃は、似たような感情を抱いていました。

そして、「コイツは使えないなぁ」なんて思っていたり。

もう少し、年齢や経験が増えてくると、

きっと見えてくるのだと思います。コツも掴めてくるでしょう。

ただ、今の教え子にそれを説いたところで、難しい気もしたので、

教え子のイライラや困っていることについて、受け入れつつも、

それこそ、言葉を吟味して、荒馬の思いを話しました。

 

あの頃の気持ちを忘れずに…と言っても、忘れてしまうものです。

常に、振り返りながら仕事をするのは大変です。

ただ、ちょっとした思考の転換・視点の転換で、見え方も感じ方も変わります。

その事を話しました。納得をしたのかは分かりませんが、

教え子なりに感じるところ、見えたものがあったようで、

「文句を言う前に、後輩を責める前に、まずは自分ですね」

「あー、すっかり先輩風吹かせてました。調子に乗っていました」

「なんか、少しラクになりました。ありがとうございます」と

言っていたので、「また、少し時間が過ぎたら話そうね」と伝えました。

 

思考や行動の糸口が欲しい、後押しが欲しい時ってありますよね。

でも、どんな質問が適切かなんて、それこそ分からないのです。

「もし、先輩がそんな風に言ってきたら、どう思う?」という投げかけも

教え子にしながら、じっくり話をしたのですが、

自分にも言えることだなぁと感じました。

 

教え子自体の、置かれている環境や人間関係などなど、

理解してあげられない部分や分からない部分もあったので、

あまり偉そうに語るより、どんな場合にも使えるようなことを

言いましたが、教え子がどんな風に自分を変え、どう変化したのかを

聞くのが楽しみです。

 

荒馬も最近、その後輩さんのような思いをしました。

優しくて大きくて頼もしい扉があいていたように感じていたのに、

突然、扉を閉められたような。

そして、かつて荒馬も先輩として後輩を育てるという視点で仕事をした時、

どうだったのか。今ならどうするかを考え直す機会になりました。

 

最初に出会った先輩(上司)が左右するんだ。と言われたこともあります。

それも一理ありますよね。

もう少し荒馬も考えて、また教え子と話をしようと思います。

 

今日はまとまりもなく、オチもなく、長いブログとなりましたが、

備忘録ブログとして、残しておこうと思いました。