荒馬のつれづれ日記

好きなことを、好きな時に徒然と綴る日記です。

『まばたき』

みなさん、こんばんは。

最近は、あっという間に時間が過ぎていると感じる荒馬です。

 

歳のせいなのか、昼寝が習慣になっているからなのか、

1日があっという間に過ぎてしまいます。

年齢+家に居る時間が長いというのもあると思います。

そして、夜から朝にかけての睡眠時間が3~4時間なので、

昼寝が習慣になってしまい、昼間を有意義に過ごしていないのもあります。

 

年齢・性別・ライフスタイルによって時間の流れは様々ですが、

今日はこんな1冊を

まばたき (えほんのぼうけん67)

まばたき (えほんのぼうけん67)

 

現代歌人として有名な穂村さんが文を書き、

絵本作家として自身の作品も数多く出している酒井さんが絵を描いています。

この絵本は、まさしく絵本。絵に注目すべき絵本。

「しーん」「カチッ」「はっ」「ちゃぽん」「みつあみちゃん」

文はこれしか出てきません。

 

最初に読んだ時には、よく分かりませんでした。

何度も読み返すことで、じんわりと伝わってくる絵本です。

 

まばたきの回数も平均値はあっても、人それぞれ違いますが、

まばたきをするほんの一瞬で、こんなにも世の中が変わるのかと

数回読んで、荒馬は感じました。

 

実際に読み聞かせをしても、

「よく分かりません」という人も居ますし、

「最後が衝撃的でした」という人、

「もしかしたら、見逃してしまった、

         たくさんの瞬間があると思うと、悔しいし怖い」という人、

文章が短い、もしくは無い絵本の方が、

特に大人は、何とか理解しようと、懸命に考えるのではないかと思います。

子どもよりも大人の方が、【分からない】ことへの恐怖感が大きいです。

ですので、

絵本を見ても、字に注目し、より理解しようとします。

しかし、こと絵本に関しては、絵をじっくりと見るだけで理解ができます。

考えよう、感じようとできます。

 

先日、「絵本を何冊か貸して欲しい」と友人が遊びに来て、

絵本の説明がてら、数冊読み聞かせをしたのですが、

「自分が読んだことのある絵本でも、

  読み聞かせをしてもらうだけで、こんなにも感じ方が違うのかと思った」

「じっくりと絵本の世界に入ることができて、なんか癒やされた」

と言ってくれました。

 

【時間】について、ふと立ち止まって考えられる絵本です。

 

自分が何を感じるのか、じっくりこの絵本の絵を見ながら、

考えてみるのも面白いかもしれません。

 

こういうのが絵本セラピー®でも行うことで、

大人に向けて絵本を薦めるのも、【ふと立ち止まる時間】を提供する

という意味があるのでは… と荒馬は思っています。