みなさん、こんばんは。
別れは涙ではなく、笑顔で見送りたいと思っている荒馬です。
この時期は小凡師くんが涙もろくなります。
先日、小学生として4回目の在校生としての卒業式を終えました。
「卒業証書授与の場面で、悲しくて悲しくて泣いちゃった。」と
小凡師くんが、泣きそうな顔で帰宅。
急遽、在校生コールのソロ部分を引き受けることとなり、
緊張の面持ちで登校し、緊張の糸も緩んだのでしょう。
お世話になった6年生との別れが悲しくて、毎年、泣いています。
さらに、転校してしまうクラスメートとの別れが悲しくて、
今日も帰宅してから、涙。
こういう時に素直に泣ける小凡師くん、人としての感受性が抜群で、
本当に素敵な男だと思います。
余談ですが、
数年前、下校時、児童玄関で泣いていた小凡師くん。
その日は雨。けっこうな雨脚でした。
見かけた先生が「どうしたの?」と声をかけると、
「今日、小小凡師が通院の日なの。
雨に濡れながら病院へ行く小小凡師のことを思うと涙が出ちゃった」と
泣いていたそうです。後日、その先生から話を聞き、私まで涙が溢れました。
対して荒馬、
人との別れで、あまり涙したことがありません。
こみ上げてくるものはあるのですが、そういう時に素直に泣けません。
そもそも、人前で泣くという行為が少ないです。
母親との別れの時は、人目を気にせず泣き崩れ続けましたが…
これは生育歴に関係しているように思います。
以前、友人に
「学校の先生って、毎年、卒業式とか離任式を経験するでしょ。
人との別れに慣れてしまうものなの?」と
聞かれたことがあります。
「人との別れに慣れるコトなんてないよ。毎年、同じ人と別れるわけじゃ
ないんだから。たとえ、授業を受け持っていなくても、担任じゃなくても
卒業式での別れは、また違った別れの形なの。先生達との別れも、
『次の学校でも頑張って』という気持ちの方が強いけど、別れはやっぱり
悲しいよ。」と
答えました。
生徒達からも言われたことがあるのですが
【泣かない=悲しくない】と思われてしまいます。
そんなわけないですよ。人との別れは、どんな形であれ、悲しいです。
生徒でも友人でも恋人でも…
頭の中では、卒業ソング・お別れソングが流れているんですよ。
同時に、
エールを送る気持ちだったり、
素敵な出逢いが待っているよという気持ちだったり、
そんな希望の感情もわき起こります。
同じ別れなら、笑顔でエールを贈りたいと思っています。
今年も親しい友人が引っ越します。
海外へ行く友人、車で4時間かかる所へ行く友人など。
会う回数は減りますが、
連絡を取る手段はたくさんある現代。
ハガキを書く人が増えるという気持ちに切り替えて、
嗚咽しそうな気持ちを閉じ込めたいと思います。
「さようなら」より
「ありがとう」を笑顔で言えるように。