荒馬のつれづれ日記

好きなことを、好きな時に徒然と綴る日記です。

観光地に住む人間ができる、おもてなしの心

みなさん、こんばんは。

生まれ育ったこの地が大好きな荒馬です。

 

運転中はいつも、FMから流れる地元のラジオを聴いてます。

今日は、観光ツアーでいらした方にインタビューしているコーナーを

聞きながらの運転。

 

雪の積もらない場所から来た観光客の方。

声の具合を聴くと、おそらく50~60代くらい。

仲の良いお友達といらしたとのこと。

スノーモービル体験

氷の滑り台

スノーモービルでゴムボートを引っ張ってもらうスノーラフティング

スノーシューでお散歩

雪上車の乗車体験

などを開催している場所へ行き、体験中に

ラジオのインタビューを受けたようです。

 

ラジオからでも様子や感情が伝わるほど、

本当に楽しそうで、興奮していらっしゃいました。

「最初で最後かもしれない」

「流氷も観たのよ。接岸するのは2年ぶりと聞いて、本当にラッキー」

「楽しすぎて、帰りたくない」

「一面の雪景色も、雪遊びも初めて。素敵すぎます」

などなど。

聞いている私までもが楽しい気分に。

観光案内をしたわけでもないのに、自分の住むこの地を

喜んで頂けて、楽しんで頂けて、嬉しい気持ちでいっぱいになりました。

 

地元の仲の良かった同級生は、都市部へ出たまま戻らない人が多く、

荒馬がこの地に住むようになってからの34年

(厳密に言うと、生まれたのは父の転勤先です、3年ほど過ごし、

 今のこの地に舞い戻ってきましたので、34年間となります)

町の様子も状況も人口も多くの変化がありました。

それでも、観光地のこの地。

毎年、多くの観光客の方々が訪れます。

この地の隣の島がメインの方々のほうが、最近は多いですが…

 

観光シーズンに、あえて観光の名所へ足を運ぶのが好きです。

そして、カメラを構える方を見つけては、

「写しましょうか」「一緒にお撮りしましょうか」と

声をかけるのが好きです。

そこから、場所を聞かれたり、案内したりと会話も生まれ、

「ありがとうございます。お陰でより楽しい旅になりそうです」なんて

優しい言葉をかけて頂いたりすると、こちらも嬉しさが倍増です。

 

観光に直接関わるような、ボランティアはしていませんが、

こんな時、少しは役立てたかなと考えたりします。

自分を育ててくれた土地で、恩返しができたらと思って

地元に戻って来ました。

微々たるチカラしかありませんが、1人でも多く、

「ここが好き。だから戻ってきたい」

「違う土地に住んでるけど、地元は大好き」と思ってくれる人を

作りたいなぁと思って働いていました。

 

「地元に戻って、教師の仕事をしたいと思っています」という

教え子がいます。まだ大学生なので、是非、実現してほしいなぁと

願っています。嬉しいですよね。こういうの。

 

帰りたくても帰られない人もいますが、

私の友人も、帰られないけれど、地元が大好き。

地元に似ている場所を見つけると、写真を撮って送ってくれます。

 

色々な形の郷土愛。

生まれ育った場所ではなくても、

住んでいる場所が、新たな郷土になる。

自分の中で、たくさんの郷土ができる。

それも素敵ですよね。

私もこの地の他にも、

短大生活を送った土地、凡師さんが育った土地が

新たな郷土になりました。

 

大きなことはできないけれど、できる範囲で、

できることをやれたらと思っています。

もうすぐ、雪解けを迎え、気温が上がり、冬の観光から

夏の観光へ向かう季節が近づきます。

今年は特に、

いつもよりも、観光地に住む人ととして、

観光客の方々の邪魔にならない程度に、この地への恩返しや

「来て良かったー」と思ってもらえる行動をしたいと思います。

 

まずは、雪が解けて顔を出す、道ばたのたくさんのゴミ。

これを拾い集めながら、家族で散歩をしてみたいと考えています。