荒馬のつれづれ日記

好きなことを、好きな時に徒然と綴る日記です。

『うみのむこうは』

みなさん、こんばんは。

海が好きな荒馬です。

 

短大生の頃、内陸部に住んでいました。

地元に居るときには、どこにいても海が見えました。

それが当たり前で、

何かあると、遠くからの海ではなく、近くで海を眺めたくて、

自転車を走らせて、海辺でボーッとするのが好きでした。

それ故、

短大生の頃は、海が見たいのに見られないという

ちょっとしたストレスを感じた2年間でした。

車を持っている友人とタイミングが合えば、

いつも海へ連れて行ってもらっていました。やっぱり落ち着きました。

今では、百歩譲って、大きな川や湖でも我慢できるように…。

 

今日はこの一冊です。 

うみのむこうは

うみのむこうは

 

海と聞けば、【賑やか】【ボーッと佇む】

どちらの海を思い浮かべるでしょうか。私は断然【ボーッと佇む】です。

この絵本は、

【ボーッ佇む】海を描いている気がします。

海の向こうの世界を想像しているというストーリーですが、

この世界には、知らない事がまだまだたくさん存在する。

そんな事を思う一冊です。

絵本の最後は「うみのむこうへ いってみたいね」となっています。

 

単純に海の向こうへ行くという解釈。

新しい世界を見ようというメッセージが込められた解釈

 

他にも解釈は様々です。

 

荒馬はこの絵本を読んだとき、

後者の新しい世界を見ようと解釈しました。

見る方向や角度を変えれば、いつもの自分を変えれば、

新しい何かに出会えるかもしれない。

もしかしたら、自分にとって大切な何かを発見できる、出逢いがある

そんな風に感じました。

 

これには、荒馬のここ最近の数年が関係しています。

数年前、この生活が当たり前にずっと続くと思っていました。疑いもせず。

それでも、

予期せぬ時に、予期せぬ出来事に遭遇し、

当たり前が当たり前ではなくなりました。

 

そんな経緯があるからこそ、この絵本からも

あんな風に感じたのだと思います。

 

分かりやすい文章・分かりやすい絵だからこその発見な気がします。

小説などの大人向けの本を読んでいると、

難しい内容すぎたり、複雑だったりするので、

自分の中に取り込むには時間が必要です。

何度も読み返して、ようやく深読みができたり、自分と重ね合わせたり。

 

荒馬がそんな読書の仕方しかできないというのもありますが、

本の世界観と現実の自分をリンクさせられませんでした。

 

それでも、最近は、大人向けの本を読んでいても、

そのリンクが、できるようになってきています。

今は、読書が楽しくて仕方ありません。