みなさん、こんばんは。
吹雪により外出予定がキャンセルになったので、
じっくりと哲学してみた荒馬です。
いつも購読しているメルマガに
【あなたにとって言葉とは何ですか?】という問いがありました。
手紙・ハガキ・メールの時には考えながら使う言葉。
しかし、口に出して言う言葉はそれよりも緊張感が緩むはず。
荒馬にとって言葉は【ガラス細工】です。
時に癒やしや元気を与え、美しさを楽しめる反面
ひとたび形を変えると、鋭い凶器にもなるガラス。
それを扱う【職人さん】によって、さまざまな形が生まれます。
これを読んでいる皆さんも、普段から多くの言葉に接すると思います。
その中でも今日は【文字にした言葉】について。
前述したように、文字としての言葉は、修正も可能なので、
伝える相手を想い、伝えたいことを明確にしたり、曖昧にしたりと
考えながら意図的に紡ぐことができます。
しかし、手書きの手紙やハガキでも、SNSやメールなどの文字にも
その行間に、表情や感情を滲ませることができ、
そして、
受け取る側も、表情や感情を読み取ることができると思っています。
以前、謝罪の手紙を受け取ったことがありました。
使っている言葉も字自体もキレイでしたが、
心が伝わってこないものでした。書き手の表情も無表情に見えます。
行間から読み取れる内容も、全て[自分が]が隠れています。
「弱い自分がいます」「それを思うと胸が苦しくなりました(自分が)」
「自分自身と向き合います(自分が)」「しっかりとけじめをつけます(自分が)」
あれ!?!?!
この人は、謝りたいんじゃないんだな。 自分も傷ついていること、
それを分かって欲しくて手紙をよこしたんだな。と感じました。
何度読み返しても、読み手を想う心が見えません。
極論かもしれませんが、
そういう人達の言語環境・言語経験は大変乏しかったのではないかと
思いました。人の機微に触れる育ち方・生き方をしていないから
書けないのだと。自分だけが可愛い「ナルシスト型」
人のせいにするのが得意で、自分を押すのが得意。たぶん嘘もお手の物。
しかし、他の心を慮ることが苦手。相手の立場に立っているようで立てていない。
逆に、たった2行の励ましのメールを受け取った時です。
どんな言葉よりも勇気をもらい、慰めになりました。
他にも、使っている言葉も字も決してうまくなくても、
感謝・謝罪が伝わるもの。時には文句や批判のものも。
これは、相手との関係性も左右するのかもしれません。
受け取り側のその時の感情も左右するでしょう。
それでも、【言葉】だけで伝わるモノがあるはずです。
それが、癒やしなのか凶器なのか。
[自分が]なのか[あなたが]なのか。
かく言う私も、偉そうに書いていますが、
【言葉】で傷つけた経験があります。意図的に。
【言葉】によって「元気をもらった」「ありがとう」と言われたことも。
よく、イジメ・浮気(不倫)は心の殺人と表現されますが、
そこには、行動の他にも必ず【言葉】が伴います。
荒馬は、思ったことをすぐ口に出してしまいます。
それが、良くても悪くても本人の前でも平気で。
上手に嘘もつけません。言ってる先から、かんでしまうほど。
ですので、陰口は言いませんが、
相手を傷つけてしまうことも多々ありました。
母に、いつも叱られていました。
故に、手紙やハガキの方が気持ちをきちんと書くことができます。
それでも、やはり書き手と読み手の【良い誤解】【悪い誤解】は
生まれるのかもしれません。
こうなると、使うのが怖くなりますよね。
それでも、【言葉】にして表現しないと伝わりません。
「言わなくても気づいてよ」なんて傲慢です。
「わかんねーよ」と速攻で返します。
【態度で示す】ほど、分かりにくいものはなく
無責任な気がします。
言葉の良さも怖さも理解した上で、失敗や後悔が生まれても
たくさん使わなければ、言葉も衰えていきます。
【言霊】は存在します。【引き寄せ】もあるのかもしれません。
荒馬自身も
【誠実に】【大切に】言葉を使いたいと思います。