荒馬のつれづれ日記

好きなことを、好きな時に徒然と綴る日記です。

『春はあけぼの』

みなさん、こんばんは。

高校生の頃から古典(古文)が大好きな荒馬です。

 

教師になりたいと思った小学5年生。

中学生になってから、どの教科の教師になろうかと考えました。

高校生になり、好きな教科である社会に決めました。

しかし、

得意なのは国語。

しかも、古典分野においては当時、

古語辞典をあまり開かなくても、意味が分かるというのに気付いた瞬間、

どんどん好きになっていきました。ということで、高校2年生で国語に決定。

 

教師になってから、授業でやるのが好きだったのがこれ!! 

春はあけぼの (声にだすことばえほん)

春はあけぼの (声にだすことばえほん)

 

多くの人が中学(高校)時代に学習していると思います。

宮中内で見聞したことを綴ったエッセイ『枕草子』の第一段が、

この『春はあけぼの』

改めて読むと、言葉の使い方がとても美しい。

【良い】という表現の仕方にも種類があったり、情景が浮かぶようです。

さらにそれが、

可愛らしい絵の絵本になっているのを発見し、即購入しました。

絵本になったことで、より一層、情景が浮かびやすくなります。

 

平安時代でも現代でも、表現の仕方は変わっても、

美しいと感じるものが一緒だったり、同じような感覚があるのだというのが

よく分かる一冊です。

枕草子』の他の段を読むと、それが一層増しますが……

 

この絵本を大人の方へ、読み聞かせをしたことがあります。

やはり、言葉の美しさに注目していたり、

情景を想像して、共感したり。

 

中学生に古典の授業をすると、

やはり、古文というだけで拒否反応が。

言葉遣いは難しくて分からないし、意味も訳がないと分からない。

英語と並ぶ、面倒な分野と思う生徒が多かったのですが、 

この『春はあけぼの』に関しては、口語訳を説明すると、

「なんか、一緒じゃん」「分かる…気がする」という感想も。

この絵本を使って授業をすれば、もっと多くの生徒が、

想像しやすかったり、分かりやすかったりしたのにと、思いました。

 

この[声にだすことばえほん]シリーズは、他にも数冊出ているので、

集めてみようかと思っています。

 

古典作品も好きで、よく読むのですが、

ものの感じ方・表現のしかたなど、その時代によって

変わるものと変わらないものがあり、とても面白いです。

ちょうど、小凡師くんが歴史好きなので、

こういった作品にも触れてくれると嬉しいのですが…。